今朝も0.7℃とやや冷え込んだ奈良、すっきりしない天候でしたが昼前からは
日差しが戻り始め最高気温は7.6℃にまでだが、風はやはり冷たい。
東の春日奥山を見れば、昨日積もった若草山の雪は少し残っているようだ。

今日七日は五節句の最初の「人日の節句」、陰暦1月7日のことをいう。
平安時代の宮中では、中国由来の行事「七種菜羹 」の影響を受け七種の穀物
の粥「七草粥」を食べて1年の豊作と無病息災を願われていた。
その後「七種粥」は、昔からあった年の始めの風習「若菜摘み」と結びつき、
7種類の若菜を入れた「七草粥」に発展したと考えられている。
江戸幕府が「人日」を公式行事としたことから「七草粥」が一般に広まり、
現在にまで続いている。
実は理にかなった食べ物で、お正月での暴飲暴食、疲れた胃腸をいたわり、
ビタミンを補う効果もあるのです。
春の七草は「せり-なずな-ごぎょう-はこべ-ほとけのざ-すずな-すずしろ」
そのうちの一つ「ハコベ・繁縷」は、NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花
花言葉は『追想』と。
かつて飼っていた「ニワトリ」3羽、卵をよく産むためと言って「ハコベ」
を与えれば、よく食べてくれた。
小さかった子も、亡き母と一緒にご近所に採りに行っていたことを思い出す。

小畑ではこんな野菜の花が咲いていました。
アブラナ科キバナスズシロ属『ルッコラ』です。
秋まで採り終わらず、そのままにしておれば大きくなってしまった。


今日は連れ合いはお出かけ、そんな日は夕食当番、
小庭には生育の遅いスズシロ(大根)、スズナ(蕪)は残してある。
セリは水辺で無理だが、残るナズナ(ペンペン草)、ホトケノザ
(コオニタビラコ・小鬼田平子が食用に適する)、ゴギョウ(母子草)を
探す・・・食べる気はしないので、ないことにしておこう。
代わりにと小庭の野菜(ルッコラ、ミズナ、キクナ、ホウレンソウ、
ダイコン、カブ)とこの「ハコベ」を入れて、七草粥でも作ろう。