カメラを片手に

道端の小花はキツネノマゴ

最低気温は深夜記録した18.4℃で、徐々に上昇し夜明け前には雨が降りだし
た奈良、この雨も午前9時過ぎには止み、上空には青空さえ覗かせている。
原因は南海上に発生した熱帯低気圧、今後発達してかろうじて台風15号に
なり、紀伊半島から東海沖に近づくようで、三連休はまたしてもやや荒れた
天候に見舞われそうだ。
      10時半、22.9℃、73%

先日、奈良市の水源・須川ダムへ興東公民館の講座で伺った折、ダムの周辺
路の足元で咲く可憐な紫色の小さな花に会いました。

帰って調べれば「キツネノマゴ・狐の孫」、キツネノマゴ科の一年草だった。
実は古来から日本で親しまれた野の花で、夏の終わりから秋にかけて道ばた
や草地など身近なところで見られます。
本州から九州、 朝鮮半島、中国からインド にまで分布している。 
名の由来は定かではないが、一説には花が終わった花穂がキツネのしっぽに
似ているとか、花の形が孫キツネの顔に似ているからと言われている。 
別名は「カグラソウ・神楽草」、花穂の姿形を神楽鈴に見立てたものです。
 
茎には節があり、節ごとに長めのたまご型の葉をつけるのが特徴で、その
茎先に柄のない花が均等につく穂状花序を出し、点々と化簿に2から3個、
7mmほどの淡い紅紫色の唇形をした花をつける。
      

その花の真ん中には白い星形の模様が入り、これは昆虫に蜜の場所を示す
「蜜標」という。
花先は3つに裂け、花びらの奥の上唇に雄しべが2本あり、虫たちが蜜を吸い
にくると閉じるようになっている。 
写真は、翅の破れたシジミチョウの仲間(クロシジミ?)が蜜を吸いに。
      

受粉後に4つの実が出来、さく果として熟すると下部が裂け種子が散布される

古来から若芽はお浸しなどとして食べられ、乾燥させると腰痛、風邪などに
薬効があるとされていた。また清の時代には目薬としても利用されていた。 

なお学名はJusticia procumbens
属名Justicia はスコットランドの植物学者「ジャスティス(J. Justice)」から
種小名の procumbens は「這った」という意味である。

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