カメラを片手に

東大寺の大仏蛍、そろそろ出番か

ウグイスの鳴き声に起こされれば、陽が射しこみ爽やかな朝でした。最低気温
は午前4時前の14.0℃、強い日差しで最高気温は14時半頃27.9℃迄上がる。
      13時、24.8℃、45%

遠く東の春日奥山を眺めれば、若草山に多くの方が訪れているようで、
一重目頂上付近に人の姿が・・・

若草山の麓にある東大寺、縁のある方の命日です。
1206年のこの日、東大寺大勧進職として、1180年の南都焼き討ちで、ほぼ焼失
した東大寺の復興を果たされた「重源 (浄土宗の僧)」86歳で遷化された日。

浄土宗の開祖・法然に浄土教を学び、山谷を歩き修行し、「入唐三度聖人」と
自ら称したように中国を3度訪れられ、仏法以外に建築術なども学ばれ、1168
年には後述する栄西とともに帰国されている。

さて大仏開眼供養は文治元年(1185年)に行われるも、その後の大仏殿再建には
財政的・技術的に多大な困難があり、財政的には最後は源頼朝に頼ることに。
また技術的には3度の宋行で最新の建築術も学ばれていたが、1709年再建の
現在の大仏殿、幅57.5mより広い86m程もあり困難を極める。
中国の技術者「陳和卿 」と共に新たな宋様式「大仏様」を考案し成し遂げた。

大仏殿再建は建久6年(1195年)で源頼朝も参列され、総供養は建仁3年(1203年)ことで、この功績から重源は大和尚の称号を贈られ、東大寺二月堂・修二会
(お水取り)での過去帳読踊で「造東大寺勧進大和尚位南無阿弥陀仏」と文字数
も長く読み上げられており、功績が大きかったことが示されますね。

東大寺大鐘楼の北西に、重源を祀った俊乗堂があり、
      
国宝の「俊乗重源上人坐像」が祀られ、運慶作とも考えられている。
      俊乗重源上人坐像

一月遅れで7月5日に「俊乗忌法要」と12月16日開山忌には、阿弥陀如来立像(重文)と愛染明王坐像(重文)とともに、秘仏開扉されます。
 

そして右端の石段を下がれば、大湯屋前の西側の谷筋に、日暮れと共に
もうそろそろ、数は少ないが光るものが見られます。
      2020.6.12

それは「ゲンジボタル」で、通常よりやや大きく「大仏ホタル」と呼ばれ、
6月初旬から見られるが、見頃は中旬ですね。
      

近畿地方の梅雨入り、平年は6月6日頃ですが、遅れて来週にはとされ
雨の降る前の蒸し暑い日がねらい目!!!     
          ホテルアジール・奈良より

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