Forth!

移転しました(2014/1/1)

天空に極星は二ついらぬ!

2006-03-18 | シネマ
というわけで、「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」を見てきました。

以前このブログでも触れたんですが、主役3人の声優に不満があってあまり見に行く積りも無かったんですが、聖帝様が出ると知って

俄然やる気。 現金やな~(笑)

結果から言うと、私はかなり満足いたしました。

まず絵が素晴しい。原哲夫さんの原画に相当忠実です。
所々おかしな所がありましたが、それを補って有り余るクオリティです。
そして声がよかった。元々全然期待してなかっただけに、これは本当に嬉しかったです。
ケンシロウの声をあてていたのが阿部寛。
本編アニメに似せようとして、不自然な感じになってるんだろうと思っていたんですが…
正直言ってここまで違和感無く聞けるとは思ってなかった。
というか、はまり役じゃないかと。
ラオウの親衛隊長・レイナをつとめた柴崎コウも力演。
ただ何が問題かといえば、ラオウをあてた宇梶剛士…
これは頂けなかった。
まずラオウの声にしては軽すぎる。
そしてこれは脚本の問題だと思いますが、

ラオウ饒舌過ぎ

"ラオウ伝"と銘打つならもう少し考慮して欲しい。
ラオウの持つ剛健さや重厚さがあまり出ていなかった気がします。
そこしうらめし(額田王風に)

***

ストーリーはといえば。
"外伝"という事で、本編とは全く違うアナザーストーリーなのかと思っていました。
が。
本編と、その本編を補完する形で裏側を見せていくという所。
舞台は聖帝・サウザーとシュウの抗争の頃です。
台詞も殆ど原作どおり、コンテの切り方も(記憶が正しければ)ほぼ原作どおり。
そして殆ど原作と同じ絵で。
私にこの辺りの話を見せるとは・・・・・・
映画見ながら、物凄く興奮しました(笑)
隣のみなちゃんが引いているんじゃないかというのが密かな心配でしたが、みなちゃんも興奮していた様子(笑)
泣く程に好きな名場面も見、実際に泣き(笑)

「シュウが死ぬ場面で泣いた」といえば
「私も~!結末を知ってるのに泣いてまうわ」という始末。

私は聖帝・サウザーが大好きなのですが、あまり理解してもらえません。
まあそれはいいんですが…
北斗の拳の世界の悪役って、結構好きですわ。細かい理屈抜きで皆カッコよくって。
私はサウザーの哀しい所が好き。

 愛ゆえに人は苦しまねばならん
 愛ゆえに人は悲しまねばならん
 こんなに悲しいのなら、苦しいのなら
 愛などいらぬ

ここですよみなちゃん。彼の真髄は(多分)
誰よりも愛深きゆえに、それに比例する業を負ってしまったんですよ(多分)
でも映画ではこの台詞一言で終ってた。
師・オウガイを見て泪する場面も省略。
サウザーの死を描くならここまでちゃんと入れて欲しかった…
そこしうらめし。

というわけで、今日一日は北斗の拳でめちゃくちゃ盛り上がり、
グレゴリーコレでお昼食べながら北斗の話、
カラオケ行っては北斗の拳の歌を上から順番に全部入れ(忘れてるかと思っていた挿入歌も全部歌えた)、
岩盤浴では黙って聖帝様の事を考え、
帰りの電車でも北斗の話。
カラオケで北斗歌ってる最中にラオウの掛け声?は何だったかと、
「オラオラオラオラオラオラオラオラ」?だったかと思ったんですが。
それはジョジョの奇妙な冒険でした。
でもオラオラいいながら拳を繰り出す拳王様想像すると笑えてきてどうしようもない。

だれか止めて。

はあ。最後に一言

俺は聖帝サウザー!
南斗六星の帝王!
引かぬ!!媚びぬ!!省みぬ!!

名台詞!!


今年10本目の映画:『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』 
 ラオウの声 -100円
 サウザーの最後 -100円
 サウザーのコスチュームの色の塗り忘れ -50円
 〆て1550円位でいいかと。
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