さて「栄川樋管が開いていたのが飯山水害の原因だ」という「うわさ」(?)が広まっていた、と山崎市議は言います。そうしてその事は飯山市も認識し、同意していた模様です。
と言うよりも、飯山市がまず「そのけしからんうわさ」を認識し、それを公の場で否定する為に山崎議員と相談した、と見るのが妥当でしょう。
そうして一般質問において山崎市議が質問し、飯山市がそのうわさを予定通りに見事に否定した、のでした。(詳細は4章に記述)
さてそれで、飯山市が言う所の「けしからんうわさ」はどこからどうやって、何故、発生したのでしょうか?
まあそういう話をしてみたいと思います。
1、うわさの発生元:栄川樋管からの千曲川の逆流が疑われる
・その26-1・城山雨水排水ポンプ場のポンプ稼働状況と浸水深さについて検証した。(2020-01-23 記事)
『3号機を動かす必要がないにも関わらず動かしている。-->栄川樋管からの逆流が疑われる。
皿川からの氾濫水だけでは13日7時15分時点での飯山市の浸水状況は到底説明できない事がわかった。』
この記事が「栄川樋管からの逆流の疑い」を最初に指摘したものになります。
この記事の前提は市長の「一分間に110トンの水を排出できるポンプが3台動いていた」ので「市内の内水対策はできていた」という主張でした。
その主張をもとにすると13日の1時50分に「雨水の流れ込みだけでは動かす必要がない」にもかかわらず3番目の排水ポンプを動かしたのですが「何故動かしたのか」その事が説明できなくなります。
排水する水がないのに3番目のポンプは動かしません。
そうなると「雨水以外の3番目のポンプが排水する必要があった、出所不明の水」が必要になります。
その第一候補として「栄川樋管からの千曲川の逆流」を指摘したのでした。
ちなみにこの時刻では皿川は越水しておらず、従って皿川からの氾濫水の影響を考える必要はありません。
そうしてまた、この時点では「栄川樋管は当然、閉じられているもの」という認識で、ポンプ場からのポンプアップされた排水は広井川樋門にある様に「堤防を貫いている排水管による」と想定していました。(注1)
注1:広井川ポンプ場の排水吐出菅群 : https://archive.fo/jR65B :この吐出菅は堤防天端より少し下で堤防を貫いて千曲川側に出口がある。ポンプアップされた水はそこから千曲川に排出される。:・広井川ポンプ場 排水管群 : https://archive.fo/SqmnF
この辺りの状況は排水ポンプ車での排水の状況と似ているが、排水ポンプ車の場合とは違って堤防道路上には排水管は露出していない為、通行止めの必要はない。
他方で城山のポンプ場の巨大な排水管は地下にもぐりこんでいる。:吐出菅(拡大) https://archive.fo/ZoWyM :飯山市からのポンプ場についての情報公開があるまでは我々はこの排水管が堤防地下を通って千曲川側に出口を持つものと考えていた。
2、飯山市街地の水没に関係がある全ての樋門・樋管についての情報公開請求
上記の2021/1/23のブログ記事よりも前に「飯山市街地の水没に関係がある全ての樋門・樋管についての情報を公開せよ」という指摘はすでに大家さんによって行われています。
『・千曲川の樋管や樋門の閉・開時刻を明らかにすることが今後に生かす道〜台風19号内水氾濫
2019-12-10 : https://archive.fo/G6YTb :https://ameblo.jp/mto193914/entry-12554967806.html?frm=theme :市街地への内水氾濫が、皿川からの氾濫だけだったとは思われません。
⑴静間樋管
⑵飯山城南樋管
⑶飯山樋管
⑷栄川樋管
⑸皿川樋門
⑸有尾樋管
などが何時に閉じられ、何時に開けられたのかを明らかにするとともに、そのことにより内水の氾濫があったのかどうかを早急に明らかにしていただきたいと思います。』
上記のブログの指摘や「栄川樋管がどうであったのか、知りたい」という事があり、H氏が飯山市に対してこの件について情報公開請求をしました。
これは令和2年3月31日日付で請求:令和2年4月23日付けで飯山市から回答されました。
その報告が以下に示す2つの記事になりました。
・千曲川樋門樋管ゲート開閉状況(市街地)という文書があります~情報公開開示文書
2020-05-30 : https://archive.fo/SbbTB
・樋門・樋管閉会操作一覧表~栄川樋管2時、飯山樋管は2時30分に~ゲートを開けて退避したと記述!
