カメラを片手に

鶯の滝と興福寺別院鶯滝歓喜天へ

今朝は16.0℃と気持ち悪いほど暖かな朝、やや厚い雲間から時折陽差しが、
22.7℃迄上がった奈良です。
     11時40分、22.0℃、54%

若草山には観光客が見えますね。
     

さて6日の土曜日、ボンネットバスが走っていた春日奥山遊歩道(現在は歩行
者と自転車のみ)を通り、新若草山ドライブウェーを歩き「興福寺別院鶯滝
歓喜天」、下れば「鶯の滝」、春日奥山の秋の様子を伝えます。                     
                     GoogleMapより

近鉄奈良駅から歩き出し人の多さにびっくり、9時開館の正倉院展が開催され
る奈良国立博物館へ行かれる方々でした。東大寺前から朝の若草山を撮り、


飛火野へ「雪消澤古蹟」の水辺に映る飛火野、一番紅葉がきれいですね。


 

撮影会なのでしょう、カメラマンが・・・

春日大社は七五三で早くから沢山の方々が・・・
一言主神社から水谷神社の道、JR東海のポスターにもなった紅葉はまだまだ
水谷川にある紅葉の名所「水谷茶屋」、まだ紅葉には早く11月下旬か


春日山遊歩道に入れば砂利道、この道を昭和30年・40年代にボンネットバス
が走ったとは・・・、環境保全のために
初めに迎えて下さるのは、微笑まれているような石仏さんです。
      

月日亭の前の水谷川に、名の由来の石が刻まれている。丸と三日月
      
 
徒歩はもちろん、自転車や走って上がられる人も、つぎつぎと
春日山原始林」は世界遺産「古都奈良の文化財 」8点のうち「 奈良公園 」
の中に点在する4つの「 構成資産」の一つで、特別天然記念物です。
841年に狩猟伐木が禁止されて以後、豊臣秀吉の時代にスギ が補植されたこと
が興福寺の記録に残るものの、人為的影響をほとんど受けることなく維持さ
 れてきた照葉樹林とされてきた。ところがナラ枯れやシカによる食害もあ
り、風水害による倒木もあり、各種の保全事業がなされている。
一番は16世紀豊臣秀吉による約1万本の杉の伐採があり、明治には杉、ヒノキ
の植林もなされ、人工林として経過観察されている。

小一時間で若草山(トイレ休憩)へ、大和盆地に雲海が・・・
      

さあ一方通行のダートの新若草ドライブウェーを歩く、
十八丁休憩所の脇にお地蔵さんが・・・礼をして先に、紅葉は?
   

時折車や単車が通る。ルーミスシジミ群生地を過ぎ、花山地蔵の背に。

  
2㎞ほど歩けば、鶯の滝の降り口がある。

近道だが急坂のため、佐保川に掛る花山橋を通り、鶯の滝駐車場へ。
少し紅葉が 

降り口には鶯滝の石碑があり、反対側に「興福寺別院鶯滝歓喜天」への石段が
つづき、僧坊の跡とされる石垣なども・・・・・
 

200mほどで日本最古の「歓喜天」、正式には興福寺別院「勧禅院」で、
「夫婦和合・商売繁盛の勧喜天をお祭りし、太閤秀吉公御帰依僧大阿闍梨弘海
上人の位牌と千成瓢箪のある寺」なのですが・・・
近年の風水害により右に手水舎、石の鳥居、左に鐘楼が残され、
フェンスに囲まれた本堂などは石垣のみ。


鳥居をくぐり、フェンス内を覗けば・・・


「かつては正面に本堂(厨子内に本尊歓喜天)、左側に大黒堂(厨子を中心
に多くの位牌が安置)、右側には書院玄関があり『歓喜堂』の扁額が掛る。
書院の右手に庫裏があり良慶師筆になる『獨庵』の板額がかかっていた」と。
こんな石の構造物が残され、
      

頭上には秋の訪れが・・・不思議と心が鎮まる場所でした。

石段を下り、さらに高さ10mの「鶯の滝」へ降りました。
江戸時代から名所として有名で、昼なお暗く、凛とした静けさの中に滝の音だけが響き、水の流れ落ちる音が鶯の鳴き声に似ていることに因むとされる。
     

滝つぼ付近から、ここのモミジの紅葉はまだですね。
     

ここは佐保川の源流域の一つで、訪れるのは二回目、
次は、夏よりも新緑の頃に来たいものですね。

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