ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ハックルベリーの小屋

2009-04-23 18:02:31 | Weblog
昨日の夜が休みで、今夜は仕事。昨日が休み?今夜の仕事前まで休み?いつもながら夜勤をする人の休みって難しい。
まぁ今日は早起きしたので、今日も休みってことにして、午前中はあれやこれやと面倒くさい折衝を済ませ、夕方からトラッシュリハなのでベースの練習と新曲の歌詞を覚えたりした。
そして、せっかくの天気のいい一日、休みなんだから外で本が読みたいなと思った。また思った。そこで自宅から15分ほどの近場の河原へバイクでドドドド。今日は花畑よりも河原の気分。せせらぎを聞きながら本が読みたい。

なんてことのない河原に到着。ちょっと風が強い。昨日と比べるとちょっと涼しい。でも太陽は眩しい。鳥の声が聞こえる。色々と聞こえる。川縁に紫色の小さな花が咲いてる。田舎の小さな川だから水は綺麗だ。アメンボがすいすいと水面をすべる。本を読むのも忘れて、しばし景色に見とれる。結構長い間、景色に見とれながら色々な事を考える。

今読んでいる本によると、頑張ったりするのはダメらしい。今読んでいる本によると、ありのままでいるのがいいらしい。そうすれば、やりたいことも、するべきことも、いつの間にか全部うまくいっている。全部自分の思い通りに進んで行く。変に何かをねじまげようと頑張ったり、頑張り過ぎたりすると、歯車が狂ってしまい、おかしなことが起こったり、おかしなことに巻き込まれたりするらしい。

あふれるほどの自然の中で、そんなことを言われると、そんな気がしてくる。すべての動植物がありのままでいるのに、人間だけが色んなことを無理してる。すべての生きとし生けるものが自然と調和して生きて死んで行くのに、人間だけが心の病にかかったりしながら、排気ガスの中をジョギングしたりしながら生きて死んで行く。人間とは・・・本当に賢くない生き物なんだな。もちろん僕も含めて。

今日は一章と半分、本を読んだ。寒くなってしまう前に帰ろうと思い、振り返ると・・・斜め後ろ、40メートルくらい離れたところにハックルベリー・フィンの小屋が建っている。青いビニールシートがかかってる所を見ると、一見ホームレスの・・・家。しかし、僕の視界には小屋の前に大きな流木とその枝が遮り、それはハックの家にしか見えない。
そうか、そういうことか。と思った。
それが、ハックの家じゃなくて、ホームレスのおっさんの家だとしてもだ。ありのまま、自然と調和して生きるってのはこういうことなんだな。意外な所で、見事な答を見つけてしまった。

帰り際、通り過ぎざまに小屋の周囲を見やると、ホームレスのおっさんが干していた布団を取り込むところだった。・・・やっぱりハックじゃなかった。・・・いやわからないぞ・・・ハックがおっさんになっちゃってホームレス風になっちゃったのかも。。。

オレも・・・ありのまま、心のままに生きたいなぁ。ハックルベリー・シンドロームだ。


さぁ、これから最後のリハだ。頑張るぞぉ。

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