おめでとー

激闘を制したのは早稲田実業。

前日の決勝戦はまさに大熱戦、大激戦だった。
駒大苫小牧の田中、早稲田実業の斉藤、どちらも譲る気全くなしの意地の張り合い。
15回までの投球数は両社ともに160球を超える。
それでも15回1－1で引き分け、規定により翌日の今日再試合。
で、今日の試合。
どっちも昨日に続く意地の張り合い。
8回終了時で4－1と早稲田実業が絶対優勢でこのまま勝負がつくと思われた9回表駒大苫小牧の攻撃。
ノーアウトから2番のヒットに続き3番の文句なしホームラン。
4－3となって勢いは駒大苫小牧、もう本当にわからなくなった。
最後は早実の斉藤が4番5番と立て続けに2アウトをとり、最後は駒苫のエース田中。
昨日から続く連続当番連続投球で肩はボロボロのはずなのに、最終回にして146km／hの超速球を投げる斉藤。
もう感動せずに入られない。

最後をビシっと三振にしとめた瞬間、クールなエースは溜め込んだ気持ちを爆発させるかのようなガッツポーズで喜びを表現。
エースの下にナインが集まり喜びを分かち合う。
全員が人差し指を天高く差し上げて「No.1」を表現。
第一回大会から参加し、王貞治でも成し得なかった夏の甲子園で初優勝、本当におめでとう。

惜しくも敗れた駒大苫小牧ナイン。
でも悔やむな若人。
もし夏の高校野球at甲子園に再試合のルールさえなければ両校優勝だ。
そのくらい苫小牧ナインも頑張った。
誇り高ぶれ、下を向くな、悔し涙を流す無かれ。
結果以上に必要なモノを見せてもらった、本当にありがとう。

今年夏の高校野球、何かにつけて感動したことの無い自分がマジ感動。
その場で歌えと命じられたら迷わず「栄冠は君に輝く」をビブラートも惜しまずに歌うだろう。

高校野球万歳。
青春て素晴らしい。