しらほぶろぐ

ブログタイトルはニックネームが由来。
日記代わりに身の回りの出来事を綴ります。

悪魔のようなあいつ

2008-03-12 06:52:51 | 12.音楽映画

2008.03.12(水)

いつもコメントを頂いている「BULLVEGA」さんのブログからヒントを得ての投稿…

「悪魔のようなあいつ」…
 
1968年12月に発生した「3億円強奪事件」をベースに,「沢田研二」が扮する犯人の姿を描いたテレビドラマで,1975年にTBSが放送したドラマである…

犯人の「可門良」(沢田研二)は,孤児院の先輩だった元刑事・「野々村」(藤達也)の経営する高級倶楽部「日蝕」で歌手として働いているが,実は能腫瘍に冒されており,余命いくばくもない身体であった…

時効まであと半年となった時,金目当てに良をつけ狙う男,「可門良」の不思議な魅力に惹かれる女,3億円事件解決に執念を燃やす刑事が現れ,彼の運命を狂わせていく…

「沢田研二」の持つ退廃的な雰囲気がフルに生かされた作品…加えて,プロデューサー兼演出の「久世光彦」の挑戦的な演出が随所に見られ,大胆なヌードシーンや多量の血しぶきが飛ぶ暴力シーンの数々は鮮烈にして強烈…

劇中,3億円を命がけで守る「可門良」が「この金は,俺の青春なんだ!」と叫ぶシーンが印象的…この作品は,もう若くない男と女が,青春の夢を果たした青年に,自分の夢の残像を重ね合わせた末,命を落としていく哀しい物語なのである…

ドラマの主題歌「時の過ぎゆくままに」は,オリコンで1位を獲得…100万枚近いセールスを記録し,沢田研二の最大のヒット曲となった…

「時の過ぎゆくままに」を作詞した「阿久悠」が原作を手掛け,「上村一夫」が作画を担当し,「ヤングレディ」(講談社)誌にて漫画作品が連載された…これを機に,以前から「沢田研二」がほれ込んでいた「久世一夫」が制作を担い,テレビドラマ化が実現した…当時は,漫画作品のドラマ化は珍しかったという…脚本は,後の沢田研二主演の映画「太陽を盗んだ男」を手掛ける「長谷川和彦」が担当した…


【本日の体重】 : 92.1kg(ダイエット開始から2年と41日目:-12.kg)

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ベストプレープロ野球 | トップ | 愛車レポート »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
栗本薫氏がこの作品にインスパイアされて「マニアックな」小説を書いたのは一部では有名な話… (kana-one)
2008-03-13 22:13:02
今では珍しくない分野ですが、当時はかなりセンセーショナルだった訳で。
それだけジュリーのカリスマ性が光ってたんですよね。
返信する
【kana-oneさんへ】 (しらほ)
2008-03-13 23:39:54
沢田研二が演じる「少々変質的」な犯人役は,まさにハマリ役だと思ってます^^
「悪魔のようなあいつ」,「太陽を盗んだ男」のジュリーは素晴らしいの一言です…
ただの人気者の映画・ドラマではなく,演技派ジュリーの素晴らしい一面がうかがえる作品だと思います^^
返信する
そうですね。演技上手い。 (kana-one)
2008-03-15 00:13:55
癖のある(ありすぎる)役こそ本領発揮みたいな。
返信する
【kana-oneさんへ】 (しらほ)
2008-03-15 07:32:12
沢田研二は現在舞台俳優としも活動しておりますので,いつか演劇を観ることも夢見ております^^
今年のコンサートツアー計画の中に山形は含まれてませんでした。。。残念。
返信する

コメントを投稿

12.音楽映画」カテゴリの最新記事