二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

9月5日(水) LAA(A) 第2戦

2024-09-05 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-angels/2024/09/04/746178/live/box
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746178
https://sports.yahoo.com/mlb/los-angeles-dodgers-los-angeles-angels-440904103/

 今日の試合内容は特に書くことがないですね。あまりにもBobby Millerが酷すぎて、1回裏でいきなり5失点。2回終了時で6失点【0-6】。
こうした先発投手の序盤の失点は、どれだけ強力な打撃陣でも試合に勝つのは難しくなります。(士気が大幅に下がる。Millerの場合、「あぁ、またか・・」となり、さらに下がる)
野球は先発投手が最も重要です。これがセオリーであり、鉄則です。最も貴重でサラリーを貰えるのが先発投手です。

試合前 https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/bobby-miller-676272
Bobby Miller (25-153d) 2QS[20%]/10GS 2-3 7.25ERA 6.54xERA 6.43FIP 4.57xFIP 1.657WHIP 55ERA+ -1.0 bWAR / -0.5 fWAR (チーム最下位) 援護点4.84
           5回未満で降板 5回[50%]

強:FB速度 95[-3]、Ex 84[-2]、GB% 72[-4]、CH RV 63[-15]、CUV SR 65[-24]、FB SR 61[-12]

弱:EV 1[-64]、xERA 1[-80]、xBA 3[-66]、HH% 5[-55]、Brl% 5[-76]、BB% 15[-65]、Chase% 16[-30]、K% 29[-22]、Whiff% 48[-8]
  Pitching RV 6[-81]、CUV/SL RV 6[-60]、FB RV 13[-73]  
   
   被HR  xBA xSLG RV
4S  7   .331 .631 -5
CH  1   .136 .194  +1  
CUV 1   .332 .573 -1
SNK 1   .392 .602 -2
SL  2   .231 .484 -6

  今季チームの役に全く立っていない。昨季から大幅な後退です。彼が投げるたびに相手チームに勝利のチャンスを与えてしまっている。
 球速はあるが、細かいコントロールがなく、甘く入ったところを痛打され、失点を繰り返す。
 メンタルが弱く、B/Sの判定や被HRでイライラして一人相撲、失点時、ダメージコントロールが出来ない。球数を抑え、打たせて取るということも出来ない。
 スタッツ的には、GB%が高く[76→72]、K%[51→29]が低いので、低めに4SとSNKを投げ分け、ゴロを打たせて球数を抑えるスタイルの方が向いていると言えます。
 三振を取ろうとすると、力んでしまい、コントロールが乱れ四死球、甘く入れば痛打、という現在の状況になっています。

  Bobby Miller( 25-153d) を今季終了までどうするのか? 
 この出来だと、今後、立て直したとしても、ポストシーズンの先発登板はリクスが高すぎ、ブルペンに回しても大量得点時/大量失点時のロングリリーフしか役割がないでしょう。
 短いイニングだとしても、コントロールに問題を抱え[BB% 15]、「四球-四球-長打」となるのは必至です。


 さて、今日の試合だけでなく、大谷翔平の打撃の調子は落ちています。LAAシリーズ[2戦]だけでなく、ARIシリーズ[4戦]から甘い球を打ち損じ、打球が適切な角度上がらない傾向が続いています。

 大谷翔平  回  点差  状況   対戦投手     カウント[総投球数](初球S=☓、B=◯) 
第一打席 1回表 0-0 0out なし Griffin Canning (R) 1-2[5]◯ ①外角高4S[94.5] 三塁フライ[81.8⚡️ 102.1 70 150]☓ 初球を振るならHHして外野に飛ばさないといけない。悔やまれる打席。

第二打席 3回表 0-6 2out なし Griffin Canning (R) 2-2[5]◯ ⑤外角低CH[89.5] B CF左フライ[74.0 95.9 24 366 .290] 厳しいコースで上手く打ったが、結果に繋がらず。

第三打席 6回表 0-6 1out なし  Griffin Canning (R) 2-2[5]☓ ⑤内角低 地面 SL[87.8] 決め打ち→空振り三振[76.1⚡️] ☓☓ 

第四打席 7回表 1-7  0out なし H. Strickland (R)  1-1[3]◯ ③真ん中高4S[94.8] 三塁フライ[77.1⚡️ 94.6 73 111]

