クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

ジョビの中学時代2

2015年11月17日 | 日記
「ジョビのカツアゲ2」

私と友人、先輩2人の横を女生徒が通り過ぎると、野球部の先輩じゃない方が言いました。

「おう、あの女知ってるか?」

何か嫌な予感がしました。
その問いには友人が答えました。

「同じ学年ですけど、クラス違うんでよく知りません。」

それを聞くと、下卑た笑みを浮かべながらこう言ったのです。

「よし、アイツから金を借りて来い。」

出たぁ。1番キツいやつ。
テメエで借りて来いっつーの。
段々ムカついてきました。

そうだ、ケンカが強いってえのは噂だけかもしれん。コイツぶっ飛ばしてやろうか。

私の戦闘力は当てにならないが、友人は少なくとも私よりパンチ力があるのは知っていました。
私も脚力には自信がありました。反復横跳びが学年で4位だったんで。

野球部の先輩には手を出すつもりはないが、2人でソイツを攻めたらどうだろうか?
よし、やってやろうか。


いや、待て。
後々倍の人数で来られたら面倒だ。そもそも人を殴ったことないし。
だったら、あの女に金を借りた方が楽じゃないか?

友人はどうか知らないが、私にとっては別に恥ではない。
貧乏育ちだから、そんなこと気にならないのです。
こんなタイミングで見つかったあの女が悪い。


いや、待てよ。
仮に借りられたとして、それが噂になったらどうしよう。下手したら学年の女子全員から総スカンだ。
で、噂が広まり、母さんにまで知れたら相当マズイ。
母さんを泣かすようなマネだけはしたくない。


くそっ。なんなんだ、コイツら(先輩2人)もあの女も。
そもそもガラの悪い野球部なんて入るから、こんな先輩達に知られちまったんだ。
そうだ、俺が悪い。
友人まで巻き込んだ俺が悪い。
部活サボらなければ、こんな事にならなかったのに。

でもエロ本(Don't)が欲しい。
どうする?


もう仕方ない。
葛藤の末に導き出した解答を告げるべく、私は意を決して口を開きました。
驚くべきことに、友人と同時に同じ事を言ったのです。



いつかにつづく


南国土佐の夜の朴竜 4

2015年11月17日 | あの頃 朴は若かった
ビジネスホテルに似合わない黒く重厚な木製のドアを押すと、ドアベルのカランコロンの音にドレス姿のおねえちゃんが表れました。

大きな花器に南国土佐の美しい花が生けられていて、中々に良い雰囲気です。

おねえちゃんに促されてゆったりとしたソファに沈むと、暑いおしぼりと共に6人のおねえちゃんが席にやってきました。思い思いの色のドレス姿のおねえちゃんは花器に生けられた花のようです。

周りを見ると客は私ひとりです。
早い時間だからなのか、実はぼったくりの店だからなのか何となく居心地がよくありません。

とはいえ、6人のおねえちゃんはその筋の知り合いという感じではありません。酔うほどに尋ねると実は人妻だったり、OLの副業であったりの素人さんだったのですが。

ドレスの胸元やスリットから見える瑞々しい御足はもうじれったいこと、じれったいこと。でも、そういうお店ではありませんので、モテたい私、あくまで東京からやってきたイケメンの出来るビジネスマンとして上品にカッコよく振舞わなければなりません。
新橋のフィリピンパブでなべさんと歌い狂う朴竜であってはならないのです。

おねえちゃんの鳩尾にソーラープレキサスブローを打ち、気絶しているふたりを両脇に抱え大漁旗をなびかせ部屋に帰ってはならないのです。

また、ケチでもいけません。やれワイン飲んでも良いか、フルーツ頼んでも良いか?金を使わせるおねえちゃんのお願いは笑って応えなければモテないのです。

そうこうしながら時間が経過していくのですが他のお客は一向に現れません。貸切状態の私。暇なおねえちゃん6人全員が私の席に着きました。

一体幾らかかるのか?
不安になりながらも太っ腹なビジネスマンを演じます。

モテたいがために6人のおねえちゃんのお酌を受けているうちに結構酔っぱらってきました。商談と移動の疲れがドッと出てきて、吐きたいのですが、ぐっと我慢です。

で、あるおねえちゃんが「カラオケ歌って!」と言ってきました。で、モテたい私は「じゃあ、そこにあるギターとピアノ弾いても良いですか?」とカッコつけて、ビートルズのYesterdayとLet it be を演ると一気に盛り上がりました。

演奏を終え席に着くとおねえちゃん達、ぴったりと寄り添ってきます。お、ようやくそんな感じになってきましたが、目も回り呂律も危うくなってきました。

気がつくと時刻は11時。客は私ひとり。何と5時間も飲み続けていました。

せっかく良い雰囲気になって来たのにもう限界です。

結局いくら払ったのか全く覚えていません。

部屋は同じホテルにあります。
演奏後ぴったりと身体を寄せてきたおねえちゃんが部屋まで送ってくれると言ってます。

こりゃあ、しめたものだ。
ウヒョーっと心の中でガッツポーズ。
ですが、不覚にも酔っ払ってしまった私、おねえちゃんに抱えられるように部屋に戻りました。

おねえちゃんを先に部屋に入れ、ドアを閉めた途端、もう吐き気を我慢できなくなった私、トイレに駆け込む間も無く、おねえちゃんの後ろ姿、クビから背中に勢いよく大量の胃液吐瀉物を浴びせてしまいました。

その後のことは全く覚えていません。

夜中に目が覚めたらスーツ姿のまま。枕元には鰹やらウツボが大量に散乱していました。

胃液吐瀉物を大量に浴びせられたあのおねえちゃん。あの後、どうしたんでしょう。

いやはや大変申し訳ないことをしちゃいました。

本当にごめんなさい。








南国土佐の夜の朴竜 3

2015年11月17日 | あの頃 朴は若かった
うつぼ料理、それも精巣部分の「流子(ながれこ)」を食し、ズボンの下が熱くなったまだ若い朴竜。旅の恥はかき捨てコキ捨てですが、今のようにスマホで検索出来る訳もなく情報が取れない時代。コンビニでスポニチを買ってそういうコーナーを見るも何ら身になる情報もありません。

それらしい店舗が集まる一角がありますが、まだ18時過ぎ。営業前なんでしょうね。灯りが消えています。呼び込みもありません。て言うか門構えはかなり怖くて、入るにはかなりの勇気が必要です。まだ40前の若い朴竜、ズボンの前を膨らませてその辺をウロウロキョロキョロ。丸っきり冴えない助平なサラリーマンです。

あ~
何だか疲れたな。
諦めて帰るか。

おとなしくホテルに戻るもまだ飲み足りません。まだ外はほんのりと明るいし。

で、レセプションで気付きました。
そのビジネスホテルには何故か不相応に立派なパブと言うかラウンジと言うか、おねえちゃんがいそうな社交の場があるではないですか!

まだ若い朴竜、サイフの中身を確かめて、ひと勝負を打ちにその扉を開けたのです。