マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

不安定なSXGA画像

2010-07-10 23:44:57 | CMOSカメラ
なんとかSXGA用にOV9655を初期化することができたのはいいのですが、実際に使ってみるとまだ動きが怪しいです。
  • SXGAにすると画像に縞が入る。
  • うまく同期がとれないことがある。

画面の横縞ノイズの例を↓に示しておきます。上がVGAの場合で問題無いのですが、SXGAにすると下側の例のように横縞が入ってしまいます。プレビュー時には、これがチカチカと発生してしまいます。最初は、画面の表示処理のためのメモリアクセスとカメラからの画像取り込みのアクセスが競合してしまって、ノイズが発生しているのかと考えたのですが、プレビュー処理を停止しても撮影した画像に縞が入っているので、そういうわけではなさそうです。

VGAからSXGAへとジョグスイッチの操作で、解像度を切り替えられるようにしたのですが、どうもうまくカメラからの信号の同期がとれずにプレビュー画面が乱れたりすることがしばしばあります。何度か切り替えているとちゃんと同期がとれることもあります。SXGAからVGAに切り替える時は、ちゃんと同期がとれます。

どちらもVGAの時は安定しているのに、SXGAにすると不安定になるという印象を受けます。SXGAの場合にはカメラからのピクセル・クロック(PCLK)が高速になるので、それと関係があるハードウェア的な要因であるように感じられます。






このようにちょっと悩ましい状況なのですが、ジョグスイッチを押すことで撮影することができるようになったので、ずいぶんと操作は楽になりました。ジョグスイッチを押すと、プレビュー画面の更新を停止して、撮影した画像をJPEG圧縮して、SDカードへの書き込みをおこないます。書き込みが終了するとプレビュー画面の更新が再開します。VGA画像では圧縮には2秒ほどかかるのですが、それほど気になりません。SXGAでは8秒~11秒もかかり、こちらはちょっと時間かかりすぎ。

撮影操作はできるようになったのですが、画像確認操作はまだできないので、そのうちにその処理を追加するつもりです。