
何を隠そう、家事における行動力には圧倒的に欠ける私
松居一代さんのファンでした。
離婚後の孤独の中でも
アトピーに苦しむ息子さんを救うため、医者を探して単独中国まで渡っちゃった猛母譚
代名詞「松居棒」をもって行う
掃除と整理整頓におけるジャンヌダルク的存在感は
私にとって十分な魅力でした。
私の記憶が確かならば昭和の時代にはなかった、手際よく美しく整理整頓ができる能力の尊重
その努力の先に運まで開けるという考え方
ママ友の間でも、
子供への無関心を差し置いても、美しいお家に住んでいるママ友は一目を置かれ
子育て上手でも、乱雑な住まいに住んでいるとなれば、否応なくその格を落としてしまうという現状
そんな心底傍迷惑な価値観に悩まされていた私にとって ←要は片付け下手( ̄▽ ̄)ゞ
強くて行動的で、アイデア豊富な松居さんは、
憧れだったのでした。


当時、
やましたひでこさんが世に広めることになる「断捨離」という言葉はまだ知らなかったけれど
カレンキングストンの「ガラクタ捨てれば自分が見える」
辰巳渚さんの「捨てる技術」などがもてはやされる中
「古いものを捨てなければ、新しいものが入ってこない」
という考え方は
松居さんの本「松居一代の超整理整頓術」(一番上画像右)に強烈に教えられたと思います。
あくまでも
知識として( ̄▽ ̄)ゞ
この本の冒頭で著者である松居さんは
「客人」という人に「物の持ちすぎは運気を下げる」とという言葉と共に、自分の部屋の物の多さを指摘され
その夜から無駄なものを一気に捨て始めたと書いておられます。
「恐れを知らない客人よ、忠告をありがとう」
理解したらブレずにやり遂げる集中力がすごい
そして離婚
夫の気配を家具が吸っているという信念の元
著者は費用を心配をしつつも、大凶の位置付けた家財道具の一切合切を捨て
新しい生活をはじめ
これが船越さんとの幸せにつながったと回顧する
「失敗よありがとう」
その後マンションの部屋の天井がずさんな建築によって崩落
瓦礫と排水によって、その部屋に収めていた買ったばかりのバーキンやシャネルをはじめとする高級雑貨・服飾小物着物430点以上が
一瞬にしてゴミになるという惨事に遭い
「持たなくても生きている」と実感されたとか
「ゼネコンさん、悪夢のような体験をありがとう」
ここまでは
素晴らしい気づきです。
しかしながら次章「船越英一郎物語」は共感できず
今でも時々思い出すほど問題視していました。
憧れの一軒家を手に入れ、家族で入居するにあたって著者は
捨て下手の船越さんの私物をにらみ
「大切な新居にガラクタを入れてたまるか!」と決意されています。
船越さんが大学生時代から使っているスタンドライトを捨てたくなくて、息子さんに譲る段取りも決めていたのに
二人がお風呂に入っている間に捨ててしまう
著者の信念のもと
嫌がる船越さんを一切無視して、生木を割く様に捨ててゆくくだりには
船越さんへの同情が禁じえなくなる。
そこまでして捨てなければいけないのか?
他人の物を捨てていいのか?
(この夫婦は大丈夫なのか??)
一言発したら機関銃のように言い返す妻、すぐさまファイティングポーズを取る妻を相手に
ひたすら穏やかな生活を念じる夫は、しぶしぶ物を捨て始めたのです
本の中では著者が「私が責任を取るわよ!」と
船越さんに札束を渡し
そのお金で買ってきた「新しいもの」に囲まれ他船越さんの運気はどんどん上がり
サスペンスドラマの帝王と呼ばれるに至った
というオチ
お金で買えるのなら
まあいいのか・・?
