これまでSAM3Uが発表されても様子見状態でしたが、ピン数が手ごろなSAM3Sには興味をもったので、マニュアルを読み始めています。以下、64ピンのSAM3S4BをSAM7S256と比べた場合に個人的に便利だと感じた点を列挙してみます。
LPCシリーズとかSTM32とか使っている人からみれば、当たり前のことも多いでしょうが、これまで不自由に感じていた点が改善されることは、なんとも嬉しいものです。クロックは、最高64MHz. 速度と消費電力とのバランスを考えてのことでしょうか? 速く動かしたい人は、96MHzまでのSAM3Uを選択できます。このシリーズにもEthernetとUSB OTGはありませんから、いずれこれらをサポートしたシリーズが発表されるのでしょうね。
64ピンでは外部メモリは使えないので、CMOSカメラをつなげてもLCDへ表示するか、いったんSDカードへ書き出さないといけないでしょうが、ちょっと実験するには面白そうです。
クロックについては最高64MHzとなっていますが、高速にするとフラッシュアクセスのウェイトを増やさなきゃいけない制約があります。評価ボード用のソースが公開されたのでさっそく覗いてみましたが、1ウエイトで済む48MHzで動かしているようです。
期待度は高まりましたが、実際に使い始められるのはいつになるでしょうか。ヘッダボードを待っていたら、来年春以降くらいかなぁ。
- RTCがある! SAM7Sでは発信周波数があまり安定していない、RTTだけだったので、RTC機能は別途用意する必要がありました。
- バックアップ機能あり。RTCがあれば、当然バックアップも必要。
- MCIが使える。SDカードのアクセスに便利。
- 12MHzのクリスタルで良い。これまでは標準的なクリスタルは18.432MHzという周波数だったので、入手性悪かった。12MHzなら秋月で買える。
- USBエンドポイント数が8つに倍増。これで、複合デバイスも作れます。プルアップ制御も内蔵された。
- TWIが改善された。DMAが使えるようになったし、送信の際に明示的にSTOPが送れるようになった。これまでは次のデータの書き込みが間に合わないと、クロック・ストレッチをしてくれず、自動的にSTOPが送出されてしまっていた。
- 12bit DACが使える! ADCも12bit対応。コンパレータ機能もあり。
- PIOキャプチャ・モードを使えばCMOSカメラもつなげられる。
- USARTにSPI機能が加わった。
LPCシリーズとかSTM32とか使っている人からみれば、当たり前のことも多いでしょうが、これまで不自由に感じていた点が改善されることは、なんとも嬉しいものです。クロックは、最高64MHz. 速度と消費電力とのバランスを考えてのことでしょうか? 速く動かしたい人は、96MHzまでのSAM3Uを選択できます。このシリーズにもEthernetとUSB OTGはありませんから、いずれこれらをサポートしたシリーズが発表されるのでしょうね。
64ピンでは外部メモリは使えないので、CMOSカメラをつなげてもLCDへ表示するか、いったんSDカードへ書き出さないといけないでしょうが、ちょっと実験するには面白そうです。
クロックについては最高64MHzとなっていますが、高速にするとフラッシュアクセスのウェイトを増やさなきゃいけない制約があります。評価ボード用のソースが公開されたのでさっそく覗いてみましたが、1ウエイトで済む48MHzで動かしているようです。
期待度は高まりましたが、実際に使い始められるのはいつになるでしょうか。ヘッダボードを待っていたら、来年春以降くらいかなぁ。