パソコンじゅく新逗子教室ブログ

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不如帰の碑

2005年02月17日 09時45分48秒 | いろいろ
 神奈川県逗子市民であれば、おそらく誰でも知っているであろうものがこれ>写真
逗子海岸の海中に建っている「不如帰(ほととぎす)」の碑だ。
徳富蘆花(とくとみろか)の出世作である同名の小説の舞台が逗子であることから、これを記念して昭和8年(1933年)に建立されたそうだ。「不如帰」の文字は蘆花の兄、蘇峯の筆による…とある。

干潮時にはすぐそばまで行けるという話もあるのだが(現在はどうなのかなぁ…)逗子の海岸線を車で通過中、初めてこの碑の存在に気づいたときは「海中にある」という意外性に少なからず驚いたものだ。

私はあいにくまだ「不如帰」を読んだことがないのだが、調べてみると、封建的な時代の犠牲となった、とある夫婦の悲恋物語…といった内容のようだ。
病弱な妻は死の間際に「二度と女なんかには生まれ変わるものか!」という意味のことを言い捨てながら往くという有名なシーンがあるらしい。これは青空文庫にもあるようなので、ぜひ暇を見つけて読んでみたい。
(昨日の生徒さんの話では「千年も万年も生きたいわ」という有名なセリフもあるとのこと)

さて実はこの写真は結構前に撮影したものだ。
去年だったか、または一昨年だったか…。
徹夜の仕事明け早朝の撮影だったと思う。
海岸線沿いの海と反対側の駐車スペースにちょっと車を停めて、道路を横切って海岸端から撮った。
このあたりの道路事情をご存知の方はおわかりだろうが、道路を横切るのは大変危険だ。
車がひっきりなしに猛スピードで走っているからだ。日中にこのポイントで不如帰の碑を撮影するのはかなり困難だろうと思う。
(良い子はマネをしないように!)

私は朝長女を学校まで送るとき海岸ルートを走るのだが、海寄りの進行方向右手にこの碑がちらっと見えるとき、朝日を浴びて碑の上に鳥が止まっているのをよく見かける。
それもかなりの確率で2羽の鳥が仲良く肩を並べている…ような気がするのだが、これは気のせいだろうか
…なんて、いつまでたってもロマンチストだな、ボクちん!
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