集団予防接種や血液製剤などによる感染という医原病が原因となるB・C型肝炎患者の救済が大きな課題となっています。
政府に対して、肝炎患者救済の声を高めましょう。
怒れ!肝炎患者
報道によると、国は薬害C型肝炎訴訟で福岡地裁判決を不服として、控訴したとの事、全く腹立たしいことである。
これは、正に“老齢化”した患者に早く死ね”というに等しい、ウイルス感染者の分布図を見て欲しい、50代から右肩上がりである。正確ではないが、350万人の中、60%は50代以上である。
最悪、国が控訴して、高裁、最高裁まで続けば、10年以上はかかる。B型肝炎訴訟では、最高裁で断罪されるまで17年余りの年月が費やされた。例え、今回のC型肝炎訴訟が最高裁で勝利しても、対象患者の半分は、多分、この世には存在しないだろう。対象者が減ったら、対策を講じる構図である。それは、伝統の役人気質、自分の代(役職)の時には汚点を残さないという、役人の出世術である。
肝炎問題を解決するのがはたして“汚点”なのか!。エイズを解決した、菅直人さんは、民主党代表代行として大活躍している、そして、エイズ問題を解決して、後世に名を残している、当時の厚生省の幹部は分からないが…。
自分の立身出世のみを考えずに“自分が肝炎問題を解決した”当時の“局長、課長”だという、誇りを持って生きたほうが、どんなにかこの世で“生きた証”を残すのではないだろうか。ましたや、川崎厚生労働大臣は“肝炎”を英断を持って解決した大臣として名を残し、350万肝炎患者から、どんなに感謝されるだろうか。
“肝炎患者よ立ち上がれ”と言いたい。この訴訟原告たちは病身を押して連日、“東奔西走”体力以上の活動をしている、弁護団も大変な努力をしている。
もうこの問題を早期に解決するには、当事者である、肝炎患者自身が立ち上がらねばならぬ時期である。日本肝臓病患者団体(日肝協)傘下の会員、プラス350万人の中、1割、35万人でも、この問題に関心を持って、この裁判を自分自身の事として、受け止め、この運動に参加するならば、早期解決の道は拓けてくるであろう。
国に直接、多数の患者がこの窮状を訴えれば、少しは耳を傾けざるを得ないと思う。
日肝協の幹部や原告さんたちに任せておかず、自ら立ち上がって解決の糸口を見つけよう。