05月11日は長良川鵜飼い開きの日です。
万葉集には、鵜(う)を詠んだ歌があります。
今日は、鳥を詠んだ 「鵜(う)」 の歌です。
万葉の時代も、「鵜(う)」と呼ばれたようです。
万葉集/巻3-0359 作者/山部赤人(やまべのあかひと)
阿倍(あへ)の島 鵜(う)の住む磯(いそ)に 寄する波
間(ま)なくこのころ 大和(やまと)し思ほゆ
【意味】鵜の棲む阿倍の島の磯辺に 絶えることなく打ち寄せる
波のように絶えることなく 近ごろ大和が恋しいよ
※「阿倍の島~寄する波」〈間なく〉の序詞。
※「阿倍の島」大阪市阿倍野区のこととする説がある。
万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用
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