ホレス・ラム・ビルディングに工学部側から入ると突き当たりにあるヘドル屋内庭園。 大学の運営委員会のメンバー(1964-1982)であり、学生健康サービス部門のディレクター(1971-1982)として活躍した Dr R C Heddle の名前がついています。 この庭園の近くに医務室やカウンセリング室があります。
Horace Lambは英国生まれの数学者で、1875年にアデレード大学最初の数学の教授として赴任しました。 1885年にアデレードを去って英国の大学に雇用され、1931年にナイト爵号を受けました。 このホレス・ラム・ビルディングには電子工学科が入っています。
建築学の建物です。 建築学はアデレード大学では比較的新しい分野で、建築、土木建築、都市デザインなどの学士、修士のコースや専門家養成のディプロマ・コースがあります。 ヒューズ・プラザに面した1階には、セキュリティ、身分証明カード作成所、銀行などが入っています。
キャンパスの中央にある広場。 学期中はコーヒー・スタンドが開店します。 新入生の部活動勧誘や学生会の選挙の時などにはテントが張られ、学生でにぎわう所。 中央に立つのは Floral Pasquinade。 製作者は Clifford Frith。 1988年の作品です。
アデレード大学の創立に貢献した Sir Walter Watson Hughes の名前をもらいました。 この建物は、Wills Building と中でつながっていて、様々な事務所や研究室の他に大会議室が入っています。 7階建てでヒューズ・プラザからの入り口が4階になります。
ウィルズ・ビルディングとエルダー・ホールの間にある中庭。 Sir Kenneth Wills はアデレード大学と社会の絆を深めただけでなく、職掌の見直し、昇給・昇進や研究休暇の導入など、大学内の待遇改善や制度の確立にも貢献しました。
ウィルズ・ビルディングは Sir Kenneth Wills の名前をもらった建物。 1950年代に社会の変化により一般からの寄付金が大学の研究と教育を支えるという考え方が生まれました。 ウィルズはその信念の下に大学の経営委員会で活躍し、多数の市民から莫大な寄付を得るほどに信頼され、後に総長(1966-1968)も勤めました。
ナピア・ビルディングの隣にある Walter Young Garden。 この庭にあるブロンズの彫刻は英国彫刻界の巨匠、ヘンリー・ムーア(1898-1986)の1969年の作品です。 E W Benham 基金が1971年に大学に寄贈しました。 Henry Moore は1941年にオーストラリアを訪れました。
1958年から1965年にわたって建設されたナピア・ビルディングは当時の名誉総長の Sir Mellis Napier の名前をもらいました。 人文・社会科学の他に経済学、商学などの学部・学科が入っています。 人文学はアデレード大学設立時からの長い歴史を持つ学部で、2003年にノーベル賞(文学)を受賞した J M Coetzee 博士は英語学科の名誉リサーチ・フェローでした。