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二刀流 (大谷翔平と佐々木朗希)

大谷翔平のMLBの試合の感想

4月8日(火) WSN(A) 第2戦 

2025-04-09 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-nationals/2025/04/08/778409/
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=778409
https://sports.yahoo.com/mlb/los-angeles-dodgers-washington-nationals-450408120/

   xBA HH%
LAD: .230 40.0%
WSH:.298 28.6%

LAD:WH訪問や議会訪問で野球に集中できない環境だった。PHL戦第三戦の降雨から不運が続いている感じだ。
 常に先に失点。May:四球禍-エラー。Wrobleski:低IQ。2StrikeからSゾーンからBになる球を投げられない。初球にミートボール。
2回表:0out一二塁 Muncy 3-2 から高め4S B球を振り、3連続四球、0out満塁のチャンスを逃す。相手投手を助ける致命的な失態。0-2ビハインドからの反撃ムードがしぼんでしまった。

Wrobleski:LAD内チームProspect左腕 No.1だが、[中6日]で昇格して一世一代の投球をしないといけないのにクソみたいな内容。主審のありえない判定[S→Bが複数回]が続くも、
     昨季から続く、初球や追い込んでからミートボールを投げる悪癖が治らない。
     前日HRを打っている2番打者に初球ど真ん中付近 HR*2。抑えないといけない不振のCrewsにも2安打を許す。2回で5失点、4回で8失点。完全に試合を壊してしまう。
     昨季の段階で判明していたが、才能も能力も足りない。11 Hard Hit ballを許す。明日デーゲームでBullpenを使いたくないので、5回まで投げることに。。
     全球種 球速低下 4S:-3.2 CUV:-3.9 SL:-2.6 SNK:-0.3km  回転量低下 4S:-72 CUV:-56 SL:-80 SNK:-113rpm
     気温が低かったとはいえ、球速も回転量もこれだけ低下し、コントロールが甘いと、WSNの打撃陣にすら打たれるのは必然だった。本当に情けない限りだ。
     明日登板予定の、Landon Knackに期待するしかない。三連敗は避けたい。

大谷:内角の甘い4Sに振り遅れ空振り三振。
   次打席では内角を2球打ち損じた後、外角のSLで空振り三振。
   第三打席:初球甘いHRボールを打ち損じF。③外角のB球に手を出す、後手後手の対応。全く主導権を握れない。やる気も感じられない。外角のB球を打ちに行き二塁ゴロ。
   第四打席は走者一塁にいるにも関わらず、初球のB球を打ちに行き、簡単に打席を終わらせた。
   最終打席で単打が出て連続出塁記録は続くことになったが、内容は非常に悪い。特に直球系を振り遅れ、打ち損じているのは気になる。

  あと、前日の第1戦はサイクルがかかった最終打席で3-0からのど真ん中SF[88.3mph]は打ちに行くべきだった。
 振ったら高い確率で右翼への2点同点HRとなっていただろう。角度が低くても二塁打となり、サイクルが完成していたに違いない。
 大谷に関しては、PHL初戦の二盗失敗で、攻撃マインドの萎縮があり、積極性に悪影響を及ぼしたと言える。(Bettsに繋ごうという、罪滅ぼしの意識)
  昨季、大谷は打者有利の3-2カウントの打率が、投手有利の0-2カウントよりも悪かった。これは四球で歩く意識が強すぎ、バットを振ることが出来ていないからだ。(見逃し三振が多い)
 Judgeが打者有利のフルカウントで四球狙いでバットを振らないのを想像してみて欲しい。これはありえない。ファンはHRを期待できる選手には、バットを振ることを望んでいる。
  自身の打撃が不調なら振らないという判断も理解できるが、昨日はサイクルがかかっており、ファンは大谷が打ちに行った結果を見たかったはず。昨日のBettsのプレー悪い内容だっただけに。
 Bettsは、初回DP、タイムリーエラー、四球、2out三塁 一点ビハインドで凡退、タイムリー、HRが出れば逆転という場面で、凡退-試合終了だった。
 現実的に、四球で出塁しBettsの逆転HRや二塁打による同点を期待するより、大谷の同点HRの方が確率が高かっただろう。打撃好調だっただけに悔やまれる。
 Bettsは後ろを打つFreemanが不在な事と、SSでの守備のプレッシャーによって、打席でのマインドに悪影響がある。


