白瀧若女将日記

東京都練馬区にある創業161年白瀧呉服店に永久就職した若女将の日記です。

9/8(金) 大社焼

2006-09-10 10:36:46 | Weblog
お着物着替え時間16分。

昨日、今日とお茶のお稽古がありました。
こんな茶器でお抹茶を点ててみました。
「大社焼(たいしゃやき)」
という茶器です。

夏休みに能登半島一周の旅に行って来たのですが、
そのとき若旦那が購入しました。
石川県には「大樋焼(おおひやき)」や「九谷焼」、
「珠洲焼(すずやき)」などあるのですが
なかなかどれも決め手に欠け、
最終日にようやく出会ったのが大社焼でした。

能登半島の羽咋市にある気多大社(けたたいしゃ)のすぐ隣に
工房兼ギャラリーがありました。
この気多大社、広大な面積の森が裏にあります。
そしてこの森、「入らずの森」として何百年も手付かずの原生林のまま
残されています。
その森の落ち葉を器に焼き付けたのが大社焼です。
生の葉をそのまま焼き付ける
「真葉手(しんようで)」
という技法だそうです。

お抹茶を飲み干すと茶器の中から葉っぱが現れるという、
面白い器です。

若旦那、夏のお買い物大成功です