2020-05-31 : https://archive.fo/u2CUw
こうして我々は5月30日をもってようやくにして「飯山市街地の水没に関係がある全ての樋門・樋管のゲートの閉・開時刻の情報」を入手するに至ったのでした。
ちなみにこのような「情報公開請求活動」のほかに「現地調査活動」も忘れてはいけません。
4月中の精力的な調査活動によって栄川樋管が閉じられた形跡がない事をつかみました。これが次の記事につながります。
・その27-1・栄川樋管も開きっぱなしであった。 :2020/05/13記事:栄川樋管が開いていたのが皿川氾濫とならんで飯山水害のもう一つの原因、としている。
そうして実はこの情報はマスコミにも流されました。
それから5月30日時点での大家さんブログ記事によって「飯山市も栄川樋管が開いていた事を認めている」という情報が公開されたので、その情報も上記結論を補強する追加情報として30日にマスコミに流されました。
これらの情報を得たマスコミはその真偽を確かめるべく市役所を取材したと思われます。
その取材結果が6月4日にマスコミから報告がありました。
『・・・そして栄川樋管についてですが、わたしの取材に基づく理解では
栄川樋管は堤防の内側と外側の2つあり、大雨が降った場合、
内側の樋管とは閉じて、城山雨水排水ポンプを稼働して千曲川に排水する。
その際、排水は外側の樋管を通って千曲川に流れるため、外側の樋管は開けている。
つまり、大雨で内水を排除する必要がある場合、栄川樋管は内側を閉じ、外側は
開けている、というのが通常で、内側も外側も両方とも開いていない限り、問題は
ないのではないでしょうか。
理解が間違っていたり、新たな情報があれば教えて下さい。・・・』
この情報には驚きました。
広井川のポンプ場に見る様に「通常は樋門・樋管のゲートは千曲川からの逆流を防ぐために閉じて、そうしてそれとは別に排水ポンプでポンプアップされた水は排水管により千曲川に戻される」とそう思い込んでいましたから。
そうであればマスコミから報告を受けた6月4日の段階では「その可能性を認めながらも、その情報については確証はもてない」という状況でした。
3、飯山市からの非公式な情報開示と公式な情報開示
さてそのようなマスコミからの取材を受けた(と思われる)市役所も驚いたのでしょう。
樋門・樋管のゲートについての情報公開は4月23日付けでしたものの、それについては6月市議会の一般質問で答えればよい、としていたところにマスコミからの取材がありました。
それで「これ以上、騒ぎを大きくしてはいけない」ということになり「この騒動の火消しに入った」という訳です。
・「ときでん」周辺~10月13日午後5時近くに最高浸水深~標高315・8mまで上昇~洪水発生源は~
2020-06-05 : https://archive.fo/cigGj :https://ameblo.jp/mto193914/entry-12601517922.html?frm=theme :市内水位の経過写真あり:
『栄川・飯山樋管の開け放しによる逆流?
さらに、情報公開により明らかにされた、栄川樋管・飯山樋管ゲートが閉められず、開け放しにされていたことや、栄川樋管ゲートが13日夕方18時05分まで閉じられなかったこと。
併せて、城山雨水排水ポンプ場ポンプ水没による機能停止により排水できなくなったことにあると思われます。
情報公開と水害の原因の検証を!
