新年明けましておめでとうございます。
寒い年末年始となりました。それでも各地で初日の出が見られるなど良いお正月を迎えられたのではないでしょうか?
昨夜も紅白歌合戦を見ながら・・・庭先で星の撮影を行いました。
月齢16の大きなお月様が居座っていましたので、星座等写真には最悪の条件となります。このため、星を追尾する赤道儀の更に点像に写すためのテスト(写真は使い物にはなりません)を兼ねて撮影を行っていました。午後10時前後では既にマイナス気温でしたので・・・セットしては屋内に逃げ込み、一定の時間放置して、今日画像を確認ました。
さて、新年第一弾は、オリオン座を取り巻くガス帯「バーナード・ループ」をご紹介します(宇宙には、このようなガスがありとあらゆるところに形成され存在しています)。
↑ 少し説明させていただきます。オリオン座は、左上の黄色い星がベテルギウス。画面右下の白い星がリゲルでともに1等星です。
そしてベテルギウスの右、リゲルの左にそれぞれ白っぽい少し小さな星を結ぶと大きな縦の長方形となります。この長方形の(上下)少し外側から中が概ねオリオン座となります。
中央には、オリオンのベルトに当たる「三つ星」が右斜め上方向に並び、その下にはオリオン座大星雲が赤っぽく(中心は白)見えています。
さて、バーナード・ループは、この三つ星や大星雲あたりを中心に大きく円弧を描く赤い星雲のことを言います。大変淡いガスで、肉眼では当然見ることはできません。
※ アメリカの天文学者「バーナード」が発見したことからその名前が付けられており、距離は約1600光年(光の速さで1600年かかる距離)とされ、おおよそ200万年前にオリオン座大星雲付近の星が超新星爆発し形成されたとされます。(写真上部の赤い星雲は、この写真では少し確認し辛いですが、右をクチバシにした魚のエンゼルフィッシュの形に似ていることから「エンゼルフィッシュ星雲」と言われています。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます