カメラを片手に

奈良大文字送り火は15日に

立秋の朝なのに、台風6号からの暖湿流で26.9℃と熱帯夜になった奈良、
時折強い風が吹き、曇りがちな一日で、最高気温は14時前の33.0℃まで。
      14時、32.5℃、63%

誕生日の花は、ピンク色の「ニチニチソウ・日々草
マダガスカルからインド原産のキョウチクトウ科の多年草だが、耐寒性がなく
日本では一年草として扱われている。
花言葉は、次から次へと咲くことから「思い出」と。
      

今日の忌日は室町初期の能楽師 の「世阿彌忌」、明治から昭和期の詩人・民俗
学者柳田國男の「國男忌」や戦国時代の俳諧師・荒木田守武の「守武忌」。

さて三人目の「荒木田守武」は「山崎宗鑑」とともに『俳諧の祖』とされる。
三重県のHPによると、荒木田守武(あらきだもりたけ)1473~1549
伊勢内宮三禰宜荒木田(薗田)守秀の9男、母は藤浪氏経の女。通称薗田長官。
2歳で従五位下に叙任され、15歳で禰宜となる。69歳で一禰宜に上る。
幼少の頃から連歌を嗜み、宗祇、宗長、兼戴、肖柏、周桂らに学ぶ。
後に連歌の煩わしい約束から離れ、俳諧連歌を文学の一分野として独立させ
後生の俳人からは山崎宗鑑と並び、諧文学の祖のひとりと仰がれる。
『守武千句』は俳句を連歌方式で詠じるというもの。
他に『御傘』『新増犬筑波』『俳諧詠草』『守武随筆』『伊勢論語』など。
天文18年8月8日、77歳にして没す。

  *松尾芭蕉は『俳聖』と呼ばれる。       

      『散る花を南無阿弥陀仏と夕哉』 守武 

来週から月遅れの盆、先祖供養のため帰られる方も多いようですね。 
今朝から「祈りの炎 奈良大文字」という講座を受講してきた。
8月15日 午後8時に高円山の中腹に大の字が炎で浮かび上がります。
今年は資金不足などもあり、残念ですが、床は半分の54床、飛火野での大文字
慰霊祭は中止されるが、春日大社(神式)と大安寺(仏式)にての慰霊祭は
関係者のみで執り行うなど、一部縮小されて開催予定です。
       

どこかといえば・・・右端で高円山の山頂から中腹にかけての草地の部分 
  若草山342m           御蓋山       高円山462m               

火床百八床、一床に松割り木を十余束積み上げ、その間に枯葉を入れる。
大の字の中心の「金尾」では、割り木を数組まとめて積み上げられ盛大な炎に
大きさは第一画目109m、第二画目164m、大三画目128mと日本最大級の規模

遠くから見れば大になるが・・・実際は上空からは
一画目がU字形、二画目も真っすぐではなく曲がっています。
      Google Mapより

奈良の伝統行事は、今年度で東大寺のお水取り1271回目、春日大社のおん祭り
888回、鹿の角切り(1672年からで351回?)で神苑で10月7日(土)・8日(日)・
9日(月祝)11:45~15:00 開催予定です。

この高円山の大文字送り火も64回目を迎え、伝統行事の仲間入りだそうです。
1960年に有志が集まり奈良大文字保存会として、盂蘭盆の15日に明治以降
国難に殉じた奈良県出身のご英霊29243柱の供養のため供養の炬火を燃やされ
たのが始めです。
      

何故「大」かというと、大の字が宇宙を意味し、人体に潜む七十五法という
煩悩の焼却と諸霊に供養する清浄心を現すと
      

何故高円山になったかといえば、聖武天皇が離宮を営まれた地、大安寺の聖僧
「勤操大徳」(弘法大師の師匠)が自坊石渕寺を開かれた霊山、奈良護国神社
の御神体の位置にあることからと。

8月15日の夜、愉しみですね。

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