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副籍交流を知っていますか?

2008-10-20 23:58:22 | 天音ちゃんから学ぶ事
東京都では、平成19年度より特別支援学校の小・中学部に在籍する
児童・生徒の中で希望した全ての児童・生徒に、
副籍制度による交流を実施しています。

都立特別支援学校の小・中学部に在籍する児童・生徒が、
居住する地域の区市町村立小・中学校に副次的な籍を持ち、
直接的な交流(小・中学校の学校行事や地域行事等における交流、小・中学校の学習活動への参加等)や
間接的な交流(学校・学級便りの交換等)を通じて、
居住する地域とのつながりの維持・継続を図る制度です。

この制度により、居住する地域の中で、
障がいのある児童・生徒と障がいのない児童・生徒の相互理解が進み、
「豊かな心の育成」に繋がっていくことが期待されています。

こんな感じの制度です。

と云う事で、娘さんも近所の学校に月に1回の割合で通っています。

前にちょっと書きましたが、コミュニケーションが難しい子供です
もちろん普通のお勉強なんて無理です
就学相談の時にですね、支援学校ではなく身障級はどうだろう?と
学校見学に行きました。一日体験。
個別授業は良かったんですけどね~、
普通に国語の授業で先生が朗読始めたら5分で寝ましたからね~
その時に、まだまだお勉強は無理だねとママは悟りました
だから副席でも授業は無理だよなぁ~って

なので・・・娘さんは「給食」食べに行ってます
楽しいですよ~
給食&昼休み時間の交流。
多分、学校で一番楽しい時間を共有させて貰っているのではないでしょうか?

席の置き方は学校によって色々だと思います。
何年何組に席を置く事もあるでしょう。
娘さんの場合は、学年4クラスが全て彼女のクラスです。
毎月毎月、1クラスずつ回ります。

療育センターに通園していたとき、
区立幼稚園に平行通園で週2回2年間通っていましたから、
お友達も何人かいます。
Only Oneのお針子さんちの子供らもいます。
なので娘さんは、大好きな給食&お友達との時間できらっきらの笑顔の時間になるのです

私も楽しい時間です。
1クラスだけでなく、全クラス行ける事で
顔を覚えてくれる子どもさんたちが増えました。
我が家はスクールゾーンの前にありますから、娘さんを送って帰ってくる頃、
丁度みんなの通学時間で、「あまねちゃんママだぁ~、送ってきた?」とか
よく声をかけてくれます。
子どもらよ~く見てますから、
「昨日はパパとあまねちゃんだったね~」とか
「ママはさぁ~、眼鏡してるの? 昨日眼鏡であまねちゃんと居たでしょ?」とか
とにかくなんでも話かけてくれるのです
パジャマでフラフラ出来なくなりましたが(するのが間違えだって)
副席で通うようになって、
とにかく地域に加わったのだなと云う気持ちになりました。
ママとお出かけ途中の子どもさんに話しかけられれば、
「給食を食べにくるあまねちゃんだよ」と、
子どもさんがママに娘を紹介してくれるのです。
次にママだけと道であっても、挨拶出きる仲になれます。
引っ越して世田谷に住まいを持ち、
遠くの療育センターと病院の中だけでしか友人&知り合いの居なかった世界から、
娘が私を地域に連れ出してくれているようです。

まだ低学年の子ども達との交流と云うのも、良かった事なのだと思います。
幼稚園時代の友人が、幼稚園での娘との関係を覚えてくれている間に、通学できた事で、娘の事を知らない子ども達に娘を紹介?してくれます。
「あまねちゃんはねぇ~、喋れないけど、こうするとバイバイなんだよ」とかね、
そういえば、手話をしっている子が何人もいました。
私がサイン(身振り)で娘に話しているのを見て、
「ありがとう」とか短い手話を入れて娘に話しかけます。
どうやら幼稚園で覚えてきたようです。
すごいのね、近頃の幼稚園って

娘が大喜びするからと、
去年の冬は、小島よしおと西岡すみこが10人以上現れて笑いました
入院して行けなかった次の月に行くと
「具合よくなってよかったね」と、折り紙を折り手紙を添えてくれました。
先生が促すわけでなく、休み時間になると、
子どもたちが自然と娘に接してくれます。

今日は、ボランティア?でがんこちゃんとみきさんが介助に来てくれてまして、
がんこちゃんが、私から離れて娘さんとお掃除のお手伝いに行ってくれまして、
遠目で見ていて、がんこちゃんの介助がとっても上手い事にも感動しましたが、
私が居ると、抱っこ抱っこの甘えん坊の娘が、楽しそうにモップ持ってるのみて、
親のそばより、こういった環境の方が伸びる事は多いのだろうなぁ~と
つくづくとしていました。

今日も楽しく、給食は美味しく、しっかり食べて帰宅しました
この良い環境が、いつまでも維持できる事を願うばかり。
親の力なんて小さなモンだなと

副籍交流、区によってはなかなか進まない学区もあると聞いています。
受け入れる学校も大変かと思います。
行く私達親も、子供も大変な事もあります。

でも、ゆっくりでいいから浸透して行く事を私は願います。

From ikusuke