神佛の加護をいただく

神佛の
ご加護をいただくには・・・
密教修行を通じて体験したことを書き続けたいと思います。

実修(じっしゅう)実証(じっしょう)を体験する

2015年02月08日 17時41分38秒 | 秘密の教え・密教とは

三密の行とは 自らの身・語・意をもって

大日遍照金剛さまとの一体感を 同体感をイメージするものです。


身密は 正身端坐する。正座をする。背筋を伸ばして坐る。合掌する。

合掌することで 大日如来さまと 私は一体であると 表現しているのです。

腹式呼吸を心がけ 深呼吸をして 頭の中と 心の中を空っぽにします。


語密は おん あ び うん けん ばさら だと ばん を唱えます。

この時 耳栓をして 小声で唱え続けますと ダイレクトに頭の中に響いてきます。

頭の中が おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん で満たされます。


意密は 南無大日遍照金剛さまを 念じます。

心を この念佛に 一点に集中させるのです。

つまり 心の中で 南無大日遍照金剛と 唱えるのです。


身・語・意を同時に行い 一致させるのです。

このことを 自分で自分をイメージするのです。

自分と 大日如来さまと 平等平等にして 別なものではなく

異なるものではありません。

 

このセルフ・イメージを持つことが大切です。


では ご本尊さまとしての大日遍照金剛さまを どこに置くのか。

このご本尊さまを 自らの心の中にある と想うのです。

自らの心の他に あるのではありません。


佛さまの心と 自分の心を 共鳴させるのです。

同調させるのです。波長を合わせる。

ひとつに成る。もとひとつの同体であるということを イメージするのです。


宇宙法界に 大日如来さまの 偉大なる み心は 遍満しているのです。

あなたの心の中に 佛性として与えられており 互いに繋がっているのです。

宇宙大の心と 自らの心は 直結しており 別々に存在するものではありません。

佛心と自心との 対立感の無い境地に至る。このことを体験するのです。


本堂に安置してある 佛像としての ご本尊さまを拝む時

佛像としての ご本尊さまと 自分との間に 距離感があります。

必ずしも一体・同体ではない 現実の距離があります。

この距離感を どう埋めるのかが大切です。


その為の 三密の行なのです。

自他の対立感という概念を無くし 遠近感を無くすことです。

おん あ び ら うん けん  ばさら だと ばん

おん あ び ら うん けん  ばさら だと ばん

おん あ び ら うん けん  ばさら だと ばん


三密の行をしている時 自らを取り巻く現象世界と共に

ひとつに成っているのです。

頭の中を空っぽにして 余計な詮索は しないことです。

ただただ信心をする。ただただ真言を唱える。


毎日毎日 行うことによって 徐々にではありますが

セルフ・イメージしていることが そのまま 体得できるように成るのです。


精神を安定させて 精神統一する。

三密の行を 実修して実証を得る。

実修・実証とは 実際に自分で修行してみて 実際に自分で証明することです。

そして 悩み・苦しみから解放されて 安心(あんじん)

心の安らぎを得るのです。

 

自他法界平等利益の為に

おん あ び ら うん けん ばさら だと ばん

南無大日遍照金剛

 

最後まで 読んでいただき ありがとうございました。

 

合掌

 

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