カメラを片手に

二月堂で生飯投げを見て、燃え残りの杉葉を頂いた

寒気の南下で0.1℃迄冷え込み、雲量が多く最高気温も9.2℃と2月中旬並み、
本当に寒ーい一日になりました。
      16時、

連れ合いは通常は稽古日、なのに予定がずれたらしくどこかへ行きたそう。
我も土・日と万歩計は4000歩に届いておらず、修二会本行(お水取り)中の
東大寺二月堂へお参りし、昨夜のお松明の燃え残り杉を頂きに行くことに。
「お松明」での火の粉や燃え残りには御利益があるとされているからです。


写真は午後1時過ぎの二月堂です。三々五々参拝客が来られている。
写真のさらに右には椅子を持ってきて、座って待たれる人が・・・
二月堂下の竹柵内芝生が解放されるのは、午後5時以降なのに流石です。

午後1時前に二月堂裏参道から上がれば、

北側の石の登廊は閉鎖され、毘沙門堂の前の道へ誘導される。
      

湯屋の前で一枚

奉納されたお松明用の竹が、この右側に参篭所があります。
      

誘導された閼伽井屋(あかいや)の西の道でカメラを構えて待つ10数人が・・・
          食堂👇  閼伽井屋👇
      

なお閼伽井屋は12日深夜の若狭井からのお水取りがおこなわれる。
      

二月堂の下の食堂(じきどう)で、一日一回の練行衆(籠もりの僧)が食事中、
食後には、閼伽井屋の屋根に向けて和紙で包んだご飯を投げて、鳥や獣に施す『生飯投げ(さばなげ)』を見るためですね。

食堂から童子が鍋などを湯屋へ下ろされます。
      

読経が終わり、出てこられ、練行衆の方々が和紙に包まれた「生飯」を
閼伽井屋の屋根に向け、投げられている。 
  

鬼子母神堂の前に整列されて頭を下げられて、参篭所に向かわれ・・・
その後石廊から二月堂内へ向かわれ、本行をされます。

皆さん急いで、二月堂へ上られ、石廊を上られる練行衆を撮りに行かれた。
よく分かっておらず、ゆっくりと閼伽井屋の前へ来ると、前に白い包が
勢いあまって反対側に落ちている。

手にとり、閼伽井屋の屋根に放り投げた。
カラスはよく知っているのか、やってきて咥えて飛び去る。追いつけない。
 

先程の練行衆の姿からお不動様がおられる龍王之瀧前へと
      

その前に松尾芭蕉の句碑がある。
      『水取や 籠りの僧の 沓乃音』 芭蕉
「野ざらし紀行」には「水取や氷の僧の沓の音 」とあるのだが・・・
      

南の石段はきれいに掃除されているが、隅には灰がのこるだけ、
二月堂に上がると同時に、堂内から沓の音が鳴り響き、7日目の行が始まる。
登廊が見れず残念ですが、十一面観音さんにお参りを。
そして二月堂のすべての局の扉が締まるなか、隙間から中を覗けば・・・
蝋燭の光のなか、「時」を勤め走られる練行衆の沓音、読経のお声も・・・
自然と頭が下がりました。
南の局の一つの扉が開けられ、数人が聞き入られておりました。

北の茶屋への道も塞がれ、燃え残りの枝葉は頂けず、元来た石段を下れば
隙間から燃え残りの枝葉を拾う人が・・・
我もと見れば、竹柵の奥下に燃え残りの杉の枝葉を見つけ、頂いて帰った。
      

奉書に包み、玄関で。

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