サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

山村力(やまぢから)コンクール etc.

2007年12月19日 | 環境と森林・林業
午前中に東京大学の松野先生訪問、午後は林野庁の山村力コンクールの審査委員会(委員)、その後に会社に戻り、明日の打ち合わせ資料作成、夕方は環境情報科学の編集委員会(委員)という1日だった。

年末となり、会合をめぐり歩く日々。2つのことを書いておこう。

山村力コンクールの審査委員会

・山村力コンクールは、昨年から事業。立松和平さんを審査委員長として、森林総合研究所の室長、民間コンサル3名で審査委員をしている。私は、山業・森業(林業以外の森林関連ビジネス)の振興支援事業のアドバイザーやセミナー講師をした経緯から、審査委員として参加している。

・コンクールへの昨年度の応募は50件を超え、本年度は30件に満たなかった。もっと広報宣伝が必要である。山村塾という地域づくりを実践しながら人づくりを図る事業や山業・森業等の事業もあり、それらとあわせて、一般向けに成果を発表するシンポジウムやマスメディアを巻き込んだ広報事業をさらに展開する必要があろう。。。。昨年も同じことを思ったが、忘れてしまうので書いておく。

環境情報科学の編集委員会

・次回の特集テーマは、環境教育。環境文明の藤村さん等から企画テーマの提案があった。持続可能社会のための、その手段としての環境教育であるという観点からみた場合、多くの環境教育が、あまり小手先の目的を成果とするに過ぎないという、問題意識を強調された。

・議論の中で思ったのは、人によって環境教育として捉える範囲が違うということ。狭義の環境教育は、地球温暖化や廃棄物、自然等といった環境問題をテーマとする教育であろう。一方、広義の環境教育は、持続可能な社会の根っことして重要点をテーマにするもので、ESD(Education For Susutainabirity)と同義になる。私なぞは、環境を学ぶことは、人の在り様を学ぶことに通じると思ってしまうので、なんとなく広義に捉えているが、それはESDと表現した方がいいのだろう。

・そして、次々回の特集テーマとして、私から「農林水産業・農山漁村」を提案することになった。農林水産業と環境問題、あるいはバイオマス循環型社会における農林水産業、生物多様性と農林水産業などの観点で、企画をしてみたい。「農林水産業のサステナブル・スタイル」というテーマでもいいだろうか。地球温暖化、3R、生物多様性、環境教育、エネルギー、景観等の観点で、整理してみるのもよい。

以上。
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