17.8℃が最低気温の朝、柔らかな日差しが降り注ぎ、10時過ぎには25度を超え
夏日となり、蒸し暑さを覚えるほど。
原因はやはり南からの湿暖流が吹きこんでおり、午後2時から曇り始め、午後
1時半ごろの28.8℃が最高気温となった奈良です。
明日は曇りで週末は雨模様、運動会なのに、多分日曜日に順延となるのか。

さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はキク科の「フジバカマ・藤袴」
東アジア原産で、古代中国では香草として重用され、日本では万葉集に「秋の
七草」として詠まれるほどの親しまれている。
*一説には奈良時代に中国から渡来したとも
夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの赤や紫色の小さな花を、
長さ10cm前後の房状に多数咲かせる。
花は生乾き程度乾燥すれば、桜餅のような香り(クマリンを含む)が引き立つ。
和名の由来は、藤色の花を咲かせ、花の形が袴に似ることにから。

かつては川沿いの湿った草原やまばらな林に見られたが、自生に適した環境が
少なくなったため激減し、絶滅危惧種となっている。
花言葉は、すっとした立ち姿から「あの日のことを思い出す」

一月前の話・・・
ドイツ東部ドレスデンで9月11日未明、エルベ川に架かり、旧市街と新市街を
結ぶ「カローラ橋」の一部が約100メートルにわたって崩落した。
1970年頃に架橋され、来年改修される予定だった崩落部は路面電車と自転車、
歩行者の専用道路がある部分、崩落18分前に路面電車は通通過した後だった。
負傷者はいないが、地域に暖房を供給するためのパイプラインも損傷し、
供給が停止している。

同じ場所を、ドレスデン観光2009年6月18日より
聖母教会からエルベ川(ラべ川)畔へと抜ければ、掛けられている。


1か月後の新潮社フォーサイトの記事
崩落した橋と遅延だらけの鉄道、ボロボロの道路” によれば
カローラ橋崩落の原因は、橋を支える鉄筋が腐食し、支柱が部分的に崩壊して
おり、建設当初より交通量が大幅に増加したことも劣化の要因と考えられた。
大雨による川の増水もあったが、今も解体工事が続いている。
2021年末ドイツの高速道路の橋で崩落が有り、調査で今後10年間で約4000
もの橋に改修または更新が必要だと判断された。
橋の耐用期間は50年程度と考えられており、ドイツ連邦政府管轄以外の自治体
などの管轄下にある橋は9万ほどの内、2023年の「ドイツ都市問題研究所」に
よる調査では、橋の半分の状態が悪いと報告されている。
”これまでドイツ政府がインフラ改修に消極的だったのは、目に見えない老朽化
に投資をする政治的インセンティブが欠落していたためだ”といわれる。
*インセンティブとは、行動を促進するための刺激や報酬
下流側にもう一本、20 世紀初頭に建造された「アウグストゥス橋」
幾重にも連なるアーチが特徴的な、砂岩の橋は頑丈なようだ。

流石元東ドイツ、2009年には旧車がいまだに使われていたが、今は廃車?。

新型の連節車も運用されていますね。
左端に見えているのが、この夜のオペラ鑑賞の「ゼンパー・オーパー」です。

修復された👇カトリック旧宮廷教会 ゼンパーオーパー👇

ドレスデン城前の市電

日本もインフラの老朽化は僅々の問題ですよ。
高度成長時代に造られた、道路、鉄道、橋、生活に欠かせない上下水道しかり
だが維持管理にかかる予算は限られており、なかなか進まないのが現状です。
行政側の長は、真摯に取り組まないと。 政治的インセンティブか