二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

06/23(金) A COL 第一戦

2023-06-24 | 試合の感想
Game Day https://www.mlb.com/gameday/angels-vs-rockies/2023/06/23/717644/final/box

「大谷がMLBリードする勝ち越し25号、続くTroutが16号でTroutani。エンゼルスは、8連敗中のCOL相手に、エラー絡みで満塁本塁打を打たれ、まさかの 4-7 逆転負け」

 エンゼルスを集約する試合内容になりました。
 この試合驚いたのが、COLはNL西地区最下位で8連敗中だったにも関わらず、コロラドのお客さんが 47,085人も入っていたことです!
 ちなみに、8回裏の満塁本塁打は、COL選手が打ったのは2021年9月10日以来だそうです。あ~、恥ずかしい。

 この試合の重要なポイント

・【0-0】1回表 1outから大谷が右中間二塁打で、いきなり得点チャンス。Troutが空振り三振。Druryが初球に止めたバットに当たりSSゴロ(最悪)。

【2-2】3回表 1out満塁で5番Renfroe。1-2[5]から 三塁Fフライ [94.3 68]。
        1球目と4球目の犠牲フライに出来る高さの4Sをファウルで打ち損じる。こうした打者有利の場面で得点しないといけません。

・【4-2】5回表  大谷-TroutのソロHRで2点を加え、続くDrury、Renfroeが単打で出塁し、0out一二塁 ビッグイニングのチャンスで6番 Kevin Padlo。
        Padloは1-1からCFフライ[88.1mph 41deg 329ft] で走者進めず。続くRengifoも二塁フライ、 Wallach もSSゴロと得点圏のランナーを3人連続で返せず。

        ここはマイナー上がりの新人Padloが器用なタイプの選手だったら、バントが良かったですね。送りバントで1out二三塁でRengifo (既に犠牲フライを打ち上げていた)。

・【4-2】6回表 0out一塁の場面で、四球で出塁したVelazquezが完全に塁を盗んだが、打者のWardが一塁走者の盗塁を確認せず、初球に打ちに出て、RFライナー。
              Velazquezは打球の行方を確認しておらず二塁にヘッドスライディング。慌てて一塁に帰塁するも、一塁タッチアウトでDP。。。次打者・大谷翔平。
 2out なし        大谷はRF前Hでこの日、三本目のヒットで出塁。 

  まるでコメディでしたね。これぞエンゼルス野球だ! 本当に恥ずかしい。
 この場面、Velazquezは足がが速い[29.1 ft/s] ので盗塁のサインが出ていなくても、グリーンライトで「自由に盗塁して良い」ということだったのでしょう。
 Velazquezは打者のカウントが深くならない初球に完全に投手のモーションを盗んだにも関わらず、低野球IQのWardはボールを見送らなかった。(見送っていれば、【4-2】0out二塁 だった)
 0out二塁であれば、次打者が既に二塁打とHRを打っていた大谷なので、右方向にゴロを転がすだけで良かった。(進塁打で、1out三塁で 打席に大谷)
  この一連のプレーの責任は、打者のWardにあります。「Run & Hit」のサインだったのならば、右方向にゴロを転がさないといけない。
 次にVelazquezが打球音からファイルかインプレーを確認しなかったのが、DPになった原因です。確認しなかったのは、サインではなく「単独スチール-勝手に初球打ち」の可能性が高い。
 打撃陣が攻撃の同じ絵を描けてないわけです。1out三塁で大谷なら、犠牲フライか当てただけでの内野ゴロで1打点【5-2】となっていたでしょう。本当に愚かとしか言いようがありません。
 野球にミスやエラーはつきものですが、低IQは耐え難い。
一塁走者の盗塁を認識し自重できる:Trout、Rendon
一塁走者の盗塁を見逃し、打ちに出てしまう:Ward、Renfroe
 
・【4-3】8回表 0out一塁 7番Rengifoが四球で出塁、8番Wallachが0-2カウントから、ピッチタイムクロックの違反を取られ、自動out。得点差が1点に迫られた終盤に痛すぎるボーンヘッドです。
 実は、Wallachは直近、6/14(水)から今日まで。打率とOPSが [.282 .867 → .236 .753] 急激に下がり、打撃不振に陥っています。直近7G [.095AVG .095OBP .238SLG .0.333OPS]
 この間、ネビン監督の捕手の起用方針は、公休日が2日あったとはいえ、Thaiss [28-049d]:Wallach [31-232d]=2:6と極端に偏っています。(Wallachは大谷専属捕手で、この期間2先発)
 比較的打撃好調だったThaissは、控えに回ることが多く、あまり出番はありません。この偏った起用が、ベテランのWallachに身体的に悪影響を与えているのは明らかでしょう。

・ その後、Velazquezが三振、WardがRF前Hで2out一二塁で大谷翔平の場面です。(三塁打でサイクル安打がかかっていた)
  二塁悪送球で2out二三塁 3-1の場面。ここは勝負を避けてB球かと思ったら、外角中CUV [87.6]でした。これを痛打してほしかった。打てない球ではなかったが見送ってしまった。
  走者が足の速いRengifoとWardで単打でいい場面です。左方向に軽打で良かったと思います。
  結局、3-2から内角低めCUV[88.8] 難しいB球(四球) 空振り三振になってしまった。これで追加点が入らず、流れが向こうに行ってしまいましたね。

・【4-3】8回裏 ネビン監督が7回裏に続き、Bachman [10/10 100%] をそのまま続投させたこと。Bachmanは先発投手だったので長いイニングを投げられますが、
  (今季7登板中、5登板で2.0回を投げている) 1点差でリスクはありました。単打-ライナー-単打で降板。

【4-3】8回裏 1out一二塁 不振が続いていたネビン監督のDevenskiへの継投。
    問題はこちらです。この前の投稿にDevenskiはまだ休ませる必要がある、と書きましたが、案の定、甘いコントロールで、打ちごろの ど真ん中4S [91.9mph] で満塁本塁打・・・。【4-7】
    試合は終わってしまいました。この場面の継投は、ルーキーですが、登板間隔の空いていた[中5日]のSoriano, Jで良かったと思います。(Devenskiは [中2日])

・【4-3】8回裏 その前段となる守備固めで入ったWalshが一塁ゴロDPのところを二塁に低い送球(捕れない球ではなかった)。
        二塁ベースカバーに入ったVelazquezがWalshの送球を落球、DPの機会を逃す。1out満塁に。
        Velazquezを擁護するつもりはないですが、6回表のRFライナーDPで相当、体力を消耗したと思われます[全力で盗塁-帰塁]。標高の高い[約1600m] コロラドでこれは厳しいと。
  
  COLファンで大谷目当てで足を運んだ方はいい試合だったでしょうね。
 打者大谷は、公休日を挟んで、高地においても好調を維持しているようで、明日以降も期待が持てます。

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