カメラを片手に

佐保路の万葉歌碑は大伴坂上郎女柳歌

今朝も寒く外は1.4℃まで冷え込み、室内も11℃とあわててストーブを。
陽射しは十分あるのだが、サンルームはなかなか温まらない。

新元号「令和」の出典もと、万葉集が一躍脚光に。
奈良では奈良市の「春日大社」や明日香村の「県立万葉文化館」、そして
犬養万葉記念館」では4月7日に若菜祭、犬養孝先生誕生祭が開催とのこと、
犬養先生の朗々と詠われるお声もながれることでしょう。
(奈良県高市郡明日香村岡1150南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館)

さらに万葉集関連本も売れているそうですね。
実は奈良には万葉集の歌碑があちこちに設置されており、奈良県、奈良市、
桜井市、橿原市などが設置されており、探す旅も面白いですね。

先日、奈良へ連れ合いを送った帰り、佐保路から平城京跡へ車を向ける
途中、ホテルリガーレ春日野(旧春日野荘)の東横にあった万葉歌碑が
道路面に移動されておりました。
案内板には、”大伴家持の叔母・大伴坂上郎女の柳歌、佐保路沿いの地は
奈良時代の高級貴族の邸宅地であり、大伴家の邸宅もこのあたりにあったと
推定されている。”と
 

大伴坂上郎女柳歌
『吾背兒我 見良牟佐保道乃 青柳乎 手折而谷裳 見<縁>欲得』
我が背子が見らむ佐保道の青柳を 手折りてだにも見むよしもがも
         万葉集 巻8 1432 春雑歌 大伴坂上郎女
書は「坂本信幸」さんで、青柳は春先の柳 
訳)あなたが見ておられるだろう、佐保の青柳を、
           手折った枝だけでも私は 見るすべがほしいことよ。
               「万葉集」中西 進 講談社文庫より
(中西先生は、新元号考案者として浮上し、騒がれておりますが、
 知らないほうが皆様が幸せかも、マスコミさんも静かに見守りましょう)



”一緒に見たいが、叶わないなら愛しい人の見ている柳の枝だけでもとの
切ない恋心が唄われているが、実は宴席での戯れの恋歌で、坂上郎女の
恋愛経験の豊富さを物語っています。

写真は平城京跡の柳で、遠くに桜が・・・今日はまだ6分ぐらい
そして柳には花が咲いておりました。


佐保道は佐保川のことで、これから両岸の桜が満開になり、花見をしたいもの。

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