飯山市は、皿川の越水や栄川の逆流についての正確な情報は、水害から7ヶ月以上経過するのに何も明らかにしていませんし、全面的な検証もしていません。
新事実判明 :栄川樋管は城山雨水排水ポンプ場起動時は全開。飯山樋管は常時全開
つまり、最初から閉める予定のない樋管だったことが、飯山市市街地雨水排水系統図に記されていることが判明しました。
ということは、情報公開により開示された文書の中に記されている「皿川樋管」と「飯山樋管」が開かれたまま、操作員が退避したことは予定通りの行動ということになります。
ゲートを全開したままで、逆流が起きないということはよく理解できないところです。
皿川樋門は閉じられていて、栄川樋管・飯山樋管は全開でも逆流しないとしたら、13日午後5時頃に、「ときでん」付近で、最高浸水深になり、太い丸太が遠くまで流れる流速の水は一体どこから来たのでしょうか。
しっかりと原因を究明して教えて欲しいと思います。』
この記事で注目すべきは何と言ってもこの画像です。
・飯山市からの非公式情報と思われる 雨水排水系統図 : http://archive.fo/KMO2T :あるいは栄川樋管が千曲川洪水でも開きっぱなしの理由(通常は市街地の内水を千曲川に排出するために開いている。そうして千曲川洪水時にはポンプアップされた水を排出するために開いている。つまり、「いつも開いている」という説明。)
このダブルクリップで挟まれた「雨水排水系統図」の資料は6月4日にどこの誰が大家さんの所に持参し、内容を説明したのでしょうか?(注2)
ちなみに資料整理がよい大家さんが保管されていた「雨水排水系統図」はこれです。
・雨水排水系統図 : https://archive.fo/QZGdk
その資料には飯山排水区の圧力管排水の記述はあるものの、中央排水区の城南樋管と栄川樋管のゲート操作の記述はありません。
まあしかしながら、これだけの資料を保管されていた、という事だけでも「大家さんの仕事は十分であった」と言えるでしょう。
さてそれで、後日に至りて(6月18日)ネットにアップされた飯山市が公開した資料はこれです。
・飯山市HP記載 雨水排水系統図 : https://archive.fo/Mfb18
最初に大家さんの所に持ち込まれた資料よりは情報がはぶかれていますが、城南樋管の運用方法については大家さんが所持していた「かつての公開資料」にはなく、その部分は追記した模様です。
そうして、飯山樋管と栄川樋管について、上記雨水排水系統図ではぶかれた情報はそれぞれページを改めて分かりやすく解説したものがHPにアップされました。(6月18日)
・飯山樋管が洪水でも開きっぱなしの理由 : https://archive.fo/v8iwE
・中央排水区(城山雨水排水ポンプ場)のしくみ : https://archive.fo/db83r
さてそういう訳で上記の「大家さんの所に持ち込まれた資料」は確かに市役所が持っていた資料である、と確認できるのでした。
そうして又6月5日の時点で公開された「市役所からの非公式な雨水排水系統図」によって前日の6月4日にマスコミから当方にもたらされた情報が「確かなものであった」という事が確認できたのです。
注2:大家さんブログ記事自体のアップロードは6月5日になっていますが、この記事を書き上げたのは一日前の4日であって、アップロードそのものは5日の早朝に行われています。
つまり「4日に誰かが大家さんの所を資料を持って訪ねて説明した。その際にその資料の写真は許可された。」という事になります。
そうしてまた4日という日付はマスコミが当方に取材の結果報告をしてくれた日でもあります。
4、市議会でうわさを否定する市役所の担当者(6月16日)
「栄川樋管が開いていたのが飯山水害の原因だ」という「うわさ」(?)を飯山市が否定する為の質問をする山崎市議
「飯山市 令和 2年 6月 定例会(第372回) 06月16日-02号」から引用
『◆14番(山崎一郎)
ただいま説明ございました。
実は、城山の排水ポンプが被災し機能が停止したときに、樋管を閉鎖しなかったから、千曲川が逆流したのが水害の要因だといううわさが流れているようでありますが、現場の状況を知らない間違いであると思いますが、市民に不安を与えかねないので、間違いであることをはっきり市民に伝えることが私は重要であると思いますが、状況をお聞きしたいと思います。
◎建設水道部長(村上透)
市街地排水路の樋管、樋門が開いていた状態について、まず市街地の排水の仕組みからご説明する必要がございます。
