カメラを片手に

ポインセチアから青畝を

冬至の今朝、晴れ渡った奈良は氷点下0.1℃とシーズン最低で、西風が強く
日中も12時過ぎにシーズン最低の5.8℃、真冬並みの一日になりました。
この寒波は今夜が峠で、明日以降は10℃前後まで上がるよう・・・。そして
年末年始は15℃前後と穏やかで暖かいと言う予報ですが。
      12時、4.6℃、37%

さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ポインセチア」
メキシコ及び中央アメリカを原産とするトウダイグサ科の常緑低木、繁殖性が
高く、熱帯を中心に帰化植物として要注意外来植物になる。
 
クリスマス時季に映える赤と緑の葉を観賞するクリスマスフラワーの一つ、
この名は通称名で、アメリカに持ち込んだ米国の初代駐メキシコ大使J.R.
ポインセット氏、あるいはフランス人の旅行家M.ポンセット氏に因むと。

和名は赤く色付く苞葉を、オランウータンに似た伝説上の動物で酒好きの
「猩々」の色にちなんで「ショウジョウボク・猩々木」とされたようだが、
日本への渡来時期は1886年のこととされている。

小型の鉢植えをつくる技術が米国で開発され、クリスマスフラワーとして
日本でも普及したのは1970年代になってからのこと。
      

ポンセチアは日照時間が短くなると開花する「短日植物」で12月~2月頃に
放射状の苞葉の真ん中に菱形をした黄緑色の「小総苞」に包まれた花が咲く。
花はアズキほどの大きさで、雌雄があり、雄花には紅色の雄蕊が一つ、
雌花には小総苞の外へ、突き出た紅色の雌蕊が一つです。
赤い苞葉は開花のサインで、花言葉は「博愛」「祝福」と。
      借用

     『ポインセチア生華やぎて余白なし』 草間時彦 

奈良県高取町上子島生まれの俳人「阿波野青畝・あわのせいほ」も詠む。   
     『ポインセチア陳らべクッキー焼きにけり』阿波野青畝

1992年のこの日は「阿波野青畝」の93歳の忌日。没後31年、来年が33回忌
生家は高取城・登城道から少し入ったところだと言う。

中学時代に原田浜人(ひんじん)、次いで高浜虚子に師事、昭和初期に山口誓子、
高野素十、水原秋桜子と 「ホトトギスの四S」 と称された。
写生俳句の達人で、師の高浜虚子は「耳の遠い児であるといふことが、勢い、
君を駆って叙情詩人たらしめた」と言わしめるほど、耳疾そのものが、しみ
じみとした哀歓をただよわせている。
 *18歳時の一句、生家の句碑『虫の灯に読み昂(たかぶ)りぬ耳しひ児

1929年に俳誌「かつらぎ」を創刊して、関西俳壇の重鎮として活躍され、
句碑も全国に100カ所にも及ぶらしい。

青畝の句碑は高取町内5カ所で、高取中学校(壺阪山駅から西へ)以外は下記に

面白いのは46歳、長円寺の句碑
『 供 藷(そなえいも)眼耳鼻舌身(げんじびぜつしん)()も無()しと』
*「眼耳鼻舌身意」は六根で、五官(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)に
  意識を加えたもの。 五官を通して心に仮相の根をつくること指すと。

高取城跡を訪れるとき、土佐街道から登城道を少し外れ、訪れてみたい。

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