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堺ユネスコ協会 「世界文化遺産」研修会

2021-03-01 00:05:42 | ユネスコ

彦根ユネスコ協会 「世界文化遺産」研修交流会


                                日時:平成29年7月2日(日) 午前10時~午後4時
                                場所:堺市博物館、百舌鳥古墳群、さかい利晶の杜
                                指導:堺市・世界文化遺産推進室、堺市博物館
                                参加者:彦根ユネスコ協会 会員 計18名(バス訪問)
                                     堺ユネスコ協会  会員 計  6名

前田秀一 プロフィール

 

1.「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録について 午前10時~11時30分
 1)VR映像「百舌鳥古墳群 ― 時を超えて ―」上映鑑賞(シアター)

 

   2)解説・講義 講師:堺市世界文化遺産推進室 

 

  ①「歴史・文化のまち 堺」
          古代⇒中世⇒近代⇒現代⇒未来、「大阪」は昔は海だった、もののはじまりなんでも堺
  ②「百舌鳥・古市古墳群」について
     百舌鳥古墳群の概要、古市古墳群の概要、宮内庁との連携(百舌鳥古墳群、古市古墳群、
     同時調査・現場見学会開催(御廟山古墳、ニサンザイ古墳)
  ③世界文化遺産登録実現に向けて
     経過説明、体制づくり、役割分担、シンポジウム開催(大阪、東京)
    堺市独自の取組
     堺まつり、市内各区民まつり、世界文化遺産講演会開催
    市民主体の取組
     「百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産を登録応援する堺市民の会」設立(平成27年6月)現在会員2万人
     「仁徳陵をまもり隊」(平成18年以降、年2回古墳周囲清掃活動)
    民間企業・団体などの取組
     大阪府立工科高等学校(ペットボトルキャップアート制作、いたすけ古墳水質浄化)
     金融機関・南海電車PRポスター制作展示
  ④「百舌鳥・古市古墳群」の推薦書原案について
    概要
     〇古墳時代中期(4世紀後半~5世紀後半)に築造され、多様な形と大小さまざまな規
      模の古墳が密集して造られる。
     〇列島最大級の前方後円墳が築造され、全国各地の古墳づくりの見本とされた。
     〇古墳は葺石や埴輪で飾られた。また、墳丘を掘り込んで埋葬施設が造られた。
      墳丘そのものが埋葬の祭りの舞台であった。
    構成資産について
     〇現存89基から古墳時代中期に属し、かつ保存状況の良好な古墳49基45件(百舌
      鳥エリア23基21件、古市エリア26基24件)の古墳を選択
    顕著な普遍的価値
     〇二つの基準を適用
      基準(ⅲ):文化の物証
        ◆古墳=被葬者の地位の表現 ヤマト王権の影響下の文化
        ◆百舌鳥・古市古墳群 各地の古墳築造の中心
      基準(ⅳ):歴史上重要な建築物の顕著な見本
        ◆巨大かつ整美な墳丘=土製モニュメント、儀礼の舞台、大規模な労働力、
     高度な技術
                 ◆百舌鳥・古市古墳群 古代応募の顕著な見本
  ⑤来訪者を迎える「おもてなし」について
    〇古墳を身近に体感してもらえるよう、履中天皇陵北側にビュースポット(視点場)を整備(平成29年5月末完成)
    〇「古墳」の価値や雄大きさを知ってもらうために、「(仮称)百舌鳥古墳群がダンス施設」を建設(平成31年会館を目指す)
    〇堺市博物館に百舌鳥古墳群ガイダンスコーナーを開設
      迫力ある映像で、世界最大級の墳墓・仁徳天皇陵古墳をはじめとする百舌鳥古墳群の雄大さを体感していただけるよう
      大型スクリーンで上映する百舌鳥古墳群シアター、百舌鳥古墳群展示コーナーなどを設置
    〇みんなが快適で安心・安全に使えるおもてなしトイレを整備(だれでもトイレ・キッヅトイレ)
    〇さかい利晶の杜や由緒ある神社仏閣のある旧市街地エリアと世界文化遺産登録を目指す仁徳天皇陵古墳や博物館のある大仙公園
      エリアを乗り換えなしで巡ることができる。

2.堺市博物館常設展示視察 午前11時30分~

 

3.昼食交流 Café IROHA(大仙公園内) 12時~13時

   

歓迎の挨拶 堺ユネスコ協会 今堀副会長           会食 自己紹介を兼ねて交流会

4.百舌鳥古墳群視察 午後1時~3時
  基本コース:(A班、B班 各班逆廻り)
   仁徳天皇陵⇒履中天皇陵視点場⇒いたすけ古墳⇒仁徳天皇陵正面(記念写真撮影)

   
仁徳天皇陵 正面 概要説明              履中天皇陵 視点場

  
   いたすけ古墳(タヌキのお出迎え)

 昭和30年(1955年)頃、土砂の採集と住宅造成のため破壊されそうになったが、市民運動によって保存された。その際、後円部から出土した衝角付冑の埴輪(堺市博物館所蔵)は、現在、堺市の文化財保護のシンボルマークになっている。
 この工事の際には、土砂を取る重機を入れるため周濠に橋が架けられ、樹木の伐採が行われた。伐採は半ばで中断されたものの、古墳の半分ほどがはげ山となった。橋は現在でも古墳側から伸びる半分が残されている。タヌキが住んでいるが、暑い為か今日はお出迎えなし。


 
大阪府立堺工科高等学校生徒によるいたすけ古墳堀の水質浄化システム研究説明


参加者 

5.さかい利晶の杜企画展「FUN FUN KOFUNTEN」視察 午後3時30分~

 

 

 

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