ねこぼんのう ねこのめんまは猫じゃない

猫であって猫じゃない?うちのプリンセス猫(オスだけど)めんまとねえちゃん、にいちゃんとの日常、カエルやその他の日々。

めんま、神秘のジャパニーズボブテイル。その2

2010-05-18 12:02:47 | めんまの歴史
たまたまレスキューしたのがあとあとで、
ジャパニーズボブテイルだったのねー、と判明しためんま。
で、ちょっといろいろ精神的な問題行動や、
若干の体の弱さがあるのが気になって、調べだしたボブテイルのことです。
ちなみに、めんまは多分近親交配で生まれていると思われるので、
その場合どの猫でもそうかもですが、ジャパボブの場合「神経質な猫」となる、
とか書かれてる場合もありました。
フレンドリーでやさしい猫を交配しましょう、とも。

では、後編!





「ねえちゃん、まだ難しい話なの?」

そうなのー。
書き溜めてたからさ、一応出しとこうと思って。
(なぜに、クッションをかぶってるのだ?めんま。)



「あーあ、ぼくのブログは面白くなくちゃだめなのにさ。」ずずーん。

ま、もちっとだけお付き合いください。
文献やなんやの受け売りなので、100%正しいのか
なぞのテキトーブログですが。

最初に浮世絵でボブを描いたのは喜多川歌麿だそう。1782年以降に
ボブを描いています。

山東京山(歌川国芳絵)の「朧月猫乃草子」は8年をかけて修正、待遇を書いた
大作なのですが、その中に「猫のしっぽも長いは、はやらず。」となっていて、
書かれた1800年代でもボブブームだったようですね。

ちなみに、招き猫は短くまっすぐな尻尾。
ボブテイルは、尻尾の定義がややこしいのですが、かぎシッポでは?
という説もあるのです。定義としては
「効果的に骨格を毛がカモフラージュし、ぽんぽんを
演出して扇形に広がること。ウサギの尻尾ににていること」
なので、別にかぎ尻尾だけとは限らぬわけですよね...?
ということと、猫又を恐れていた人たちがモチーフに使うとしたら、
「猫又にならぬ」といわれていた(尻尾が長くないので)ボブじゃないかな?と
ねえちゃんは、ボブテイル=招き猫説、に一票。



「ねえちゃんが喜ぶなら僕も!」

血統書とかの定義に関してはあまり詳しくないので、
基準をそのまま記載しておりますが...
長すぎないこと、ウサギ尻尾であること、
って感じ。ややこしいです。

招き猫発祥のお寺とされるのが、世田谷の豪徳寺。
江戸時代のある和尚が貧しいながらも
食料を分け合ってわが子のように猫と暮らす
猫好きであったようです。ああ、いいひとやー。

とある日、武士たち(世田谷の当時の領主、彦根の殿様)が
この豪徳寺の山門の前を通りかかると、
猫が手招きしていたそうで、
立ち寄ると突如激しい雷雨が。
猫のおかげで難を逃れたのです。そして和尚に説法を
とかれ、猫の招きで雨をしのいで、和尚の説法を聞けたことは、
仏の因果ゆえ。ということで、この寺に多額の寄進をされました。

大きな寺となった運を招いた猫の死後、
墓を立てて和尚は冥福を祈り、その後
その猫の姿を模したのが、
招福猫児(まねきねこ、まねぎねこ)です。



「♪僕は~招くー、猫じゃなくてめんまだけど、いろいろとー♪」


別の短い尾の猫話。
●クリルアイランドボブテイル 千島列島に18世紀以前より生息する、短く球状に巻いたテイルの猫。
筋肉質、広い肩幅、頑丈な胴体と足。
ジャパボブと遺伝的につながりがあるという説と、
類似はあるもののまったく異なる種であるという説、どちらもありますが、
ウィキなどでは「まったく異なる」ということになっています。

●有名なイギリスのマン島のマンクスキャット
これは、ランビー(完全尻尾なし)、
ランピライザー(尻尾の付け根にこぶ)、
スタンビー(ごく短い動かない尻尾がある)、
ロンギー(短かめから長尾がある)と分けられてます。

後ろ足のほうが発達してるので、ウサギのように跳ねるため、「ラビットキャット」とも
言われるのですが、これはじつはめんまもそういう感じにぴょんぴょんします。
ボブはそうなるのかも???
ランビーは致死遺伝子を持っているので、ランビー同士をブリードすると体の異常や
死産が多発、それにランビーを別のマンクスと3代続けてブリードすると
やはり致死遺伝子が発動します。ノアの箱舟に乗ったという伝説もあるほど
古い猫ですが、とってもブリードは難しいですね。
(二分脊椎や、臀部の奇形、骨盤の奇形、肛門の奇形などという遺伝子問題があります)

大変に古い猫で、ノアの箱舟に乗ったのはマンクスであるともいわれるほど。
(シッポを箱舟にはさんで切れた、という伝説も。ほかには海賊が飾りにするため
マン島の猫の尻尾を切ってしまった、などというものも)



「ねえちゃんとにいちゃん、僕となるとをみて、最初マンクスだ!って思ったらしいよ。」

●アメリカンボブテイル
これはJBTやマンクスが入ってるという
うわさもありますが、はっきりしてない様子。
アメリカンボブテイルは優性遺伝子なので、まったく別の突然変異かも。
最初のアメリカンボブはスポッテットタビー。それとシャムをかけたのがスタート。
今はメインクーンなどとかけられているようです。
そんなに歴史はないので、近親交配を繰り返しすぎて体に問題を抱える
猫が出てしまったという猫でもあるようです。ただそのあとで雑種としての血をいれることで改善されたとも...。ボブはかわいいですが、
体に問題が起こるような交配は、してほしくないと思います。


●スキフトーイボブテイル
スキフ、は、黒海北岸の古代民族であったスキタイ人、の意。ロシア生まれの猫です。
黒海北部の内海、ロスト-ナ-ドヌ市で1980年代中期に見つけられた捨て猫、スィーマとミーシュカが起源。兄妹猫だそう。
シャム猫とシャム猫との間からできた子が起源ですので、短毛、ポイントカラー、目はブルー。毛はやや硬いそうです。
平均でメス1.7キロ、オス2キロといわれる現在世界で一番小さな猫といわれているらしき種です。さらにその後生まれたクーツィイ(ロシア語で、尻尾を失った、の意)がさらに小さく、モスクワ、その後ヨーロッパのショーに出て、インターナショナルチャンピオンとなったそうで...
ただ、これ、血族ばかりなのかしら、近親の...すくなくとも最初はそう?

日本でもこのトイボブが誕生してるそうですよ。日本人って
小さいの大好きですからね。このさき、どうなるのか?ですね。
トイボブとも呼ばれますが、
ボブとは限らずショートテイルの場合もあると聞いたことがあります。
まだ未知のことが多いボブです。

でも、やっぱりボブテイルの中では
ジャパニーズボブテイルがすき。
それは、めんまがいるから!なのです。
前のミンミンのときは、「猫は背中がトラトラで、
おなかは白くて、顔がラッキョウ模様に白い猫に限るのだ!」
と、思っておりました。
そのときの子が一番!なのですよねー。ははは。
でも、シッポが短い子がこんなにキュートだなんて、
考えたことありませんでした。
猫は、長ーくてきれいなシッポが身上でしょ!って
思ってましたので。
いやあ、運命の出会いはあるものなのですね。



「僕、”めんま”のメスの、ねえちゃんが一番かわいいと思う。」

ねえちゃんには、ウサギシッポはないけどね。(笑)

えー、最後に、ニコニコ動画より、
猫の浮世絵傑作選を。
ねえちゃんはニコニコ、登録してるけど、
登録してない人も観られるのかしら?
観られなかったらごめんなさい。
8分くらいあるので、「猫の浮世絵」に
興味がある方でそのお時間がある方、どうぞー!

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27 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (anemone)
2010-05-18 12:28:08
浮世絵、堪能しました。
大好きなんですよー、浮世絵の猫!
おぜうさまとねこ・・・いいなぁ~!!
金魚のもね・・・ははは!
大好き。
返信する
Unknown (まったり福タビ大リンの姉)
2010-05-18 12:50:49
夕べはメンデルと猫のシッポが頭の中でダンスしてました(笑)
ちょっと昨日、バタバタしてコメが遅くなっちゃったけど、ちゃんとダンス堪能しましたからねっ(笑)
で、今日はそのシッポが丸くなった(笑)
全然わかってないままだけど、姉さんにとってのジャパボブ=めんまちゃんにほんと、いつかお会いしたいと(^^)
生ボブ、ほんと浮気してみたい!
だって本命はやっぱり白黒とキジトラと白キジと長毛三毛だからっ(o^艸^o)

浮世絵動画、面白かった~~~♪
絵にもコメントにも笑っちゃった!このコメは投稿した方の?それともめんまねえちゃんの?
もう最高なんだものーゞ(≧ε≦o)
途中で、遅くなったら、「しごとしろー」がずっと(爆)
猫文字、いいなぁ~。どれもぐにゃぐにゃで(笑)
それにあのタオル巻き?首輪巻き?キュートだ~♪

中途半端なブリードから猫達を守るのも人間なんですよね。
実は豪徳寺は昔近かったのにお寺に入ったことないの。今年は絶対行くぞ~。
そして、めんまねえちゃんのプリッケツに優しいコメント、これも本当に嬉しいご縁とプレゼントです(^^)ありがとうです。
返信する
Unknown (ANKO)
2010-05-18 13:42:21
うちに豪徳寺の招き猫いますよ^^
昔は猫又になるからと、しっぽを切る人もいたそうな....
人間って勝手な生き物だよね。

