2013年7月9日(火)
東電の福島原発に事故収束作業の陣頭指揮をとっていた吉田元所長が亡くなられた。
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東京電力福島第1原発の事故の際、現場で陣頭指揮を執った吉田昌郎元所長が、9日午前、食道がんのため、東京都内の病院で死去したことがわかった。58歳だった。
東京電力によると、吉田元所長は都内の病院で病気療養中だったが、9日午前11時32分、食道がんのため亡くなったという。
吉田元所長は、原発事故が起きた際に所長として対応していたが、食道がんが見つかったため、2011年12月に所長を退任し、2012年2月に手術を受けた。
自宅療養中の7月には、脳出血で再び入院し、手術を受けて療養生活を続けていた。
東京電力は病気の原因について、吉田元所長の事故後の被ばく線量は、およそ70ミリシーベルト(mSv)であり、また、被ばくによる食道がんの発症は、最低でも5年程度かかるため、事故後の放射線被ばくが食道がんの原因とは考えにくいと説明している。
東京電力の広瀬直己社長は、「所員を束ね、文字通り決死の覚悟で事故対応にあたっていただきました。社員を代表して、心より感謝いたします」とコメントを発表している。また安倍首相は、「大変な努力をされた。ご冥福をお祈りしたい」と述べた。

http://news.so-net.ne.jp/article/detail/847882/?nv=c_article_related_text
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食道がんが事故前からあったと考えるのが通常のがんの発生からみると、そうなのだろうけれど
どうなのだろうか。
特別なことが起こったのだから、人の身体にも同じように特別なことがおこっていることを疑って真剣に向かい合うときではないにだろうかと思わずにはいられない。