◯ PagesにHRが出て調子が上向く兆しが出てきたが、この序盤の不振は、慣れないCFを守らせ続けていることが影響している。(本来はコーナー外野手)
  ここまでの成績なら、左打ちのOutmanが昇格して交代すべきだが、Outmanは3Aでも不振が続いており、容易に交代できない状況だ。

☓ Muncy。今日の試合の攻撃面でのターニングポイントだった。特に不振時は高めのB球に手を出す傾向があり、簡単に空振りを喫してしまう。
  1日だけ良い日があったが、それ以外は全く駄目だ。同じ左打者のFreemanがいない状況で、長距離砲のMuncyの不振はチームにとって非常に痛い。

25/04/08(火) 終了時点 1割台打者スタメン  ※PHLは2割を切った打者はスタメンを外されている。
7人 CWS
6人 SEA
5人 MIL  LAA(控え含むと6人) HOU MIN
4人 LAD(控え含むと7人) PIT ATL TEX  CLE 
3人 SFG COL ARI CIN NYM  ATH TOR TBR(控え含むと5人)
2人 SDP STL KCR DET BAL NYY
1人 CUB
0人 PHL BOS

  LADはMV3(大谷、Betts、Freeman)の3人に負担がかかるが、Bettsはノロウイルスで欠場/体調不良、Freemanは脇腹で欠場/転倒IL入り、と
 結局のところ、LAA時代と同様、ここまで大谷翔平に極端に負荷がかかる状態になってしまっている。



【LADの守備】

1B:Freeman不在でK.Herが交代で入っているが、ターゲットが小さくなり、ワンバン送球をすくう能力もFreemanに劣るので、他の内野手に余計なプレッシャーがかかっている。

3B:現在不振の左打者のMuncyは、左腕相手に外れた方が良いが、代わりに三塁に入るのがK.Herだったことが多いので、身動きが取れない。
 Muncyは足が遅いので守備範囲狭く、身のこなしも機敏ではない(左右にダイブでストップするシーンが皆無)。昨季は守備指標は良かったが、怪我で出場試合自体が少なくなった背景がある。
 肩は強いが、オーバースローでいつも投げているので、走者の足が速い場合、焦ると悪送球する可能性がある。

SS:まず、BettsはSSには向いていない。彼のベストポジションは2Bだ。
Betts [32-184d] (178/81 R/R) 2011, 5th (172) - BOS 2B/OF 14年:Hit: 65 | Power: 45 | Run: 60 | Arm: 45 | Field: 55 | Overall: 65 初出場: 21-265d

  ただ、2Bがベストポジションの野手がLADには3人いる。(Betts、Edman、キム・ヘソン)
  この内、優先すべきは、高齢で長期契約のBetts[32-184d]になるので、Bettsは2B固定。SSはRojasが高齢[36-044d]のため、常用出来ず、サブでしか出場を続けられない。
  SSは
NYYのVolpe [23-346d](178/81 R/R) 2019, 1st (30) - NYY  23年:Hit: 60 | Power: 60 | Run: 55 | Arm: 50 | Field: 50 | Overall: 60  初出場: 21-336d
LAAのNeto  [24-068d](180/83 R/R) 2022, 1st (13) - LAA  23年:Hit: 60 | Power: 50 | Run: 50 | Arm: 55 | Field: 50 | Overall: 55 初出場: 22-074d

