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二刀流 (大谷翔平と佐々木朗希)

大谷翔平のMLBの試合の感想

4月11日(金) CHC(H) 第1戦 

2025-04-12 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/cubs-vs-dodgers/2025/04/11/778356/
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=778356
https://sports.yahoo.com/mlb/chicago-cubs-los-angeles-dodgers-450411119/

 大谷は全く良いところなし!!! 酷すぎる!!!
山本由伸の足を引っ張り、LADの足を引っ張り続けた。今季最悪の打席内容だった。本当にイライラする!

     回 点差 投手     状況  カウント [スイング速度 打球速度 角度 飛距離 xBA]
第一打席:1回裏 0-0 Boyd (L)  0out なし   [1] ①内角中 4S[94.6] B*1.7 一塁ゴロ☓[79.286.7 4 71 .450](GP)
第二打席:3回裏 0-0 Boyd (L)  0out 一塁 0-2[3]☓ ①内角高4S[93.9] E 空振り☓ ②外角低SL[80.2] F ③真ん中低SL[81.7] B*4 空振り三振☓☓
第三打席:5回裏 0-0 Boyd (L)  2out 一塁 2-0[3]◯ ①外角低4S[94.1] B*1.1 ②外角低めSL[81.3] B ③内角高(ど真ん中寄)4S[94] LFフライ[81.9⚡️82.4 42 259]☓☓ 
第四打席:7回裏 3-0 Roberts (R) 0out 一塁 1-2[5]☓ ①ど真ん中SWE[82.5] F☓ ②内角中SWE[82] E F ③外角中CUT[92.9] B*5 ④内角中高CUT[92.2] B*2.5 F☓☓ ⑤内角地面SWE[83.6] WP B
                0out 二塁  2-2[6]☓ ⑥内角中低 SWE[82.4] E 空振り三振[82.1⚡️]☓☓ 進塁打すら打てず!

  全体的にB/Sの見極めが悪く、B球/厳しい球に手を出しFで簡単に追い込まれ、投手有利のカウントになってしまっている。
 CHCバッテリーは、大谷翔平の内角を突いて、明確にカウントを稼ごうとうしている。明日以降も今日の成功体験から同様の攻めになるだろう。
 基本的に長尺バットに変更で、内角が苦しくなるのは自明の理だった。大谷は内角の球は振らずに我慢するか、来るのを想定して待ち構えるか、どちらかしかない。
 さらに痛いのは、甘い球が来ても、打ち損じる事が多くなっている。(第三打席 3球目、第四打席 初球) これらはいずれも好調ならHRに出来たはずだ。
 第四打席は、右方向に引っ張り、進塁打となるゴロを打つのがセオリー[1out三塁 2.Betts]だったが、それすら失敗してしまった。(追加点を簡単に得る機会を逃した)

1.基本的なB/Sの見極め
2.B球を追いかける/打ち損じる
3.甘い球を見逃す/打ち損じる

 つまり、昨季同様の好不調の基準だと、大谷翔平のバッティングは現在、最悪だということだ。表情やボデイランゲージも悪い。
 スイング自体は3/4が Fast Swing [75mph~]で素晴らしいが、ボールにきちんとコンタクトできていない。
https://www.mlb.com/news/pulled-fly-balls-key-for-mlb-undersized-sluggers
> MLBの平均バットスピードは 72mph(約116 km/h)弱で、バットスピードが 1mph(約1.6 km/h)上がるごとに、フライボールの飛距離は 約6 feet(約1.8 m)伸びる。

  そして、大谷の1番起用は止めるべき。全く合っていない。Bettsの方が遥かに適性がある。Bettsは1番を打つのが好きで、先頭打者HRにもこだわりがある。
 なぜLADはこの愚かな打順をずっと続けるのか。誰にとっても良くない打順だ。(シーズン序盤で大谷の打撃や走塁記録がかかっているわけではない)
  大谷が1番打者の役割(球数を稼ぐ、出塁)は向いていない。長距離砲がチーム打撃を優先すると、本来のバッティングが出来ない。
 Freemanが戻ってきて左腕相手に4番に入るなら、「1.大谷*-2.Betts-3.T.Her-4.Freeman*」という歪な並びより、「1.Betts-2.大谷*-3.T.Her-4.Freeman*」のジグザグ打線の方が良い。
 左右に応じて日ごとに柔軟に打線を組み変えたらよい。Bettsの気分転換、ガス抜きにもなるだろう。