しかし後日、
テレビ番組の対談で松居さんが
「船越のこれまでの台本は全部捨てました」
と誇らしげにコメントされていたのには驚きました。
その横で船越さんは
「役者駆け出しのころからの台本で、一つ一つにびっしり書き込みしてあったんです、
それを全部捨てられちゃって・・
あれは残念でした・・」
と泣き笑いのようなあの笑顔で応じられている。
それが許せる愛の力ってすごいなと思いました。
高らかに朗らかにしっかり者の妻が笑って
「だってえ、
古い台本を捨てないと、新しいお仕事は入って来ないでしょ?」
松居さんにあこがれていた私ですが
さすがにこれを見たときは、
違うんじゃないかと。
(そうなの?)
(本当にそれは良いことなの?)
そう、それから長い間、
その「船越さんの台本」は、いわゆる断捨離の対象になるのか
他者の思い出の品であっても、断じて捨てることが正しいことなのか、
大掃除のシーズンが来るたびに
本当に、よく思い出すエピソードとなりました。
あの、松居一代さんがいうのだから、
ありなのか?
そもそもナシなのか。
今回の
一連の騒動で
やっぱり違うんじゃないかな・・と思うに至る今日この頃
少なくとも
代償金を出せない私のような妻は
夫のものを捨ててはいけないでしょう
さらに、
お金で取り返すことの出来ない他人のものは
絶対に捨ててはいけない。


結局この本、
「松居一代の超整理・収納術」は完璧すぎて、
たとえ形が作れても維持ができずで参考にならず長い間本棚に入れっぱなし
向いている人には楽しい本かもしれません
が
私にとってはおそらく捨てるべき本。
でも、今
こうして改めて読むと
著者の迷いのない情熱のほとばしりには、
細かい突っ込みどころが満載で
物を捨てる捨てない云々よりも学ぶところのあった本となって
決別することになりそう
結婚に大事なのは
理想と現実
信念と妥協
自他の別、そういったもろもろの認識と
歩み寄る努力
ではないかと思うに至る・・・
今日は
そんな話です。
~( ̄▽ ̄)ノシ
.
私は、ずっと全部嫌いでした。
本以前に、TVのワイドショーか何かで喋っているのを見て
なんというか、片づけ以外の話でも共感できなくて
船越さん、この人のどこを気に入って奥さんにしたの?
と思うくらいに好きじゃありませんでした。
私のこれまで読んだ方々の本には
絶対に夫子どものモノは捨てないで
自分のモノだけを捨てていれば、そのうち
彼らも捨てるようになってくるという説でした。
・・・そりゃ船越さん離婚したいよなぁ。
今までよく我慢してたと思いました。
youtubeの画像って何だろ、野次馬として見たい。←こらっ
私も割りとサクサク捨てるほうだけど、とりあえず夫のガラクタ(私目線)は捨てられないよ。ごちゃついて気になったら本人に整理してもらう。
模型、自転車部品、パソコン部品etc細かい物がそれは沢山あるのよ。
子供らには「整理出来ないなら私に捨てられても文句言う権利無し!」って脅して期限切って片付けさせるけど。
絶賛鬱だった
そのころのメンタルだったのでね
まぶしかったですね。
いつも自分を律している感じのベッキーもそうでしたけれど
松居さんにもあこがれました。
特に松居さんは、息子さんの壮絶なアトピーの看病の中離婚
ノイローゼから立ち上がられたと聞いてましたのでね。
まぶしかったです・・( ̄▽ ̄)
しかし、まあ、この本を今読むだけでも
船越さんはすごいと思います。
この方は
妖魔レベルの諸刃の刃で
利害が一致しているうちはとてつもなく頼れる。
でも、人の気持ちは考えられない人かなと思います。
ユーチューブ
第三弾までは検索で容易に見られましたけれど
今は無理みたいですね。
「バ”ぴー”グラ100mlで女とセックスをやりまくってたんです!」
って
正面切って世界に投稿しているってすごいです。
( ̄▽ ̄)
ご勝手に
みたいなレベルになってるよね。
船越さん毎日の昼間の帯番組生で2時間
すごい精神力かなあって思う。
老人ホームでは認知できるおばあちゃんたちは気の毒がってるもんね。
デジタル放送って
本当に微細な眉にたまって光る汗とか、
表情まで見えちゃうから
気の毒でね。
ちるるんとこは昔から
物がないもんねえ
我が家は、二トントラック呼びたいくらいある。