死のお片付け

　
スウェーデン式断捨離、「死のお片付け」に憧れている。

（いつの間にやら、「だんしゃり」と入力すると、ちゃんと断捨離と出る時代。）


ニューズウィーク日本版（デジタル版）の記事に出ていた。

スウェーデン人アーティストのマーガレット・マグネソン氏が書いた『The Gentle Art of Swedish Death Cleaning: How to Free Yourself and Your Family from a Lifetime of Clutter』
という本が、話題になっているそうだ。

日本語版はないので、どんな内容なのかは、ニューズウィークの記事から想像するしかない。

自分が死んだ後、残った家族に負担をかけたくない、
ということが出発点だそうだが、
同時に「より快適に」生活するうえでも、非常に有効なんだそうだ。

実際、筆者はすでに「死のお片付け」を実行し、
非常に充実したシニアライフを送っているらしい。

地下室もある家は、家具付きで売却。

都市部（たしかニューヨークだったと思う）にアパートメントを借り、
ジュエリーや貴金属などは、お気に入り数点だけを残してオークションにかけて売り払い、
子どもたちにはすべて事後報告。

家の中は、必要なものとお気に入りのものだけに囲まれているのだそうだ。

うらやましい！！

もちろん、日本では同じようなことは難しいハードルがあると思う。

例えば、老人一人では、アパートは借りられない。
たとえ収入や財産がたくさんあってもだ。

孤独死されるのが不動産屋が困るから。

新たに家を買うのでは、死んだ後の処分が大変。

家族と一緒だと、断捨離はできても、独り（または夫婦だけ）で気楽に、というわけにはいかない。

ワタシの場合、夫が捨てられない遺伝子を持つ義母の息子であることもあって、
夫がネックになるような気がするんだよ。

実際、夫はやたらアマゾンで買い物するんだよ。

夫がいなくなってから、という想定でならいくらでもできそうなんだけどね( ・ﾉω・)ｺｯｿﾘ



ワタシは、結婚前は一人暮らしだったこともあって、
物がたくさんあるのがキライ。

趣味のものは、陶磁器とか今でも好きだけど、
阪神淡路大震災や、東日本大震災後は、そういうものを集めたりすることに興味がなくなった。

服や靴も、2年着ないものは捨てる。

お気に入りは何十年でも着ているけど。
（一番長く着ているのは、25年以上の裏起毛のトレーナー。靴のお気に入りは20年以上も前のもの）

増えているのは、アボカド水耕栽培とドラセナくらい。
あ、あと海から拾ってくる貝殻かな。


それでも、家電品とかほんとはいらないよな、と思うものがある。

でも、新しモノ好きの夫が「買ってみようよ」というと、
置く場所が確保できれば、買うようになってしまっている。

この間も、ネスレのスペシャル．Ｔを買ってしまった。

でもこれ、本当にお茶が美味しいんだよな～
まだ後悔はない。。。



「死のお片付け」は、65歳くらいからがいい、とニューズウィークの記事にあったので、
あと10年は始めなくてもいいらしいけど、

でも人はいつ死ぬかなんて分からないもんね。

できるだけ、きれいさっぱりな状態にしておきたい。

きれい好きなんで。(^^;


まずは、保険とか銀行関連とか登記簿関連とか、
一番めんどくさそうなものをひとまとめにして、いつ何が起こっても、家族が見つけられるようにしたい。

こういうことって結構好きだな。