市街地の雨水排水を担う水路の系統は2つあります。
1つは、新町、上町や、本町、北町など、まちの中心部に降った雨水を排水する中央排水区であります。
これらの水路は全て城山雨水排水ポンプ場につながっております。
ポンプ場の仕組みは、まず、千曲川からの逆流を防ぐために、ポンプ場内にあるゲートを閉め、千曲川側にある栄川樋管を開けて排水を行います。
なお、ポンプが停止した状態においても逆流を防止する装置が装備されており、ここから千曲川の洪水が市街地に入ってくることはございません。
もう一つは、上倉や奈良沢など市街地西側丘陵地に降った雨水を排水する飯山排水区であります。
この水路の出口は飯山樋管になっております。
排水の仕組みは、圧力管方式といいまして、千曲川の堤防の高さよりも高い場所で雨水を取り込んで、水位差で押し出す仕組みとなっております。
まちの中心部を通過する区間は管渠にて密閉されており、千曲川の水がまちの中心部に入ることはございません。
以上、これらの樋管から千曲川の水が逆流し市街地に流れ込むことはありません。
間違った認識や憶測による情報の拡散は、市民の皆さんの不安をあおぎ、誤解を招く危険性があります。
今回のこのようなうわさについては、否定させていただきます。
なお、市街地の雨水排水の仕組みについては、市のホームページにて公表させていただいております。』(注3)
コメント:山崎市議は「普通はそこまでは知る事がない」ポンプ場の仕組みについて詳細を知っていた模様です。
何故普通は知る事が出来ないのか、といえばもちろん「今までは市役所はポンプ場の仕組みについては一般市民に対して一切、情報公開をしてこなかったから」なのです。
そうであれば山崎市議が言う「現場の状況を知らない間違い」というのはそれはそれで一応はスジが通る主張ではあるが、他方で「市役所が情報公開をしてこなかった」という事も同時にまた山崎市議は指摘するべきです。
そうしてまた山崎市議が理解すべき事は、今回こうした指摘が市民からあったがゆえにようやく市役所は雨水排水ポンプ場の仕組みをHPで公開した、という事です。
さてそうであれば、「現場の状況を知らない間違いである」と市民からの指摘をバカにするような事を言うのは正当な事ではありません。
くわえて村上くんも『間違った認識や憶測による情報の拡散は、市民の皆さんの不安をあおぎ、誤解を招く危険性があります。』というような「上から目線で否定的な事」を言う前に、自分達がやってきた秘密主義の態度、「ポンプ場という水防上重要な設備についての説明を一切公開してこなかった」と言うやり方について猛省すべきなのである。
それで今回の6月市議会が始まるのに合わせて、あるいはその最中にHPでその仕組みが公開された。これはまさに山崎市議の質問に「市役所として都合の良い回答をする為」としか思えないタイミングである。(注3)
それまではこうした「ポンプ場の仕組み」については、一切が非公開だったのである。
そうしてこの事は本当に飯山市が「水防に関する情報の公開については不熱心である」という事を示している。
注3:飯山市から公開された資料は以下の3点。
村上君は『市街地の雨水排水の仕組みについては、市のホームページにて公表させていただいております。』と言うように「随分と前から市のホームページにて公表している」様な言い方をしている。
だがグーグルによれば : https://archive.fo/WIzN2
『飯山市街地雨水排水系統図https://www.city.iiyama.nagano.jp › usuihaisui › keitouzu
2020/06/18 — 各排水区の排水方法. 飯山排水区(193ha)・・・圧力管方式(圧力管のしくみ); 中央排水区(221ha)・・・城山雨水排水ポンプ場からのポンプ ...』
であって、ホームページにアップしたのは6月18日になっている。それ以外の残り2つの資料もまた6月18日にアップした、とグーグルは言っている。
まあここは村上君の言う事を聞いておいたとしても「6月16日のこの答弁の直後に」「話を合わせる為にアップした」という様にしか見えない。
つまりそれまではこの3つの資料の内容については一般には公開されておらず、また一般の市議会議員にとってもそのことは例外ではなく、ただ山崎議員は「特別な思いがポンプ場にある為」にその詳細情報を知っていた、と言うのが事実でしょう。
5、この騒動の本当の起点はどこなのか?
