マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

徒労

2015-05-01 15:59:07 | Weblog
Mac Book Proを新たに購入したので、順次開発環境を整えるという作業を続けています。

近頃はEclipseとGnu ARM Eclipseプラグインでだいたいのことはできてしまうので大変重宝しているのですが、Processor ExpertがMac OSだとちゃんと動いてくれないのが、とっても残念なところ。そこで、今回も仮想マシンの上でWindowsを動かして、そのうえにKinetis Design Studioを導入することにしたのでした。今、Windows 8.1を入れても、しばらくするとWindows 10が出そうなので、どうせならば Windows 10 に慣れておこうと思って Technical Preview版をダウンロードしてみたのですが。。

KDS 2.0を入れて立ち上げようとするとブルースクリーンになってしまいます。何度やっても同じ。何時間もかけて、いろいろダウンロードしてきたのに。。。

しょうがないので、KDSはLinux版をダウンロードし直して、Ubuntuで動かすことにしました。こちらはほぼ問題なく動作しているようです。



先日、FreescaleからProcessor Expertに関するアンケート依頼が来ていたので、Mac OS対応の要望を出しておきましたが、NXPとの合併との兼ね合いもあり、今後のKDS/Processor Expert環境がどうなっていくのかはチョット不安でもあります。マイコン市場に関してはNXPよりもFreescaleが占める市場規模の方が大きいとも聞くので、すぐにKinetisが無くなることもないでしょうが、今後は開発環境の統合化が考えられても不思議ではありません。自分の好みとしては KDS/Processor Expertに含まれているMQX Liteがとっても手軽で、使い勝手もよろしいので気に入っているのですが、新しいデバイスのいくつかに対してはちゃんと対応できておらず、Kinetis SDKとMQXの組み合わせが必要になっているようです。

新しいデバイスとしてはKL27やKL43で遊んでみたいと思っているのですが、どちらもSDK/MQXの導入が必要とされており、Processor Expertとは使い勝手が変わってしまうのが気に食わないので、ずっと様子見を続けています。そういえば、KL27Zに関してはFRDM-KL27Zという評価ボードが用意されているのですが、どういうわけか、DigikeyやMouserにはちっとも在庫が入ってこないようです。何か裏の事情でもあるんだろうかと勘ぐってしまいます。