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癒さぬ傷口が 栄光への入口

【DVD】LIVE GOLDEN YEARS THANKS 0201 at BUDOKAN

2005-07-30 | キッカワ。
発売日にちゃんと入手していたんですが、やっと見れました…。

LIVE GOLDEN YEARS THANKS 0201 at BUDOKAN(初回限定盤)

徳間ジャパンコミュニケーションズ

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私のライブレポはこちら♪


以前にも書いたことがあると思うが、私は基本的に音楽も野球も「ライブ」で見るべしな主義である。しかし自分が行ったライブの映像を後で見るのは、自分がその現場に一瞬戻った気持ちになれて好きなのだ。
そんなわけで、今年2月1日に武道館で行われた20周年イヤー締めくくりライブのDVD。

映画監督の三池崇史がこの映像を手がけたという…

三池監督といえば、吉川晃司を映画「天国から来た男たち」の主演に抜擢し、その流れで「漂流街~THE HAZARD CITY~」において「伏見」というキャラクターを彼に与えた人物である。
その後、「伏見」は───「漂流街」はきちんと原作(馳星周)のある作品で、「伏見」も当然その中の登場人物であるにもかかわらず───吉川晃司と三池崇史の中である独立したキャラクターとして成長してきた。

「伏見ジェット」というキャラクターとして。

「伏見ジェット」は吉川晃司のシングルのプロモーションビデオ3作品に登場、過激で不思議な世界を作り上げてきたのだ。

The Gundogs Perfect DVD plus!~三池崇史監督PV作品「Go!Go!伏見ジェット」プロジェクト~

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つーか三池サン、相変わらずよく働く人だなぁ。
妖怪大戦争撮影してたんじゃ…(笑)



ライブの映像っていうのは、単なる「ライブコンサートの中継録画」ではない。
映像と音だけでいいのなら、時折BSなどでやっているような「生中継」の映像をちょちょいと編集して発売すれば済むことだ。
それはそれで、緊張感と臨場感は伝わるかもしれない。

しかし、膨大なフィルムの中から最適な映像を選び出し、構成し、一つの作品にすることによって。
その時その場でその空気を吸っていた人間にもあの熱さ、汗、声、喉の渇き、心臓の鼓動、息遣い、それらをリアルに思い出させることが可能になるのだと思う。

吉川晃司のライブDVDは概ねそういった意味で秀逸な「作品」であることが多いと思う。


「レインダンスがきこえる」
雨の中で歌う吉川。
武道館である。効果で雨を降らせるなんてこともない。
しかし、雨が降っていた。

本編ラスト曲「The Gundogs」
会場のいたるところから炎が吹き上がり、火の粉が舞い上がっている。
まるで会場全体が火に包まれているように、陽炎に霞むステージ。
実際に炎が上がっていたのはステージ上だけだったはずだ。

「ありえない」けれど、「その時」には「見えていた」光景。

蹴り上げたシンバルがそれ自体光を放っているかのように輝いた。

飛び跳ねる視界のようにぶれる姿。

汗に滲む視界のようにぼやける姿。


「1990」のイントロが流ると、鳥肌が立つ。

「せつなさを殺せない」で、観客から「いとしいおまえに」とコーラスがかかると涙が出そうになった。

あの声の中に私の声も混じっている。

アンコールの最後「BOY'S LIFE」の映像に、違う吉川晃司が混じる。
ああ、あれはちょうど1年前、2004年2月14日「PRELUDE」の時の「BOY'S LIFE」だ。
傾斜のあるK2マークを模したステージの上で、銀髪の吉川が歌っている。
そして、少し伸びた黒髪の、少し痩せた吉川。2005年2月1日の吉川。
同じ舞台で、同じ歌を歌う。

ここへ戻ってきて、また「次のステージ」へ向かう。

またあの背中を追いかけなければ。
おいていかれないように。


ぶっちゃけ、
「三池監督だからさすがだね」
というほどではない。
先に書いたように、吉川晃司のライブ映像作品は、秀逸なものが多いので。
でもやはり「らしさ」はあって。
特にDISC2の方が本領発揮という感じだったかな。
いい仕事をしてくれました。


吉川晃司にまだ「出会って」いない、ちょっと興味あるけどなぁという人には、
CDを聴くのではなくライブビデオを見ることを強くお勧めしたい。

アルバム作品だけでは、吉川晃司の魅力の1/10も感じることはできないと断言する。
ライブ映像作品を見て何かを感じたなら、次は本物のライブへ出かけよう。

ステージで躍動している姿こそが「吉川晃司」なのだから。
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2 Comments

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涙ポロリ。 (shimaco)
2005-07-30 19:29:52
>またあの背中を追いかけなければ。

 おいていかれないように。



なんか、いいな~。この言葉!

じーんときちゃいましたよぉ。



そうですね。やっぱり、LIVEが一番ですけど、

『晃司体感』未だの方は、ライヴDVDを観るべし!ですね。

そうすれば、あなたはもっ~と知りたくなるはず(笑)。



私も、また観よーっと!
返信する
shimacoさん (さいん)
2005-07-30 21:39:45
ありがとうございます^^

(shimacoさんとこでネタバレしちゃってごめんなさい(汗))



いつも吉川の「背中」をおっかけてる気がするのですよね。

すごいスピードで走ってく吉川をあわあわと追いかける。

でもそれが幸せなんですよね~^^



私も、他のライブビデオも見たくなりました。
返信する

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