カメラを片手に

ヒガンバナは

彼岸の中日で「秋分の日」、シルバーウィーク後半の三連休初日もまた雨で、
21.6℃の最低気温を記録した午前1時半頃から降り出し、時折音を立てる。
墓参りに行かねばと思うのだが、橿原まで車で走るのはこの雨では・・・
      9時半、23.0℃、88%

この雨は紀伊半島沖で発生した台風15号(タラス)の影響で、午後1時までの
24時間雨量は30㎜ほどにもなっており、明日の早朝まで降るとの予報、
3週連続の台風、今回は風よりも雨が原因の災害が起きてもおかしくない。

さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ヒガンバナ・彼岸花
ヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)の多年草で、球根植物です。
お彼岸が近づくと、川沿い、田の畔や道端に高さ30cm~50cmの長い茎に、
大きな花がポツンと咲く。花言葉は「再会

      『約束のごと一本の曼珠沙華』 細見綾子 

           2022.9.15 須川ダム湖畔にて

地中の球根から花が出て、その花が枯れた後に葉が成長し冬を経て春に枯れ
その間に球根に栄養を蓄えているのです。
花と葉を同時に見られない事から「葉見ず花見ず」という別名もあるほど。
この別名は1000以上ともいわれ、仏教の経典、梵語では「紅色の花」を意味
する 「曼殊沙華・マンジュシャゲ」、仏具の天蓋に似ることから「天蓋花・
テンガイバナ」、学名Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)から「リコリス」。
その他には、死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、
剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、毒花(ドクバナ)、
雷花(カミナリバナ)、痺れ花(シビレバナ)、三昧花(サンマイバナ)、したまがり、
まんじゅさげ ・・・

            2022.9.15 白砂川

「ヒガンバナ」、名の由来は秋の彼岸の頃に開花することからで、それ以外に
葉を含め全てが有毒で、特に澱粉を持つ球根は強い。それを食べた後には
あの世=「彼岸」ということに由来するという説もあるほどです。

*昔飢饉の折、すりおろした球根を何回も水にさらして毒を抜いて飢えを
 しのげるので、田の畔に植えられたが・・・・
 実はヒガンバナは繁殖力が強く、密に張った根が、田の畔や土手の補強や
 土止めになるといわれ、また有毒性からモグラや野ネズミの撃退できると
 さらに鱗茎の澱粉から作る糊で貼った屏風や襖は虫に食われないとして
 有用されていたようだ。
 乾燥させた漢方薬の「石蒜」は去痰、利尿、解毒、催吐の効果があると。

赤い花は「リコリス・ラディアータ」 、白花は「シロバナマンジュシャゲ」、
学名から「アルビフローラ」 とも呼ばれる。
     

近年はリコリスとして、黄色・橙色・桃色様々な色の花が見られる。

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