マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

GPIOでNANDフラッシュにアクセスする -- その1

2009-08-15 22:16:35 | Weblog
LCDボードに搭載してあるNANDフラッシュにフォントを格納しようと計画しているので、まずはこのNANDにアクセスしてみることにします。昨年はAT91SAM7SE256のもつEBIを使って接続実験してみたのですが、LCDボード側のNANDフラッシュは8ビット幅であるにもかかわらず16ビットデータバスの上位8ビット側に接続されてしまっているために、AT91SAM7SEのもつECC機能もうまく使えず、結局基礎実験をしただけで応用を断念してしまっています。

今回はLPC2388に接続しているわけですが、LPC2388のEBIではSRAMやNORフラッシュは接続できるようですが、NANDフラッシュはサポートしていないようです。もっとも、16本あるLPC2388のアドレスバスをすでにGPIOとして使ってLCDの16ビットバスにつなげてしまっているので、どのみちEBIは使えなくなってしまっているのですが。。。NANDへのデータ線はLCDをつなげた際にすでにつながっているので、残りは制御信号をつなげてやれば良いだけです。制御信号は、NANDCE, ALE, CLE, R/Bの4本しかないので、これらもGPIOのP3[0]~P3[3]を使ってつなげることにしました。このあいだまで、LCDの制御線に使っていたポートです。

これらを操作して、データバスでコマンドを送ってやれば、読み書きができるはずです。ECC処理はソフトで実現可能でしょうが、面倒なので省略するつもりでいます。