マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

LPCcappuccino

2013-11-03 15:25:15 | Weblog
LPC810は小さくてかわいいのはいいんですが、デバックは大変だし、やはりフラッシュが4KBしかないのも制約としてはつらいところです。時計やボタンを並べて表示した程度であっというまに2KB以上消費。いろいろと試してみるには、やはりちょっと不便。そこでついつい、SAM3Sを使ってみたりもしていたのですが、買い置きしてあったLPCcappuccinoを引っ張りだしました。



1月ほど前に千石の店先で売られていたのを衝動買いしたものです。SDカードソケットがついているので、SDカード上に保存した画像や音楽データをロードして、FT800で描画したり再生したりする実験に使おうという次第。付属のソケット類をハンダ付けしましたが、価格も手頃なうえに商品には拡張用のI2C液晶用のソケットまで含まれているという親切さに感心しました。SDカード脇のソケットはJTAG接続用かと思っていましたが、Strawberry Linuxが呼ぶところのCool Connectという拡張端子になっており、LPC11U37のSSP1が出ています。SSP0はSDカードソケットにつながっているので、FT800はこのコネクタを使ってつなぐことにします。個人的にはSWDのコネクタが用意されていないのが残念なところ。LPC11U37がUSB MSCのブートローダを持っているので、SWDを使わずともUSBでPCとつなぐだけでフラッシュ書き込みはできます。

LPC11U37の資料に目をとおすと、USBについてはROMブートだけでなく、ROMのAPIも用意されており、CDC, HID, MSCのドライバが備わっているようです。CDCでデバック用のメッセージを出力できれば作業もしやすいので、まずはその部分から作っていこうかと思います。