
燦が虹を渡って10日位経った頃でしょうか、
在宅介護で余っていた点滴セット等の医療用品を、
今まで通っていた動物病院で使って貰おうと燦ママと一緒に持って行きました。
病院の近くまで来たところ、周辺の駐車場に車が停まっていませんでした。
何時もなら道路を隔てて車が満杯になっているところです。
そう言えば、その日は丁度病院の定休日だったことをすっかり忘れていました。
仕方がないので渡すのはまたの機会にして、
そのまま町へ古本探しとか買い物とかで遊びにいく事にしました。
病院を通り過ごし、
何時も町へ行く時は通っている本道に、合流しようと間道を北上しました。
多分その道は初めて通る道だと思いますが北上すれば必ず合流する道です。
走っていますと道路左側にビニールハウスが二棟見えました。
その内の一つの周辺から何やら黒い煙が上がっているのが見えました。
黒い煙ですから枯草等ではありません。
最初、何でこんなところで非常識にビニール等を燃やしてるのかと顔をしかめましたが、
近づくにつれビニールハウスの入口付近で赤い火がメラメラと上がっているのが見えました。
あッ、火事だ!!
通り過ぎた道路脇のスペースに車を停めて急いで飛び出しました。
まだ火はそんなにも拡がっていなかったけど直ぐに消化しないとと思い、
隣接するお家に声を掛けると共にバケツに水を貰おうと訪ねましたが留守でした。
周辺はあまり人家も無く訪ねるも誰も出て来ません。
そうこうしていると、軽トラがハウスの直ぐ横に止まり兄ちゃんが飛び出して来て、
火事や、火事や、消さな、消さな、と火元に近づきました。
そこへもう一人、通りすがりのおばちゃんが参加して消火しようとしました。
燦ママが消防に通報しますと言うと、兄ちゃんがワシがすると携帯で呼び出しました。
そして、火事や火事や、早ぅ来んかいと怒鳴り散らして喋っていました。
現場は何処?と言う相手に、
初めての道やから、よう分からんけど~ナントカのホームセンターの近くや、
早ぅ調べてちゃちゃっと来んかいと喧嘩腰の話の途中に、
携帯を道路側に放り出し消火に努めました。
消火と言っても水が無く、
ハウス脇の濡れている土をメラメラと燃えてる火に擦り付ける様にかけていきました。
幸いまだ火の手は小さくその様な消火でも段々と火は消えていってくれました。
暫くすると地域のスピーカーからサイレンが鳴り響き、
大きな消防車がこれまたサイレンを鳴らしながらやって来ました。
その頃には近くに住んで居る人々の姿が見られる様になりました。
燦ママが呼び出しに行ってるのに、誰も出て来なかったのにと思いましたが、そんなもんやわな。
で、更にケタタマシクサイレンを鳴らしながら消防車が4台程来ましたが、
その時には鎮火していました。

火元は、ビニールハウスの入口に有るファン装置から、
黒いコードみたいなのが見えていましたので、
多分その周辺での漏電が原因ではないかと思われました。
鎮火と言ってもまだどうなるやら分からないので後はプロの消防署にお願いとなりました。
ビニールハウスは苺ハウスでしたが、ハウス内は煤で真っ黒になっていました。
最初、ビニール系ですから有毒ガスでも吸ったりしたら大変だと思い、
また近くに可燃物でも有れば二次災害にもなりかねないと思い、
火元に近づくのを躊躇っていました。
兄ちゃん達の荒っぽいけど素早い行動に敬意を表したいですね。
消防署員から簡単な聴き取りと最後に、
我々の名前や住所、携帯電話番号を教えて下さいと言われましたが、
兄ちゃんは、何分通りすがりで仕事で急いでいるからとすっ飛んで行きました。
こちらも、そんじょそこらの通りすがりの者ですからと言ったけど、
あまり急いでもいなかったので知らせて置きました。
で、後日消防署から連絡が有り、
約一月後に、紙切れ一枚ですが感謝状をお渡ししたいので、
出来ればご都合を付けて署までお越し下さいとのことでした。
で、3月17日に署まで出向き感謝状を有り難く頂いてきました。