  今日は初球の内角のB球を打ち、1球で1outを献上!最悪の内容となった。(初球から振りに行くなら、HH [95mph~]して、外野にボールを飛ばさないといけない)
 この段階で、今日の大谷はは良くないと確信した。
 Arm Angle 23°と低いので左打者は打ちづらいが、ATLのSaleやNYMのSean Manaeaよりは与し易いはずだ。
 Boyd (L)は、荒れ球でB/Sが明確な投手なので、ただ内角への4S/SNK、外角へ逃げるSLを追いかけないだけでも、打者有利のカウントになっていたはず。
 今日の主審の判定は、はるかに適切だった。WSNのシリーズは「S→B」と判定されるのが複数回と、ありえなかった。(B→Sは多いが、S→Bは珍しい)

  今日は打席で走者がいる打席が、9.Rojas (3打数2安打) のおかげで、3回もあったが、全く良いところがなし。下位打線が課題を解決したのに、大谷はそれに答えられなかった。
 山本由伸の力投をEdmanの3点HRがなければ、危うく見殺しにするところだった。不振のMuncyがスタメンを外れ、Freemanも本調子ではないので、大谷の責任は極めて大きい。
 通常なら4打席ある中で、試合中に修正できるが、今日は完全に空回りしていた。スイング自体は悪くないが、久しぶりのHome試合で完全に気負い過ぎだと思われる。
 明日も同様の打席内容なら、大谷はスランプだと言えよう。

   xBA  HH%  
CHC .140 13.6
LAD .234 44.4 LAD打線の方がスタッツが良いが、アプローチは淡白だ。本来、右打者がファウルで粘るなど球数を稼がないといけない。

山本    4球 2回表 2outから6番のHoernerに、露骨なカットで球数[9]を稼がれてしまう。CHCの打線の方が良いアプローチをしていた。(好投手相手にボールを良く見てカウントを稼ぐ)
         球速や回転数は年平均以下だったが、失投が少なく、重要な場面で三振を取れた。今後は、初回からSNKやCUTも混じえて、球数を抑えたい。6回±1回、3失点以下が標準となる。
Boyd    3球


 [佐々木朗希] 

  山本由伸が良いセットアップをしてくれたので、より身長が高くExが前で、平均球速が速い、佐々木の4Sは効果的になるだろう。あとはSFをゾーンに投げられるか、だ。
 4Sでストライクが取れれば、多少甘くてもそうは打たれない。基本的にドジャー・スタジアムは投手有利だからだ。
 目標は、投球回 [5回] で初勝利の権利を持って降板したい。CHC打線は、今日と同じアプローチをしてくるはずなので、4Sで初球ストライクを取りたい。(2巡目以降はSLを混ぜる)
 2ストライクでは相手によってはSFを投げるより、高めの4S(釣り球 or 高めのゾーン)で空振りを狙う方が球数を抑えられる可能性がある。
 これまで四球禍でBullpenに負担をかけてきたので、恩返しのためにも、球数を抑え、1イニングでも多く投げたいところだ。

  LADの先発ローテーションで、土曜:山本由伸、日曜:佐々木朗希の週1登板になっているのは、日本を含むアジア市場を意識したものだと思われる。
 気の早い話だが、ナ・リーグの新人賞を争う、投手部門と打者部門で、他は不調のようだ。
 打者:Matt Shaw (CHC)、Dylan Crews (WSN)は1割台で、出場試合数が多い打者にOPSが高い選手はいない。
 投手:Chase Dollander (COL) は初登板で苦しんだ。

  今後、別の投手がデビューするかもしれないが、先発タイプで、プロスペクトランキングが高い投手は、いないようだ。したがって、佐々木も十分、巻き返せる。
 年間を通じて健康を維持できるかどうか。受賞にふさわしい成績を残したら、終盤は球数制限をして、ポストシーズンに備えることになるかもしれない。