
生後10日目
お産というのは、痛いと言うけれど、これ程にまで痛いとは・・・。
やはり想像以上のものでした。
でも、この痛みの末に得られるものがあまりにも大きいので
女性は乗り越えていけるのだろうな。
と今となっては、そんな風に振り返ることができます。
そんなお産までの私の経緯ですが、実は計画出産でした。
予定日を3月4日に控え、その2週間程前から、血圧が上昇し、
数値はギリギリセーフライン。
日によっては、下がることもあったのですが、不安定。
まぁ様子をみたものの、数値のラインをギリギリ超えないこともあって、
自然陣痛を待つことになりました。
しかし、予定日の前日での検診でも子宮口が開く気配もなく。
遅くなっても良いことは何もいい事はありませんし、お産にしませんか?とのこと。
私も、陣痛がいつ来るのかヤキモキしていたので、一つ返事でハイと答えました。
しかし、どのようにして陣痛を促すのかは良く分からないまま当日を迎えることに。
3月5日。午前9時。
産院に入院準備を持ってまずは検診。
そこで、子宮口を開くための一つ目の処置。
管を入れました。痛みは少しだけ・・。
午後4時。
管を取り出すと子宮口は1センチ。
そして、次の処置は、バルーンという風船を入れてさらに子宮口を開けます。
これは翌朝まで入れておくらしい。
やはり管と違って痛みが伴いました。
午後11時。
微弱陣痛らしきものが始まる。
3月6日。午前9時。
バルーンを抜くと、子宮口は3センチ程度。
私はもうちょっと開くものだと思っていたので、ちょっとがっかり。
午前10時。
陣痛促進剤の点滴を始める。これはお産が終わるまで入れておくらしい。
午前11時。
本格的な陣痛が始まる。既に3分間隔。その頃、夫が到着。
腰を押してもらったりした。
午後12時。
昼食が出るが食べれるはずもなく。。
午後12時半。
2分間隔での陣痛。
午後2時。
やっとこさ、分娩室へ。それでもまだ子宮口は4センチ程度。
立会い出産のため夫も一緒に。
そして、この頃到着した母もなぜか立会うことに。
夫に腰を押してもらったり、母にテニスボールを当ててもらって
いきむのを防いでもらったりという時間が2時間程。
その間、1~2分感覚での激痛に絶えつつ。
午後4時20分ごろ。
やっとこさ、いきんでいいとのこと。
子宮口は一気に開き、1時間程度で4センチから9センチまで開いていた。
午後5時2分。
元気な男児誕生

となったわけです。
分娩時間は、7時間5分。
初産としては、まだ早かったほうらしい。
いきむのも上手かったらしいし。といっても、かなり意識もうろうとしていて、
痛みも限界だったし、何がなんだかって感じでしたが。
痛い!しんどいよー!もう無理!とかひたすら叫んでいたような気がする。
もうこの痛みは耐えれないとその時は思ったのですが、
可愛い息子の姿を見ていると、そんな痛みも忘れちゃうわけです。
出産の痛みは忘れるっていうけど、本当なのだろうなーと今は思えるなー。
そんなこんなのお産でした。

生後12日目