先日まで府中美術館でやってた国芳展に行きそびれました;;
猫ってやっぱり絵になる生き物だよね。
そう言えばうちにある黒猫の版画は、
明治時代のレプリカだけど尻尾が長いです。
返信する
Unknown (モカ)
2010-05-18 14:08:55
ジャパニーズボブテイル、なんでジャパニーズが付くんだ?って思ってました。
マンクスは知ってたのですが、世界にはいろんなボブテイルがいるんですね。
お勉強になりました。
豪徳寺はまだ行ったことないのですが、たくさんの招き猫を見てみたいです。

めんまちゃん、ピンクのお口とお鼻がかわいい!
返信する
Unknown (薄皮饅頭)
2010-05-18 14:09:32
ああっ!昨日のムズカシイけどオモシロイお話を
ちゃんとしっかり理解してから何か言おうって思ってたら
間に合わなかったー(笑)!
何度も繰り返し読んでみます。ふふふ。
浮世絵は、そろそろ隊長が起きそうなので夜にでも
じっくり見ようっと。大好きなんです。

ニホンの短尾猫が生粋のニホン猫かどうか、
ワタシにはわからないのですが、
とにかく猫又話が大流行してしまった折に長尾が化けると
言って嫌われてみんなが短尾を好んで飼ったんですってね。
それで遺伝的に劣勢で体が弱い(脊椎の欠損も含む)ことが
多い短尾猫が増えて選択的に残ったとか。
その時代に短尾猫も大流行したっていうことは、
当時のヒトビトはよくわからずに近親交配など続けてしまって
良くない遺伝子を持つ短尾猫が数多く残ってしまった・・・
っていう可能性もありそうですよね。

今のニホンでの特定の犬種ブームなんかも、
流行るたびになんだかひやひやしますね。
スキフトーイボブテイルっていう品種も心配ですねぇ。

ま、ムズカシイ話は抜きにして
今一緒にいる子がイチバン可愛いのはきっとみんな同じよね。
ワタシも昔は猫は白黒ハチワレがイチバン!って思ってたし。
ふふふ。
ボブテイルは、めんまさんと、あともうひとりなかよくして
いただいているブロガーさんとこのはるちゃんという子が好き!
知ってる子は殊更に可愛い!!
メスの“めんま”もシッポないけど好きですよ~(笑)。
返信する
Unknown (JUNJUN)
2010-05-18 14:59:23
へぇ~、その1、その2面白くって読みふけってしまいました。そっか、ボブさんは沢山いるんですね。うちの獣医さんとこにも居るんだけど、とっても小柄さんですよ。確かJAPANESEって言ってた!所以はやはり猫又とつながりますね。昔野良猫さんが子猫を沢山生んで、その中の白くってチビちゃんがシッポがなかったからシッポナってつけて(ヒミツのあっこちゃんから!)可愛がってました。なかなか懐いてくれなかったけど、結局は同級生の子がもらってくれました。幸せに往生して今では、どこかで大2,3のにゃん生してるんだろうな~。こちらの野良さんはボブが圧倒的に少ないので、みつけたらめんま君ってつけちゃいそう♪
さて、これから浮世絵拝見!
返信する
Unknown (たま)
2010-05-18 17:39:44
たしかに、日本ではボブテイルのほうがありがたがるみたいですね。
長いと猫又になるからw
いろいろ招いてくれるほうがいいのか、それとも猫又になって長生きしてくれるほうがいいのか・・うーん、悩んじゃうw
返信する
Unknown (やらいちょう)
2010-05-18 17:43:27
自分は浮世絵が大好きですから
思わずしっかりと見入ってしまいましたよ。
いいですよね~、浮世絵の猫さんって独特な雰囲気があって。
当時は猫さんと人間の関係が
今と違って実生活の中でも
持ちつ持たれつの構図がしっかりとあったんでしょう。
そんな事を思いながら興味深く拝見しました。
返信する
Unknown (くーろん)
2010-05-18 17:47:26
めんまブログ、ですが、まるで植物とにゃんこの辞典のようです(*^_^*)
よく調べられてますね~~素晴らしい^^
「浮世絵動画」拝見しましたよ~
コメが面白い~臨場感あふれるBGMもナイスです(^◇^)
昔から大の猫好きっていたんですよね~
でもって、あれこれ描いてみちゃった絵描きさんも^^
親近感がわきますね(*^_^*)
返信する
Unknown (えるまーる)
2010-05-18 18:50:50
ジャパニーズボブテイルは、名前を聞いた事があるけど、ほかのボブテイルは初めて聞きました。めんまねえちゃん、いろいろ調べたんですね~。
浮世絵、ちょっと初めの方見させていただきました。なんか不思議な感じね。
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