 最近、バットのスイングスピードが表示されるようになり、実際、HRなどの長打を打った際、他の打者のスイングスピードを確認すると、必ずしも速いわけでないのに気づかれると思います。
実は、スイングスピードよりも、バットの芯に当たる事の方が重要なんです。その方がEVが出やすい。芯に当たったかどうかは、打球音で分かりますね。甲高い音がします。
これは大谷翔平の崩されたスイングでもHRを打っているので分かるでしょう。スイングスピードが出なくても、芯に当たれば、あとは角度だけ、ということになります。

大谷翔平、打撃バロメーター
1.B/Sの見極め    特にBullpenから出てくる、左投手の外角へのSLと直球系の見極めができておらず、見逃し三振が増えている。
2.B球を追いかける  LAAシリーズは執拗な内角攻めはなく、逆に(HRを打とうとして) 高めのBゾーン/エッジの釣り球に手を出す傾向が顕著に。
3.甘い球を打ち損じ  過去数試合で、相手の失投に対し、何本かHRを打ち損じている。

    防御率 WHIP 被打率  被HR SO/9 BB/9 K/BB SAVE SAVE率
LAA  26位  25位 15位T  20位 28位▼ 28位▼ 29位● 18位T 68.8%

Bullpen ERA   SV   H  ER WHIP  HR BB SO
LAA    19  18T   17   18  10T   20 28▼ 22 

  ボーナスステージであるLAA2戦で、なんと大谷はHRはおろか、1盗塁すら稼ぐことが出来なかった。これは恥ずかしいことです。あってはならない失態です。
 自分は個人的に、LAAに対する思いは全く無く、LAD移籍の際に大谷翔平に罵声を浴びせていたRedditのファンコミュニティを見ても、
「この恩知らずが!!」という侮蔑の思いしかありません。このファンにしてあのオーナーあり、なんです。(OAKのファンの方が遥かに団結力があり行動力がある)

https://full-count.jp/2024/09/05/post1611727/
> エンゼルスタジアムで術後4度目となるブルペン投球を行った。捕手役が座った状態で術後最多となる15球を投げた。

 あと今日の試合前の開始時の気温は【33.3℃】でした。当然、投球練習時はそれ以上の気温だったはず。このような高気温時にリハビリの投球練習はするべきではない。
野球での身体動作の最も負荷が高いのは、『投手の投球』(全身運動)です。(初回のLAA先発の Canning は高気温から、すでに登板前から顔を紅潮させ汗が吹き出ていた)

 4時間前に オレンジ郡に熱中症の警報!
 猛暑警報は土曜午後8時まで発令中

* 何が...危険な高温状態。最高気温は35℃から40.6℃。夜は暖かく、最低気温は夜間の最低気温は21.1℃を下回る。暑さは土曜日まで続き、日曜日になると冷え込む。暑さは土曜日まで続くだろう。
* オレンジ郡内陸部。
* 午後8時(PDT)まで。
* 影響...猛暑時には熱中症が著しく増加する。異常な暑さ。
* 追加情報...木曜日が今週最も暑い日となる見込み。水曜と金曜の気温差は小さい。

 LADは明日休みで良かった! こんな予報ならば、試合前のウォームアップすらやらなくて良い。

  今日の結果は、LAD打線全体として、先発投手の Miller が再度、試合を最初から壊した、チーム全体の士気を下げてしまった、と割り切るべきです。
 先発の代役は、同じ右腕の Landon Knack (27)[Kershowの代役] か、今日投げたMichael Grove (27) の方がはるかにマシでしょう。

Michael Grove (27-262d) RHP https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/michael-grove-675627 今季、Bullpen投手として投げているが、先発投手としてはやはり疑問符がつく。
Landon Knack (27-052d) RHP https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/landon-knack-689017 Emmet Sheehan (24-295d) が開幕時、手術を受けたのが、LADとしては致命的だった。

 ※契約している先発投手型の投手は多いが、チームとしての稼働率は低い。Dustin May [26-365d]、Tony Gonsolin [30-114d]、River Ryan [26-019d](手術)...

  カブス戦で久しぶりに復帰する山本由伸は、チームにとって待望の先発投手となります。[87日/2ヶ月26日ぶり]
 快刀乱麻の奪三振は必要なく、少ない投球回数で長いイニングを投げることが重要です。
 コントロールがどうなのか、複数の球種を自在に操れるか、スタミナはどうなのか[予定は5回 90球未満か]、リカバリ(違和感はないか)、我々日本人にとって久しぶりの注目試合となります。

  明日は貴重なHomeでの公休日ですので、大谷選手は頭の中をリフレシュして、得意のCLE戦に臨んでいただきたい。
 過去数試合の問題点を修正しない場合、(復調したのに) 再度、不振に陥る可能性があります。

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