起動画面でフラッシュのゲームを選択すると、続いてメニュー画面が表示されます。
昨年、Nucleoボード用に作った時と同様のメニュー画面ですが、DualSenseのデモ機能が用意されたので、そのためのボタンが追加されています。ただし、DualSenseがつながれていない場合には上図に示したように該当ボタンは無効になります。この状態で、DualSenseをつないでやると...
デモのボタンが有効になるとともに、オーディオ出力の選択ボタンも表示されます。DualSenseが接続されていない状態では、オーディオ出力はI2S経由でボード上のジャックが選択されます。DualSenseが接続されている場合には、USB経由でDualSenseのオーディオジャックからの出力を選択することもできます。
DualSenseのUSBオーディオ出力は、48KHzしかサポートしていません。そのため、SDカード上の44.1KHzでエンコードされた音楽データを再生する際にも、48KHzで出力しており再生速度がちょっと早くなります。44.1KHzから48KHzにレート変換をしてやればいいのですが、ソフトでこれを処理するのは、ちょっと負荷が重そうなので未実装です。効果音は、WADファイル上では11025Hz (44.1Kの1/4)で記録されているので、これを再生する際には補間してレートを4倍に変換してから、同じく48KHzで再生しています。
このようにUSB経由でのオーディオ出力は再生速度に難がありますが、振動をサポートできるのが魅力です。DoomPlayerでは、効果音データを使って振動を発生させることができます。具体的には効果音データをUSBオーディをのChannel #0, #1だけでなく、Channel #2, #3にも出力してやるだけのことですが。