マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

USB3330

2017-04-22 19:11:49 | Weblog


連休中に遊んでみるつもりで、随分と前(半年くらい前?)に買ったまま放置されていたUSB High speed PHYを引っ張り出しました。この記事にも書いたように、STM32シリーズではSTM32F7x3を除けば USB High speedに対応しているデバイスでもUSB PHYは内蔵していないので、外部にPHYが必要となります。実験に便利なように出来合いのボードを探したのですが、評価ボードを除けばこのWaveshareのボードしか見つけられませんでした。STM32のForumを調べても、このボードを使っている人が多いようです。

STM32とはULPIというインターフェースでつながりますが、データ線8本とクロック、制御信号を持ったパラレルのインターフェースのようです。USB2.0のHigh speedでは480Mbpsの転送速度をサポートしますが、8ビットパラレルに変換することで、マイコンとのインターフェース速度は60Mに低減できるというわけですね。ボード上には24MHzのクリスタルが載ってていますが、USB3300がこのクロックから60MHzのクロックを生成してULPIのCLKOUT信号として供給してくれます。

つなげ先としてはNucleo-F446REを使う予定です。