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ケロの与太

「全力で与太話」
読んだら忘れてください(” ̄▽ ̄)ゞ  

コロナの味覚障害

2022年11月26日 | コロナ闘病記

おかゆに入れた生卵の味を感知できなかった私は
咄嗟に
これがあのコロナの味覚障害なのだと理解しました
うわコレキター!
コレが噂のアレか!

そして同時に私の脳裏では
何故か
三十年以上前に読んだ
語学テキストの巻末にあった
海外ツアーのベテラン添乗員さんが綴るエッセイのエピソードの1つが
思い出されたのでした

🛬🛬🛬

当時はバブルで円高
猫も杓子も海外旅行の時代
添乗員の目線で
旅慣れない日本人に、いかに安全に楽しく旅を満喫して貰うかを綴った読み物は面白く
毎月楽しみにしていました


隙だらけの日本人が物見遊山をしていたら、驚く程アッサリ
スリや置き引きに遭遇してしまう事
ワインボトルを持ってワザと体当りして来て、ワインボトルが割れたのはお前のせいだと早口の外国語を捲し立てながら弁償を迫る、ボトルマンと呼ばれる輩が街に跋扈するらしいこと
欧州の田舎の宿には本当に
目に見えないモノが夜中に徘徊している気がする等
旅のプロの数々の話を
井の中の蛙は半信半疑の思いで読んだものでした

特にツアー参加者に心しておいて欲しいトラブルとして
彼はロストバゲージを挙げていました
添乗員一人の努力では防ぎようのないこのリスクに
ベテラン添乗員がどう臨んだのかを綴った回は
印象深いものでした

空港で荷物を預けるその前に
彼は参加者に向けて
指を一本立てて声を潜め
これから自分が話すことをよく聞いてほしい
と全員の目を真っ直ぐに見据えて切り出します

ご存知かもしれませんが、海外渡航する際には、ロストバゲージと言う有名な災難が起こり得ます
荷物1000個に数個の確率で
預けた荷物が手元に帰ってこないというトラブルです
実際にそうなったら、荷物が手元に届くのに数日を要したり
最悪、旅が終わるまで荷物が届かない事も考えられます
これは 
海外渡航をする全ての人が覚悟し、乗り越えなければならない事態です
ロストバゲージに遭うかどうかは誰のせいでもない
運次第なんです

息を呑む参加者にそう言い含めながら添乗員は
参加者のスーツケースに
判別しやすいネームタグがついているか
過去の旅のタグがつけっぱなしになっていないか
当面の資金や重要な書類等は機内持ち込みにしているかなど確認させ
「人事は尽くしました
あとは天命を待ちましょう
さあ皆さんお互いの
旅の幸運を祈りましょう!」
笑顔で盛り上げたのだと言います


果たして
目的地の空港で
一人の参加者に本当にロストバゲージが起こってしまいました
ベテラン添乗員は仰々しく報告します
「皆さん!懸念していたことが起きてしまいました!」

「え?!ロストバゲッジですか!」
「本当に起こったんですね?!」
「ああ、本当に海外旅行では
避けられないことなんですねえ」
参加者全員が興奮気味に
どこかしたり顔で感想を漏らし
我が事のように悔しがり
荷物の見つからない当人は
始まったばかりのツアーの話題の人物
たちまち参加者が一丸となって不運な彼をフォローしよう
という空気が出来上がり
添乗員がロストバゲージ申告に走る時間も理解をもって待機するなど
それはそのツアーを彩る1つの思い出になったと思われる
筆者は振り返っていました

🛬🛬🛬

ここで思うのです
何事も
前もっての情報と
ある程度の覚悟があれば
その受け止め耐性が随分変わるということ
先駆者の経験と報告には
常に感謝だ
と言う事


コロナコロナ言うてたら視聴率が上がると思って!
もうええし!
( ̄へ ̄)
と辟易して観ていたテレビ報道も
いざ感染した身分で見てみると
味わいが違います
感染者として顔出しで取材に応じる人の
なんと心の広いことよ
あなたも喉からですか
やっぱり喉からなんですねえ

突然起こった味覚障害も
代表的なコロナあるあると聞いていたから
自分だけじゃないと
予め知ってたから
驚かないし
怖がらない
そのうち治る人が多いと聞いてるから心配も少ない

実際この味覚障害は
一日で改善しました

味を感じていない間の感覚は
舌の電源スイッチが入ってないような感覚
あれれ?コンセント入ってる?みたいな感覚
辛味はただの刺激に
甘みは全くの無味に
塩味は苦味に近い味に変換されました

でも実際
食事をするに当たっては
歯応えと喉越し、適温さえあれば
あとは記憶が補填するのか
まあまあ満たされます
案外、個人差のある味覚よりも
物理的な食感のほうが
味わいにとって
重要な要素なんじゃないか?
という発見がありました

一時期は嗅覚障害も併発しました。鼻で呼吸出来てるのに
買ったばかりのアロマオイルをどんなに垂らしても
一切匂わないという
異例の事態も経験しました

これも一両日中に
回復しました

ちょっと気になるのは
果たしてちゃんと元に戻ったのか?
ということ


この柔軟剤
こんな匂いで
良かったんだっけ?
このコーヒー
こんな味だったっけ?


疑問は少し残ってます
でも
果たしてどちらが正しいのかは
まあいっか
という程度です
しかし
調香師さんやワインソムリエさんなどには
この症状
死活問題だなあとも思います






今日はそんな話


〜( ̄ー ̄)ノシ🍘←味覚障害中
美味しかったのはサラダせんべい





🍘🍘🍘





3 コメント

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はじめまして、多分? (KABU)
2022-11-26 09:31:46
とにかく凄く久しぶりのコメントです。
わが家は二人ともコロナくんと仲良しに
鳴りましたが、正直、風邪より軽い❗

でも、知り合いのとこはインフルエンザより重くて中学生の娘さんはとにかく体力が落ちたとか。↖食が進まないのと不安で?

ですからコロナ感染ネタはブログ記事にはしていません。辛い思いをしてるひともおられるだろうから。

今後ともよろしくお願いいたします。
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Unknown (uparin)
2022-11-26 15:30:23
こんにちは。 
ロストバゲージのお話、とても面白かったです(o^^o)
新型コロナの体験記、大変ためになります!!
おっしゃる通り、予備知識があるのとないのとでは全然違いますね〜。
まだコロナにかかったことがない者としては、体験を語っていただけるのは有り難いです。
続きも楽しみにしていますo(^▽^)o
返信する
Unknown (ちるる)
2022-11-26 19:32:47
味覚障害、短く済んで良かったね。
いろんなパターンがあるみたいだから、何人かの体験談読んでみるといいのかな。

事前情報は大事だね、何事も。
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