Only One

ママと子どもの毎日を、
丁寧な手作りグッズを制作、販売して応援しています♪
障がい児バッジ、販売中です!

If・・・余命わずかだったら?

2009-03-24 18:39:08 | ikusuke日々の事
娘と昼ご飯食べながらテレビのワイドショーを見てました。
ガンのため余命わずかと宣告された後、
先月に結婚式を挙げた女性タレントさんが死去した。
と流れていました。
なにやら
「死を売り物にしている」との批判があったとか。。。

ガンと診断された時、他の部位にも転移していたのですね。
わかった時には末期がん。
その後彼女はバリバリとメディアに出で稼いでいたようです。
その姿を見た人の中で、
「死を売り物にしている」と、
彼女のその姿を感じたのでしょうねぇ。

彼女は27歳で、前の旦那さん?(恋人)とのお子さんが二人います。
「金ぴかの車を買うわけでも、豪邸をたてるわけでもない。
二人の子供にお金を残したい」と、そう言っていたようです。
すっごい気持ちがわかります。
「アタシ死んだら、この子達どうなっゃうの?」
不安だったでしょうねぇ~。
五歳と四歳の息子さん。
小さいなぁ・・・
私が死んでしまったら、彼らは私と過した事を覚えているかしら?
なんて不安もあったでしょうねぇ。

私は娘を育てる日々の中、
「先には死ねない。。。」
と、よく思います。
不安で不安でたまりません。

私が死んでしまったら、
彼女を誰が育てるのだろ?
今のままの発育、発達の彼女だったら、日常生活全てに介助が必要です。
生まれてきたのだから、
たくさんの愛情を受けてもらいたいし
毎日を楽しんでもらいたい。
働くパパでは娘のお世話は出来ないから
私が居なくなったら、きっと施設に預けなくてはならい。

でも施設では、どんなに優しくされても家庭とは違う。
家庭の楽しさや愛情は、家庭の中のものだから
私が死んでしまったら
それらが全て無くなってしまうのではないか?と
想像するだけで、悲しい気持になるのです。
そして不安でたまりません。

でも生まれてきたからには、人はかならず死ぬのです。
そして
だんだんと老いて、介助も難しくなる事でしょう。
自分が介助が欲しくなるのかもしれません。

普通にしてたって来るオシマイの日。
なのに早々、病でその日を告知された悲しみに不安。

自分が死んだ時に
子供のために、お金を残したい!って気持
私は同じ?ように持っています。

ハンディある娘さんに、
彼女が目を閉じ、全てが終わるその日まで
生まれて来た事を嬉しいと、楽しいと感じられるよう、
私が居なくなっても、
不便にならない生活を過ごせるようにお金を残したいって考えます。

元気な子供だって、
自分で稼いで暮らせるようになるまでの分くらいは、残してあげたいはずです。


亡くなったイギリスのタレントさん。
ガッツ(死語かな?)があると思いました。

自分が居なくなる事への不安。
何より、残される子供への母親の気持。
それらが、彼女を、
ガンガンとTV出演させ、企画に出て、
高額な出演料を貰うパワーになったのだろうと想像しました。

具合悪い日もあったと思います。
不安で悲しくて、こっそり泣いてたのかもしれない。

でも、残された日数は少ないから
とにかくやれる事はやろう!って
ガッツだなぁ~と。


人って色々な考えがあって
一人一人考えは違うから
「死を売り物にしてる」と
死ぬ事も大切な人間の摂理だから、
彼女のガッツある行動?を
「それやったらダメだよ!」と
言う人が居るのも解ります。

皆に訪れる当たり前の死。
それをお金にするなんて、不謹慎?と感じるのかしら?と想像しました。

でも私は
「彼女すごいなぁ~」と感じます。
頑張ったんだなぁ~と思いました。

亡くなった彼女は再婚?結婚したから
ちょっと心が安心出来てたのかな?とも想像します。
人生の一大事、自分が死んじゃうのに結婚した相手。
彼女の全部を受け止めて結婚してくれたのでしょう。
「後は任せとけ」って感じもあったのかなぁ~・・・
なら任せて、彼女は逝けたのでしょう。
そこそこ(高額だって)子供らにお金も残せた。
子供が自分の知らないどこかで育つのではなく
自分の選んだ、自分を選んでくれた人に任せられる。
不安な毎日の中の希望の光のような事に思えます。

私は亡くなった彼女のように
高額なお金を作って残す事は出来ません。
事故なんかで、パパと一緒に死んでしまったら・・・
どうしましょう。
魂だけが残り、幽霊として娘を見守れるなら
見守るのかな・・・
でも幽霊って、何にも出来なさそう。
辛そう・・・

元気に年を重ね
娘が人生全うするまで一緒にいたいなぁ。

やっぱり心配だから、
ちょっとずつでも貯金しなくちゃなぁ~。

私が先に死んだら、パパにはすぐにでも再婚して貰いたい・・・ような。
再婚できるように、見苦しくないルックスで居てもらわなくちゃねぇ~。
ダイエットさせよう・・・。

亡くなったタレントさん。
子宮頸ガンでした。
彼女が「子供にお金を残したい気持ちから」かもしれませんが、
たくさんテレビ出演したおかげで
子宮ガンの検査を受ける20歳代前半の女性が急増するなど、
社会的に大きな影響を与えていたそうです。
自分のための働きだったのかもしれませんが、
それがまったく知らない色々な女性への
啓蒙活動になったのって凄い事だと思います。

うん、
やっぱり私は
彼女は偉いなぁ。強いなぁって思います。

私の人生を、皆で祝福して下さいと彼女は言ったとか。
だからお葬式は盛大にとの話。

全然しらない方ですが、
同じ女性として、母親として
私はカッコイイと思いましたと送ります。
ご冥福お祈りします。

From ikusuke