さて、以上みてきた経緯がこの騒動のすべてです。
そうしてこの騒動の起点は、といえばもちろん足立市長の「一分間に110トンの水を排出できるポンプが3台動いていた」ので「市内の内水対策はできていた」という主張である。
この足立市長の発言を基にすれば、どうしたって13日の1時50分に「雨水の流れ込みだけでは動かす必要がない」にもかかわらず3番目の排水ポンプを動かした事が説明できなくなり、そこには「雨水以外の3番目のポンプが排水する必要があった、出所不明の水」が必要になります。(注4)
そうしてまた令和2年4月23日付けで飯山市から回答された栄川樋管についての情報でも、さらには4月中に行われた現地調査の結果でも「栄川樋管のゲートは開いていた事」が確認できました。
そうであれば5月30日の時点では「栄川樋管から千曲川の水が逆流してポンプ場の貯水池に入り込んだ」、「従って13日の1時50分に3台目のポンプを稼働させる必要があった」という結論に至るのは合理的な事であります。
従いまして「栄川樋管が開いていた事が飯山市街地を泥水の中に沈めた、皿川氾濫とはべつのもう一つの原因である」という記事が投稿されるのは当然の成り行きとなります。
それに対してマスコミまで巻き込んでその様な情報がこれ以上拡散する事を嫌がった飯山市が手をうち始めたのが6月4日となります。
それでその仕上げが6月16日の市議会での山崎議員の質問とそれに答えた建設水道部長の村上君の答えでした。
村上君はこう言いました。
『間違った認識や憶測による情報の拡散は、市民の皆さんの不安をあおぎ、誤解を招く危険性があります。
今回のこのようなうわさについては、否定させていただきます。』
「間違った認識よる情報の拡散」とは足立市長が公の場所で発言した「一分間に110トンの水を排出できるポンプが3台動いていた」ので「市内の内水対策はできていた」という主張のことです。
そうして市長のこの「間違った認識よる情報の拡散」行為によって「我々市民は見事に誤解に導かれ」「混乱させられる状況」になったのです。
そうであれば村上君が否定しなくてはならない「うわさ」、「デマ」はこの「一分間に110トンの水を排出できるポンプが3台動いていた」ので「市内の内水対策はできていた」という足立市長の発言そのものなのであります。
注4:この件についての内容詳細は以下の記事を参照願います。
22・「城山の雨水排水ポンプ場は能力不足」の1 :
『2、ポンプ場に流入する雨水が増えてもいないのに、何故3台目のポンプを動かす必要があったのか?
実は1時50分の時点ではそれまでよりもポンプ場に流入する雨水の量は減っていました。にもかかわらずポンプ場貯水池の水位は上昇を続け、つまりは2台の排水ポンプを稼働させただけでは排水量が足りず、したがってポンプ場の担当者は3台目のポンプを稼働させることになったのです。
ほほう、何故そんな事になるのですか?千曲川の水位が上昇した為です。・・・』
23・「城山の雨水排水ポンプ場は能力不足」の2 :
『・・・当初我々は「それはどこからかは知らないが雨水のほかに排水ポンプが排除しなくてはならない水が貯水池に流れ込んできたためだ」と推測しました。(注3)これは市長の「1台あたり1分間に110トンの排水能力をもつ排水ポンプだ」という主張を鵜呑みにした結果でした。
しかしながら市長のこの発言・主張は千曲川の水位上昇の影響を排水ポンプが受ける事を無視した「お話にならない主張だった」のです。
事実はと言えば「1時50分のタイミングでは2台の排水ポンプが動いていたにも関わらず貯水池の水位は上昇し続け、あふれ出すまであと50センチを残すほどにまでなっていた」のです。・・・』
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