のような若いプロスペクト上がりで年俸が安いタイプか、身体能力が高いKCRのWitt Jr.やCINのDe La Cruzのようなタイプがいるが、
  LADは前者の MLB全体 69位 / Team内 5位の プロスペクト
Alex Freeland [23-228d] (183/90 S/R)
MLB:           ETA:2025 2022, 3rd (105) - LAD 25年:Hit: 50 | Power: 50 | Run: 50 | Arm: 60 | Field: 55 | Overall: 55 (20-80 Scale / 平均 50 )
BA: 全体46位 https://www.baseballamerica.com/players/18679-alex-freeland/
  3A:10G 42AB .333/.420/.476/.896 6BB 12SO 5SB  https://www.milb.com/oklahoma-city/stats/at-bats?playerPool=ALL
 を昇格させたいところだ。 打撃(両打ち)は上記の二人に劣るも、守備は二人に勝るという評価。両打ちなところも、スタメン出場でMLB経験を積むには有利だ。

   キム・ヘソン (Hyeseong Kim) [26-072d](178/79 L/R) はBaseball Americaのスカウティングレポートでは肩が40で平均以下だった。これだとSSは厳しい。
24/12/13(金)[現地] baseballamerica.com Kyle Glaser 2025年に注目すべき佐々木朗希、NPB、KBOのトップ選手のスカウティングレポート 
https://www.baseballamerica.com/stories/scouting-reports-for-roki-sasaki-top-npb-kbo-players-to-know-for-2025/
>                        Scouting Grades: HIT: 55 | POW: 30 | RUN: 70 | ARM: 40 | DEF: 55
   3A: 9G 39AB .308/.386/.487/.873 4BB 13SO 4SB
  キム・ヘソンに関しては、マイナーで1ヶ月程度過ごさせてから、改めて評価するのが良い。「昇格させて駄目なら即落とす」というのは、韓国を背負っている以上、避けたいところだ。

Edman [29-335d] (175/87 S/R) 2016, 6th (196) - STL   19年 Hit: 55 | Power: 35 | Run: 55 | Arm: 50 | Field: 50 | Overall: 45 初出場: 24-030d
   Edmanも肩はそれほど強くなく、サイズ、身体能力ともに、SSより実績のある2Bの方が向いている。

   変わりに誰を解雇するかというと、UT:Edmanの活躍により出場機会が激減している UT:Chris Taylor [34-223d] が妥当だ。競技力では同じUT:K.Herの方がマシだ。
  しかし、LADは絶対にこれをやらない。Taylorは衰えたとはいえ功労者で、Service Time (01/2025): 9.037年だからだ。(10年以上で高額の年金が保証される)

CF:Pagesは足は速いが筋肉質なタイプの外野手であり、最も重要な空間認識能力が劣る。(LAAの Jo Adell も同様だった)
  Pagesが守備でも打撃でも苦戦し、Outmanが3Aで打撃成績が低迷している[9G 39AB .154/.283/.308/.591 5BB 17SO]ので、打開策がない。

  Freemanが離脱し、UT:K.Herが1Bで固定されている為、ポジション変更に柔軟性がない。LADは我慢して見守るしか無い苦しい状況だ。
 Freemanの転倒-IL入りは、攻撃面での打線に与える悪影響だけでなく、守備の柔軟性を奪ってしまった。
 昨日の試合の、SS:Betts、2B:Rojasで各自がタイムリーエラーをそれぞれ献上したのは、悪い采配だった。Rojasを2Bで起用するなら、当然、SSのBettsとポジションを交換するべきだった。
 それぞれが不慣れなポジションでプレーさせているわけだから。愚かとしか言いようがない。
 BettsがSSで出場を続けているのは、彼自身のエゴ(SSのWARは2Bより加算される)なのか? 編成部門のミステイクなのか?(Bettsに対する過度の信頼。昨季初めのLuxのSS起用・・見識がないのでは?)
 BettsがSSで出場を続ける限り、捕球Eや送球Eが記録され、その守備的負担から打撃成績にも悪影響を及ぼすだろう。
  昨季、WSでのNYYのファンダメンタルズを笑ったが、今、MLBで笑われているのは、LADのお笑い守備である。解決策があるが実行できない編成部門の責任は大きい。
 こうした要素で失点し、勝ち星を落とすのはファンには許しがたいことだ。