今朝は1.1℃迄冷え込んだ奈良、薄雲を通して春の陽差しが差し込むも・・・
あまりの寒さにガスヒーターの世話になる。
昨日と違い今日は14℃まで気温は上がるというが、昼前から雲の厚みが増し
天候が崩れだしている。
夕方にはまた雨、菜種梅雨?、この雨でさらに植物は成長してくれますね。
でも雑草も、いや「雑草」にもちゃんとした名前があり失礼かな。

さて「ヤナギ」、中国では「吉祥木」のひとつ「春を告げる木や春の復活」
「蘇生のシンボル」とされ、漢字では垂れるものは「柳」、
垂れずに立つものは「楊 」があてられる。
日本ではヤナギ類では「ネコヤナギ・猫楊」が一番早く花を咲かせる。

3月21日の散歩、柳の木「シダレヤナギ」が若葉と共に花が咲いていた。

このシダレヤナギは原産地の中国では雌雄異株の落葉樹です。
日本に奈良時代には渡来したとされる。
一条通りに、萬葉歌碑がある。万葉集 巻八1432 大伴坂上女郎
『わが背子が見らむ佐保道(さほぢ)の青柳(あをやぎ)を
手折(たを)りてだにも見むよしもがも 』 3/20

それも雄株だけとされ、実を結ばないため、挿し木だけで増やされている。
雄花は暗黄緑色で、「尾状花序」という葉が展開するのに先だち尾のように
咲く。花言葉は、「不老長寿」「向上心」です。 3/21

それと遊歩道の脇に『ユキヤナギ・雪柳』も咲き出していた。

流れ落ちるように垂れ下がる小枝に白い花が覆われ、この様を雪を見立てて
おり、花言葉は「愛嬌」「愛らしさ」 と。

さらに小庭に咲く春に挿し木したヤナギがあり、枝がくねくねと屈曲する。
中国原産「ペキンヤナギ」の園芸種の『ウンリュウヤナギ・雲龍柳』で、
シダレヤナギと同様に雌雄異株で、日本には雄株だけです。
4月から咲くらしいが、小庭はまだのよう。
3/23
