心人-KOKOROBITO-

亡き先人と今を生きる人に想いを馳せて
慰霊活動や神社参拝で感じ取った事を書き綴った日記と日々の雑感コラム

幽霊

2013年05月11日 | 雑感
You Tubeではさまざまな動画がある。

昨日たまたま見た動画で、2011年ごろ恐怖モノ番組として、動画に写りこんだ幽霊の映像が50連発あった。一人で見ていても、一向に怖くもなく、連続で見ると何か不可解な点に気づきはじめた。

海外の動画、特にアメリカなどで部屋に写りこんだ女の幽霊は、皆、同じ黒髪で、白いロングドレスを着ており、髪の長さもほぼ同じで、顔も隠れている。いわゆる貞子状態の女だ。

亡くなった後、霊魂が具現化するにあたって、選ばれる容姿は、この映像から言えば、統一されているといってもいいほど、非常に近いものばかりだった。どうしても作り物に見える所以。

こうした幽霊が出没する家の住民は、霊界を想像も信用もしていないため、退治しようと士気が上がる。鎮めるのではなく、戦いモード。これが白人気質なのだろう。『幽霊が出た時は、もれなく1週間のお茶供養よ!』そう教えてあげたいほどだ。


心霊現象できゃ~とか言う年齢もとっくに過ぎ去り、供養供養と思う意識になってからは、こうした邪心をくすぐる番組も皆目見なくなった。久々に見てみると、自身の中で、恐怖心も一切なくなり、なんだか、幽霊の訴えが気の毒にもなってくる。


憑依されると悪魔がついたというアメリカでは、エクソシストの映画にもあったような悪魔祓いをする牧師も未だにいる。日本でも霊媒師なるものが、除霊を行うが基本スタンスは同じだ。

だが、これらが霊魂が産んだ現象だと仮定すると、出て行け!やー!と言われて、素直に、あ、そうですね、じゃぁ出て行きますとは言わないだろう。もともと肉体に宿した魂なら、同じように生きている人間として扱うことの方が善処する。

だから、本来は逆。祈りを込めて、お茶をあげてば聞いてくれる。それから、ここにいつまでもいる事はよくないと諭す。これを1セットとし、繰り返しすれば必ず聞き入れてくれる。もう一回、生まれかわってくるんだよと、そう諭せば、何も、怖がることなどない。もともと、人だったのだから。

恐怖心ばかりを煽り、面白がるこの手の番組は、見る側にも心理面で影響を及ぼしがちだが、一番怖いのは、生きている人間の方だろう。幽霊は、素直。真摯に向き合い供養を奉げれば、必ずこちらの意を読んでくれる。

生きている人間は、なかなか聞き入れない。こっちの方が実は厄介なのだ。笑。

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