山恋風来坊

生業は植木屋。趣味は山歩き、無農薬有機栽培。この頃は古道を探求し、その道、峠、山を古人に思いをはせながら歩いている。

物好き?・・初冬の里山

2017-12-10 18:17:05 | Weblog
   会の定例山行、少しばかり雪のついた里山を歩いて来た。



   筑北の四阿屋山(あずまやさん)古代山麓に安曇族が住んでいたと伝えられ、

   近くには450年頃に作られた安坂(あざか)将軍塚古墳があり、

   また、「元日にお餅を食べてはいけない」と言う言い伝えが麓にはある。

   山頂には四阿屋大権現を祀る四阿屋神社奥宮があり、北アルプスの展望台でもある。

   天気は上々で、山頂のブナの原生林に着いた。



   寒さもあり、ブナには樹氷が輝き、アルプスもきれいに見えた。



   北方面には妙高、火打山をバックに聖山の東鞍部に、猿ヶ馬場峠。



   令制東山道の北国西街道は、四賀村の錦織駅で、保福寺峠方面を分け、会田、立峠、乱橋、

   市野川、猿ヶ馬場峠と進み、姥捨にでる。

   この峠の先は田ごとの月の姥捨から善光寺平を善光寺へつながる。

   この平野の東には、信濃最大の古墳「森将軍塚古墳」がある。

   初冬の里山を歩きながら、古代の人々へ思いを馳せた。

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2 コメント

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Unknown (むせいゆ)
2017-12-11 13:37:25
里山で樹氷って。。すごいです、うらやましいです。
ところで文中の「山の名前+権現」の意味、調べて納得。
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磐座(いわくら) (山恋)
2017-12-11 19:52:12
岩、石、山が祭神となっている信仰を磐座信仰と言うよう

です。 四阿屋山が祭神となって、大権現様になっている

と理解しています。
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