マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

ディスクは見えてきたけれど

2009-02-26 07:47:08 | USB
ひき続き、USB Mass Storageをやっています。Read Capacity, Mode Sense(6), Read(10), Request Sense, Test Unit ReadyとSCSIコマンドを追加実装してやることで、めでたくWindows XPがMBR, FATそしてルートディレクトリを読みにくるようになりました。

XP上のマイコンピュータからもディスクを見ることができます。ディスクを開けば、ファイルのアイコンも表示できます。ところが、プロパティの表示がおかしい。こんなにディスク使っていないはず。



確認のために、Let's NoteにSDカードを挿してみると、やはり使用領域サイズが間違っています。ディスクの容量は一致していますから、Read Format CapacitiesやRead Capacityコマンドは正しく機能していると判断していいでしょう。使用領域サイズが正しくないということはFATが正しく読みこめていないということでしょうね、きっと。ディレクトリは一応読めているからこそ、ディスク内容アイコンも表示されているハズなのですが。。



READ(10)コマンドの処理自体は、SDカードから読みだしたブロックデータをUSBのBULKエンドポイントを使って送信しているだけで比較的簡単な処理です。そうすると、SDのデータがちゃんと読めていないのか、それともUSBにちゃんと送信できていないのかのどちらか(あるいは両方?)ということになりそうです。