これも燦が最後に残したサプライズと思って、
有り難く消防署燦からの感謝状を燦ママと一緒に頂いたのでした。
長らくのお付き合い有難うございました。
在宅介護で余っていた点滴セット等の医療用品を、
今まで通っていた動物病院で使って貰おうと燦ママと一緒に持って行きました。
病院の近くまで来たところ、周辺の駐車場に車が停まっていませんでした。
何時もなら道路を隔てて車が満杯になっているところです。
そう言えば、その日は丁度病院の定休日だったことをすっかり忘れていました。
仕方がないので渡すのはまたの機会にして、
そのまま町へ古本探しとか買い物とかで遊びにいく事にしました。
病院を通り過ごし、
何時も町へ行く時は通っている本道に、合流しようと間道を北上しました。
多分その道は初めて通る道だと思いますが北上すれば必ず合流する道です。
走っていますと道路左側にビニールハウスが二棟見えました。
その内の一つの周辺から何やら黒い煙が上がっているのが見えました。
黒い煙ですから枯草等ではありません。
最初、何でこんなところで非常識にビニール等を燃やしてるのかと顔をしかめましたが、
近づくにつれビニールハウスの入口付近で赤い火がメラメラと上がっているのが見えました。
あッ、火事だ!!
通り過ぎた道路脇のスペースに車を停めて急いで飛び出しました。
まだ火はそんなにも拡がっていなかったけど直ぐに消化しないとと思い、
隣接するお家に声を掛けると共にバケツに水を貰おうと訪ねましたが留守でした。
周辺はあまり人家も無く訪ねるも誰も出て来ません。
そうこうしていると、軽トラがハウスの直ぐ横に止まり兄ちゃんが飛び出して来て、
火事や、火事や、消さな、消さな、と火元に近づきました。
そこへもう一人、通りすがりのおばちゃんが参加して消火しようとしました。
燦ママが消防に通報しますと言うと、兄ちゃんがワシがすると携帯で呼び出しました。
そして、火事や火事や、早ぅ来んかいと怒鳴り散らして喋っていました。
現場は何処?と言う相手に、
初めての道やから、よう分からんけど~ナントカのホームセンターの近くや、
早ぅ調べてちゃちゃっと来んかいと喧嘩腰の話の途中に、
携帯を道路側に放り出し消火に努めました。
消火と言っても水が無く、
ハウス脇の濡れている土をメラメラと燃えてる火に擦り付ける様にかけていきました。
幸いまだ火の手は小さくその様な消火でも段々と火は消えていってくれました。
暫くすると地域のスピーカーからサイレンが鳴り響き、
大きな消防車がこれまたサイレンを鳴らしながらやって来ました。
その頃には近くに住んで居る人々の姿が見られる様になりました。
燦ママが呼び出しに行ってるのに、誰も出て来なかったのにと思いましたが、そんなもんやわな。
で、更にケタタマシクサイレンを鳴らしながら消防車が4台程来ましたが、
その時には鎮火していました。

火元は、ビニールハウスの入口に有るファン装置から、
黒いコードみたいなのが見えていましたので、
多分その周辺での漏電が原因ではないかと思われました。
鎮火と言ってもまだどうなるやら分からないので後はプロの消防署にお願いとなりました。
ビニールハウスは苺ハウスでしたが、ハウス内は煤で真っ黒になっていました。
最初、ビニール系ですから有毒ガスでも吸ったりしたら大変だと思い、
また近くに可燃物でも有れば二次災害にもなりかねないと思い、
火元に近づくのを躊躇っていました。
兄ちゃん達の荒っぽいけど素早い行動に敬意を表したいですね。
消防署員から簡単な聴き取りと最後に、
我々の名前や住所、携帯電話番号を教えて下さいと言われましたが、
兄ちゃんは、何分通りすがりで仕事で急いでいるからとすっ飛んで行きました。
こちらも、そんじょそこらの通りすがりの者ですからと言ったけど、
あまり急いでもいなかったので知らせて置きました。
で、後日消防署から連絡が有り、
約一月後に、紙切れ一枚ですが感謝状をお渡ししたいので、
出来ればご都合を付けて署までお越し下さいとのことでした。
で、3月17日に署まで出向き感謝状を有り難く頂いてきました。

これも燦が最後に残したサプライズと思って、
有り難く消防署燦からの感謝状を燦ママと一緒に頂いたのでした。
長らくのお付き合い有難うございました。
家事も大事にならず鎮火して良かったですね
燦くんの最後のサプライズ そうかもね
写真を飾って貰って幸せですね
何か 燦クンが見守ってくれているような・・・そんな出来事でしたね。
子どもの頃、初めて家事発見したとき足がすくんで何もできませんでした。もちろん声も出ませんでした。
大事にならず燦クンもひと安心してますよ。
最後の最後までこの様なサービス精神旺盛な事を見せつけてくれてほんまに凄い奴やなと思いました。
写真を通して何時までもこちらを見守ってくれてる様に感じています。
子供心に物凄く怖かった事を今でも覚えています。歯がガチガチ音がして体中震えていましたね。火事は本当に怖いですから初期消火の重要性を再認識させられました。
最初来た消防車の前には、勿論ダルメシアンのオイラが颯爽と先導して来たと言う事では如何で消火。
もともと、ダル君の備品を動物病院へ届けに往く途中だったのだから、ダル君さまさまです。
それにしても、煤を被ったいちごは売り物にならないから、損害は大ですよ、気の毒に。
ついでながら、私も消防署長から人命救助の感謝状をもらったことがあります。
あれ?どこへしまったかなぁ。
なかなか粋な事をしてくれたものだと未だに親バカ振りを発揮させて貰いました。
通りすがりの4人による自主防災組織は、今回は苺の救援・救護並びに避難誘導は出来ませんでしたが、これはこれとして反省要因となり次に役立てる事になるでしょう。
そうでしたね。
人命救助という輝かしい業績が有りましたね。